標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
やっと(!)MYCPU80の改良型基板製作に着手しました!!
[第825回]
●TK80回路を切り離して試作する
前回書きましたMYCPU80の左側のTK80回路に対してこの際付け加えたい機能とか改良とかをやったとしますと、結局のところその部分はND80Z3.5と同じものになってしまうのでは?
あ、CPUは8080互換ですからND8080相当ということになりますでしょうか。
そういうことになりますと、現在のMYCPU80の左側部分はほとんど全部作り直しということになってしまいます。
そういうものをあの巨大基板の全体を含めていきなり作ってしまうというのは、それはいくらなんでも無謀というものでありましょう。
MYCPU80の左側部分がほとんど作り直しになるということでしたら、いっそのことその作り直しになる部分だけを取り出して試作したのちに、最後に右側部分とつなぎ合わせて1枚の基板に仕上げるほうが手間がかかるようではありますけれど、結果としては近道になるのでは?
しかしそこだけを切り離して試作するのはよいとしても、切り離してしまったらCPUがありません。
最初はいろいろ考えました。
8080はちょっと大変だから、回路としては手直しが必要だけれども、Z80CPUだけの基板を作ってそれとつないでみたらどうか?とか。
うーん。
どうせ試作なんだから、外にZ80をつけるなんて面倒なことを考えるんじゃなくて、いっそのことそこにZ80を乗せてしまったらよいじゃありませんか。
最後に右側部分と合体する時点でZ80回路を外せばよいでしょう。
おお、それがいい。
それでいきましょう。
で。
とりあえず作りましたのが下の基板です。
後にMYCPU80の右側部分と合体することを意識して作りました。
随分細長くなっているのはそのように考えたからです。
写真の横方向はMYCPU80の縦方向の長さと同じ約32cmです。
写真の縦方向はMYCPU80から切り取ったサイズの10cmです。
左上部の40pinLSIがZ80です。
右上部はROM(27C256)とRAM(62256)とZB3DOS(CP/M互換DOS)用の増設RAM(62256)です。
右下にはスピーカー用ジャック、USBコネクタと232C用のDSUBコネクタ(9pin)があります。
その上にあるのはRAMバックアップ用のボタン電池です。
うまく考えて作ったつもりだったのですが、随分修正しなければならないところが出てきてしまって、みっともない追加配線が目立ちます。
こちらが裏側です。
ひょっとしたら必要になるかも、と思って念のために空いたところにジャノ目を置いたのですが、正解でした。
写真の日付を見ましたら8月20日になっていました。
本日は時間がありません。
説明の途中ですが、ここまでといたします。
TTLでCPUをつくろう![第825回]
2017.11.15upload
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