パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
[第200回]
●ブラウジング問題とその対策
前回は、Windowsでネットワークを開いたときに、ネットワークに参加しているコンピュータが表示される仕組みについて説明をいたしました。
その仕組みはブラウジングといって、ネットワーク上の1台のコンピュータ(マスターブラウザ)がその情報を持っていて、他のコンピュータはマスターブラウザから情報を得て、それを表示します。
ネットワーク上で、最初に起動したコンピュータがとりあえずはマスターブラウザになりますが、より上位のOSのコンピュータが起動すると、その上位のOSのコンピュータがマスターブラウザになります。
私の場合、大抵はまずWindows98SEのコンピュータ(MAILSERVER)を起動し、次にWindows7のコンピュータ(W7−32−PC)を起動します。
すると最初はWindows98SE(MAILSERVER)がマスターブラウザになるのですが、続いてWindows7(W7−32−PC)が起動すると、W7−32−PCが代わってマスターブラウザになります。
しかし、ときとしてその交代がスムーズにはいかずに、どこかが食い違ってしまうことがあるようです。
特にWindows98SEが起動したすぐ直後に、間髪を入れずにWindows7が起動したようなときなどに、問題が発生するようです。
このとき、Windows7からはネットワーク上の他のコンピュータは見えるのですが、他のコンピュータからはマスターブラウザが不明になってしまうらしく、ネットワークコンピュータの表示ができなくなってしまいます。
ブラウジングの問題については、日本Sambaユーザーの会のサイトに詳しく紹介されています。
その説明によりますと、Windows98やWindows95がネットワーク上に存在すると、その仕様の制限が原因で、難解な現象になることがよくあるのだそうです(上記サイトからそのまま引用)。
うーん。
Windows98が原因だったのですねえ。
ま。私の場合、ネットワーク上にWindows98があっても、そのためにブラウジングに問題が発生するということはないように思います。
ただ先にWindows98SEを起動させて、つづいてWindows7を起動させると、そのタイミングによっては問題が発生することを経験により知りました。
で。
それがわかってからは、電源の投入順序を変更して、先にWindows7を起動させて、完全に立ち上がったのを確認してから、Windows98SEを起動させるようにしました。
そのようにしてからは、今のところ、問題は発生していません。
やれやれ。
これにて一件落着です。
パソコンをつくろう![第200回]
2011.9.5upload
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