2018.2.17
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標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
やっと(!)MYCPU80の改良型基板製作に着手しました!!





[第843回]

●MYCPU80の強化対策

[第841回]でMYCPU80を新マイコン独立化セットに接続して動作させるための追加配線について書きました。
その追加配線は新マイコン独立化セットのVGAIFボードに対して行なうものですが、ひょっとしてそのように追加配線してもうまく動作してくれないことがあるかもしれません。
実は今回の新MYCPU80の組立作業を行なう過程でたまたまMEMWR信号の回路に問題があることに気が付きました。
それで今までのMYCPU80について確認してみたところ、やはり同じ問題があってMEMWR回路のH出力電圧が低いことがわかりました。
この出力は本当は1KΩ〜3KΩ程度の抵抗で+5Vにプルアップしておくべきでした。
特に誤動作しないようでしたら現状でもよいかもしれませんが、もし独立化セットなどを接続してうまく動作しないような場合には、MEMWR信号の出力電圧不足が原因かもしれません。
そのような場合にはR120とIC262のpin14との間に2KΩ程度の抵抗を追加してみてください(下の写真参照)。

ここでは2.2KΩを取り付けました。
抵抗値は目安ですので1〜3KΩ程度の適当な値でよいと思いますが、もし適当な値の抵抗をお持ちではないようでしたらメールでご連絡ください。
郵送させていただきます。

●[3]PC(プログラムカウンタ)回路

新MYCPU80の組立作業の続きです。
今回は[3]PC(プログラムカウンタ)の回路を組み立てました。

プログラムカウンタは写真の真ん中あたりに見えます。
ちょっと字が小さいですがPCH、PCLという文字が読めます。
今回の作業は大体は上の写真の範囲なのですが、基板の右のほうにも作業するところがあります。

右のほうの写真です。
上の写真と写っている範囲がかなり重なっていますが、情報は多いほどよい(?)。


基板の左上にも作業するところがあります。


組立が終ったら動作テストです。

まだ命令回路が何もありませんから、ひたすらプログラムカウンタをカウントアップしていくだけの動作です。
命令回路が実装されると、プログラムカウンタは命令の実行クロックに合わせてカウントアップされますが、今は命令回路がありませんから、命令の最長マシンクロックごとにカウントアップされます。
MYCPU80の1マシンクロックは0.5μSです。
MYCPU80の最長マシンクロックは32ですので16μSごとにプログラムカウンタがカウントアップされます。
プログラムカウンタは16ビットです(LEDが上位8個、下位8個あります)が、下位は速すぎて全点灯しているように見えます。
やっと上位3ビットぐらいの点滅が目視できます。
最上位ビットは約1秒で点滅します。

本日はもっと先まで作業したのですが、時間がなくて写真の整理ができていません。
作業の続きについては次回に書くことにします。

TTLでCPUをつくろう![第843回]

2018.2.17upload

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