パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
[第309回]
●パソコンのバックアップ(1)Win98SEが起動しない!
また間が空いてしまいました。
一週間ぶりの更新です。
その間ほとんどずっとMYCPU4TR組立キットの説明書の作成作業にかかっていました。
まだ終りませんがやっと峠は越えたように思います。
ちょっと一息つきましたので、久し振りにホームページの更新にかかります。
今回もパソコン関連です。
つい先日のことのように思えますがノートを確認してみましたらもう1ヶ月以上も前の出来事でした。
仕事で使っているパソコンのうちの1台が起動しなくなってしまいました。
もう忘れてしまうほど前から使っている自作パソコンです。
OSはWindows98SEです。
Windows98SEはなかなかに便利なのでいまだに手放す気にはなれません。
それでその日もいつものように電源を入れたところ起動ディスクが見つからないというメッセージで止まってしまいました。
実はしばらく前からときどきそういうことが起きるようになっていました。
そういうときは一度電源を落として数秒待ってから電源を再投入すると普通に起動していました。
なんとかしないとちょっとやばいぞと思っていたのですが電源を再投入すると普通に起動するので、何の対策もしないままでした。
やっぱり何とかしておくべきでありました。
いつものことなのでその日も一旦電源を切って数秒待ってから電源を再投入したのですが状態は変わりません。
数回同じことを繰り返していましたらなんだか表示されるメッセージが判読不能な記号の混じった不可解な文字列になってしまいました。
そこまできてやっと事態が深刻であることに気が付きました。
このパソコンが起動しないということになると…。
うわあ、えらいこっちゃああ…!
このWindows98SEマシンはユーザーに納入する組込用ボードの出荷前テストなどに使っています。
そのプログラムが消失してしまうと、ただちに業務に差し支えます。
ある程度は他のマシンにコピーしたりしてバックアップもしていたはずですがそれをどこまでやっていたかはしっかり確認してみないとわかりません。
これは本当にえらいことです。
ほかにもえらいことがありました。
このマシンにはもう随分昔に購入したエプソンのA3スキャナを接続しています。
いまどきは何でもUSBですが、このスキャナはSCSI(スカジー)接続なのです。
PCIスロットにSCSIインターフェースボードを挿してそれにケーブルで接続して使っています。
SCSIボードのドライバーディスクなどもうどこにしまいこんだのかさっぱり記憶がありません。
おお。
A3スキャナのコントロールソフトのインストールディスクも不明です。
年代物のスキャナですがずっとトラブルなしで動いていたものです。
購入したときは随分高かったはずですが、今でもA3スキャナともなれば相当値が張ることは間違いありませんでしょう。
こいつが使えなくなるのは正直いって痛いです。
しかし今更もう一度買うかというとそれはちょっと躊躇してしまいます。
うむむ。
こうなる前にバックアップしておくべきだった。
転ばぬ前の杖であります。
そういえば。
およそ1年半前にも同じような目にあっておりました。
いえ。
デジャヴなどではありません。
[第279回]に書いております。
あらためて読み返してみましたら、今回と同じようなことを書いております。
このときのマシンもWindows98SEですが今回のマシンとは別のマシンです。
それはともかくとして。
こんなに痛い思いをしたのに。
もう二度と痛い思いをしないために、直ちに全てのパソコンのバックアップを取っておくべきでしたのに。
そしてときどきはせめてそれらの差分コピーぐらいはしておくべきでしたのに。
まさにのど元過ぎると熱さ忘れるでありまして。
おお。
仏の顔も三度まで…?
うむむ。
してみると。
これで二度目だから?
まだ望みはあるかも。
神様、仏様、お願い。助けて。
おお、そうだ。
天は自ら助くるものを助く
Heaven helps those who help themselves.
祈る前にまず行動を。
まずは問題のマシンからハードディスクを外して別のマシンに増設するかたちで接続して中身を確認してみました。
有難い!
Windowsの起動はしなくなってしまいましたがデータファイルは見たところ普通に読み出せます。
まずは最悪の事態は避けられたようです。
そうなると欲がでてきます。
ひょっとすると昔のでもよいからシステム丸ごとのバックアップがどこかに残っていやしないか?
次回に続きます。
パソコンをつくろう![第309回]
2021.10.21upload
前へ
次へ
目次へ戻る
ホームページトップへ戻る