2018.4.21
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標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
やっと(!)MYCPU80の改良型基板製作に着手しました!!





[第889回]


●5号機の組立作業中です

MYCPU80Bの5号機の組立作業中です。

[組立作業4]が終りました。
やっと1/3が終ったというあたりです。

このところMYCPU80Bの組立作業についてばかり書いています。
毎日MYCPU80Bの組立作業ばかりしているわけではありませんが、それでも最優先の作業であることには違いありません。
本当は完成品は時間がかかりますから、組立キットを優先すべきですが、今回はちょっと事情が違います。
なにしろこれだけ大きなサイズの組立キットですし、今回は初めてのモデルチェンジで初代が1枚基板だったところを2枚に分けました。
そのため回路も以前と異なるところも出てきましたし、説明書も変更しなくてはなりませんでした。
当然実際に組み立ててみて確認してみなければなりません。
最初に試作機を1台組んだのですが配線ミスがみつかったので、それを直してもう一度基板を作り直しました。
ある程度配線を変更しましたので、念のためもう一度実際に組み立ててみました。
それが2号機です。
実際に2号機を組み立ててみて、やはり配線ミスがみつかりました。
こうなるとちょっと心配になってきます。
それでたまたまほかにも完成品のご注文をいただきましたので、よい機会ですから、とにかく完成品を優先して組み立ててみることにしたのです。
そのようにして正解でした。
3号機を組み立てる過程で、2号機まででは気が付かなかった配線ミスがみつかりました。
また4号機の組立作業によっても説明書の不備がみつかりました。

そういうことのほかにも、こうして毎回組立作業の進行状況を見ていただくことで、MYCPU80B組立キットを実際にご購入いただいた場合、どのくらいの日数で完成させられるかの目安にしていただくことができると思います。
完成写真などを見るとそのボリュームに圧倒されてしまって、完成するまで1ヶ月もかかるのではないか、と不安に思われるかもしれません。
決して安くないキットですから、時間をかけてじっくり楽しみながら作っていただいたほうがよいのですけれど、実際の作業量としては見た目ほど大変なものではありません。
記事で見ていただければわかります通り、大体3〜4日で完成しています。
私の場合慣れているということもありますけれど、こればっかり1日中やっているということでもありません。
そういうあたりを目安にしていただくと、まあゆっくり楽しみながら作っていただいても10日〜2週間もかけていただければ完成するのでは、と思います。

ところで。
初代MYCPU80組立キットを発売開始しましたのは2009年秋でしたから、早いものでそれからあっという間に8年が過ぎてしまいました。
当初は「そのうちICが生産中止になってしまうかもしれませんから、そうならないうちにお買い求めください」と言っていたのですが、なんとかここまでは無事に来ることができました。
しかしこの先10年となるとどうでしょうか?
実際にDIPタイプのICの供給が少なくなってきて、フラットパッケージが増えてきています。
そのうちDIPはなくなってしまうのでは…。
フラット型ICの組立キットなんて…、無理です。
ちょいと心配なのは東芝様です。
なんだかかなり危ない雰囲気で、ほんと心配しています。
東芝様が74HCの生産を中止してしまう、なんてことは考えたくもないことなのですけれど…。

あー。
よそ様の心配よりも、そもそも私めの心配をすべきでありました。
私めの寿命が尽きてしまったら、とかあるいは、痴呆症を発症してしまったら(もう発症しているかも)、当然のことながら、当組立キットの販売は終了ということになってしまいますゆえ、もしご興味をお持ちでしたならば、お早目のご入手をお勧めいたします。

TTLでCPUをつくろう![第889回]

2018.4.21upload

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