2011.9.8
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第202回]


●端末

前回はシステムバックアップソフトmondo rescueをUBUNTU11.04にインストールしました。
mondo rescueはコマンドラインで実行します。
いまどきのソフトウェアはほとんどがWindows上で実行します。
UBUNTUでも事情は同じです。
ただソフトウェアによっては、昔のDOSプログラムのようにキーボードからコマンドやパラメータを入力して実行するものもあります。

リナックスもその昔はMSDOSと同じで全てコマンドで実行していたものなのですが、今はそれは熟練者のみのツールとなってしまったようです。
初心者にとっては余りさわりたくないものでしょうけれど、mondo rescueはそういうプログラムなので、覚悟を決めてさわるしか仕方がありません。

コマンドラインプログラムはUBUNTUでは、「端末」で実行します。
端末というのは、Windowsでいいますと、MSDOSプロンプトに相当します。

ランチャーのアプリケーションアイコンをクリックします。


「インストール済みアプリ」のなかに「端末」がみつかります。

「端末」をクリックします。

端末が開きました。

WindowsのMSDOSプロンプトと同じイメージです。
「端末」もよく使いますからランチャーに登録しておくとよいでしょう。
ランチャーの「端末のアイコン」を右クリックして「ランチャーに常に表示」をクリックします。


「端末」はマウスを使うのではなくて、キーボードからコマンドを入力することで、プログラムを実行します。
これもWindowsのMSDOSプロンプトと同じです。

●mondo rescueを実行する

sudo mondoarchive -Oi -g -s 4200m -d /etc
と入力して最後に[Enter]キーを押します。

コマンド、パラメータについては説明を省略します。
ここで説明しても、どうせUBUNTU11.04ではエラーになってしまうのですから。
[2011.9.9注記]次回で説明をしています。

あ。
sudoというのはrootになって実行する、という命令です。
rootというのはリナックスでは管理者として全ての権限をもつ名前です。
しかしUBUNTUではrootを名乗ることはできません。
そこで、仮にrootの振りをしてシステムに影響を与えるようなプログラムや命令を実行することができるようにしよう、というのがsudoです。
管理者権限で命令を実行するときに使います。
その後のmondoarchiveがmondo rescueプログラムの実行命令です。

そうしますとパスワードを求められます。

UBUNTU11.04をインストールしたときに設定したパスワードを入力します。
パスワードを入力しても●●●や***は表示されません。
慣れるまではちょっと気持ちが悪いのですが最後に[Enter]を押して、もしパスワードを正しく入力していれば、ちゃんと次のステップに進めます。
入力したパスワードが間違っていれば、再入力を要求されます。

mondo rescueが開始されましたが…。


しばらく順調に進んだところで、こけてしまいます。

/var/log/にログファイルmondoarchive.logがあるようです。

ランチャーの一番上のホームフォルダアイコンをクリックします。

「ファイルシステム」をクリックすると右側にフォルダの一覧が表示されます。
下のほうにvarがみつかります。
varフォルダを開きます。

varフォルダの中にlogフォルダがみつかります。

logフォルダを開きます。

mondoarchive.logがありました。


mondoarchive.logはかなり長いものですが、ずっと下のほうに、
FATAL ERROR
がみつかりました。
致命的エラーです。
こんなことが書いてあります。

-------FATAL ERROR---------
The de facto standard location for your boot loader's config file is /etc/grub.conf 
but I cannot find it there. What is wrong with your Linux distribution? 
Try 'ln -s /boot/grub/menu.lst /etc/grub.conf'...

今回は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にいたします。

パソコンをつくろう![第202回]
2011.9.8upload

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