パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
当記事は2010年9月から「TTLでCPUをつくろう!」というタイトルの もとにほとんど毎日連載をしてきたものを再編集したものです。 2011.6.17
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☆プロローグ
中日電工代表者である私(菱田)がWindows7に出会い、ながらく休止していたパソコン組立キットを再び企画するに至ったいきさつを書いています。
なぜメーカー品のパソコンではだめなのか。メーカー品のパソコンのどこが問題なのか。
どうして組立キットなのか。
既存のパソコン組立キットのどこが問題なのか。
そういう辺りがテーマになっています。

[第32回]

●Windows7が正規品ではない?(その4)

このところ何回か「このWindows7は正規品ではありません」というメーセージが表示されてしまったことについて書いております。
Windows7をインストールしてからほとんど毎日のように使っていて、およそ2ヶ月たってから突然にそのメッセージが現れて、そしてまた突然に消えてしまいました。
まるで月光仮面だあ。
これがすぐにおわかりになった方は、同世代でいらっしゃいます。
はやてのようにあらわれて、はやてのようにさっていく♪

突然に「正規品ではありません」というメッセージが表示されたWindows7(32ビット版)は、動作テストのつもりだったのに、うっかりして異なるマシンで2度認証してしまいました、ということを前回書きました。
同じハードディスクにWindows7の32ビット版と64ビット版をデュアルブートでインストールして同じ環境で使っているのに、64ビット版ではそのような表示が現れなくて、32ビット版のみに(クローンディスクで起動したときにも!)表示されたことからすると、あるいはその2重認証が問題だったのかも知れません。

しかし。
インターネットで「Windows7 正規品ではありません」で検索しますと、うわぁこんなに!と思うくらい、その表示が突然現れた、という報告や質問が出てきます。
その事例のほとんどが、普通に使っていて、ある日突然表示された、ということのようです。
そうだとしますと、私の場合はたまたま、へまをやって二重に認証してしまったのですけれど、それが原因というのではなくて、やっぱり多くの方々と同様、
「ある日突然に」
それは現れるのでありましょう。

ちなみにGoogleで「Windows7 正規品ではありません」と入力して検索しますと、なんと88200件もヒットいたします。



ところで「Windows7 正規品ではありません」の検索語を「vista 正規品ではありません」に書き換えて検索してみますと、なかなかに興味深い結果になります。



なんと329000件もヒットしてしまいます。
どうやらこの問題は今に始まったことじゃないらしいですねえ。

vistaについては、sonyのvaioやdellのパソコンでも出ていたようでありまして。


それではということで[文書番号]931573のマイクロソフトサポートのページ
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;931573
に行ってみますと、マイクロソフトもこの問題は認識しているようで、修正プログラムを配布しているようです。
むむ。
Vistaでわかっていたのなら、Windows7では修正済みではなかったのかいな。
まあ、Microsoft様も海賊版には手を焼いていてのことなのでしょうが、正規のユーザーにとってはなんとも面倒なことではあります。
CPUをつくろう!第673回(2010.11.28upload)を再編集

パソコンをつくろう![第32回]
2011.6.17upload
2011.6.18再編集

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