2021.10.25
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第311回]



●パソコンのバックアップ(3)MaxBlast 5でシステムを復元

前回は説明の途中で終ってしまいました。
今回はそこからの続きです。

MaxBLAST 5は通常はWindows上で実行します。
そのWindowsが起動しなくなってしまった状況下でシステムを復元しなければならないことは当然起こりえます。
というよりもバックアップからシステムを復元しなければならない状況というのは、まさにWindowsがまともに起動しなくなってしまった状態のときだといえましょう。
有難いことにMaxBLAST 5はCDROMから起動して(Windowsがなくても)バックアップを保存してあったハードディスクから別の空のハードディスクにシステムの復元を行なうことができます。
勿論このためのCDROMは事前に作成しておかなければなりません。
そういう使い方が一般的だろうと思います。
しかし私の場合滅多にそういう方法はとりません。
MaxBLAST 5をCDROMから起動すると、Windows上で実行するのに比べて時間がかかるようなのです。
両者をしっかり比較してみたわけではないのではっきりしたことは言えませんけれど。
CPUの速度が違えば当然実行速度も変わってきますから、単純な比較はできません。
そういうことでもありますからここは「ようなのです」と書いておきます。

今回のWin98prntrシステムの復元作業はそれ以外の理由もあってMaxBLAST 5をCDROMから起動する方法はとれませんでした。
前回書きましたようにWin98prntrのバックアップアーカイブは1TBのハードディスクにありました。
そのハードディスクはSATAです。
Windows7パソコンに接続して内容を確認しましたし、バックアップを作成したのも同じWindows7パソコンです。
Win98prntrパソコンからハードディスクを外してそれをWindows7パソコンに接続して、そこでバックアップアーカイブを作成したのです。
随分面倒な方法のように思われるかも知れませんが私としてはその方法が一番よい方法だと考えています。
そのことについてはまたのちほど書くことになるかと思います。
話を元に戻します。
バックアップアーカイブがあるのは1TBのハードディスクでそれはSATAです。
ところがWin98prntrパソコンのマザーボードは年代物なのでSATAなどついていません。
ATA(IDE)接続です。
SATAのハードディスクは接続できないので、Win98prntrだけではどうしようもないというのがCDROMからMax BLAST 5を起動してシステムを復元できない一番の理由です(仮にできたとしても、私の場合は上に書きましたようにその方法は使わないのですけれど)。

その一方でWindows7パソコンの方はといいますと(こちらは以後はWin7−1と呼ぶことにします)、最初に組み立てたWindows7マシンでローコストなマザーボードを使ったためもあって、マザーボード上にはSATAだけあってATA(IDE)はついていません。
幸いPCIスロットはありましたので、増設用のSATA+ATA(IDE)インターフェースボードをそこに挿して使っています。
そのインターフェースボードにはIDEコネクタが1個ありますからそこにIDEケーブルを接続してその先に空のATAハードディスクを接続して、Win98prntrシステムの復元を行ないました。

そのようにしてWin98prntrシステムの復元は無事にできたのですが、その先にもちょいと面倒なことがありました。
システムを復元したハードディスクには8年前までのデータファイルしかありません。
そこにWindowsが起動しなくなったハードディスクから直近のデータファイルをコピーする必要があります。
幸いWindowsが起動しなくなったハードディスクからデータファイルは読み出せることを確認済みです。
上で書きましたようにWin7−1のマザーボードにはIDEインターフェースボードを増設しています。
普通IDEケーブルにはIDE機器を2台接続できるように増設インターフェース側のほかに2個のIDEコネクタがついています。
そこでIDEケーブルの2個のIDEコネクタに新旧2台のハードディスクを接続してそこでデータファイルのコピーを行なえばよい、のですけれど。
残念ながらそれができません。
理由はわからないのですけれど、IDEケーブルにATAハードディスクを2台接続するとまともにアクセスできなかったり、肝心のWindows7が起動しなくなったりします。

結局、Win98prntrマシンに新旧2台のハードディスクを接続してWindows98SEを立ち上げてからそこでデータファイルのコピーを行なうしかない、ということになりました。
一口にデータファイルのコピーと言ってもそれはなかなかに大変な作業です。
なにしろ8年分のデータなのですから。
コピー元のハードディスクはつい先日まで使っていたハードディスクですが、もちろんそこには8年以前からあったデータファイルもあります。
8年前のシステムを復元した新しいハードディスクには、その後の8年間に作成されたデータファイルのみをコピーすることになります。
ファイルの作成日付を確認しながらコピーをします?
そんなことをしていたら、もう死んでしまいまする。

次回に続きます。

パソコンをつくろう![第311回]
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