パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
当記事は2010年9月から「TTLでCPUをつくろう!」というタイトルの もとにほとんど毎日連載をしてきたものを再編集したものです。 |
2011.6.21 前へ 次へ 目次へ戻る ホームページトップへ戻る |
☆いつものごとく泥沼の展開に。(4)ふたたびメールについて 組立説明書とWindows7のセットアップ説明書も出来あがり、友人(初心者)2名による実際の組立作業も成功裏に終わったのでいよいよ販売を開始するつもりだったのですけれど…。 次々に想定外の事態が発生し、販売開始は当面延期せざるを得なくなってしまいました。 あせる心を押さえてひとつずつ問題を解決していくのでありますが…。 |
[第83回]
●Windows Liveメールのアドレス帳(2)
前回、WindowsXPのOutlook Expressのアドレス帳をエクスポートして、それをWindows7のWindows Liveメールのアドレス帳にインポートすると、名前が表示されなくなってしまう、ということについて書きました。
もとのOutlook Expressのアドレス帳で「姓」の欄が空白だと、Windows Liveメールのアドレス帳では、かなりたくさんの名前が落ちてしまってメールアドレスのみの表示になってしまいます。
Outlook Expressでは「姓」「名」の欄を表示するのではなくて、「表示名」を表示するのですが、Windows Liveメールでは、「表示名」という項目がありません。
どうやらOutlook Expressで、「姓」が空白の場合に、Windows Liveメールではメールアドレスのみの表示になってしまうようです。
しかし、場合によっては「姓」が空白であるにもかかわらず、ちゃんとWindows Liveメールでも名前が表示されることがあります。
Windows Liveメールのアドレス帳には「表示名」欄はないのですが、インポートするときにそれも取り込んでいて、ある場合には、それを利用しているのではないかと思われるふしもあります。
ま。いずれにせよ、ちょっと信用できんなあ、という気がしてしまいます。
そこで、Windows Liveメール以外にもう少しなんとかなりそうなメーラーはないものかとインターネットをあちこち捜しておりましたら、別のメーラーに関連してたまたま、アドレス帳のエクスポート、インポートにCSVファイルを使う方法があることがわかりました。
さっそく試してみることにいたしました。
●Outlook Expressのアドレス帳をCSVファイルでエクスポートする
作業に取りかかる前にUSBメモリを用意して、USBコネクタに差しておきます。
Outlook Expressのアドレス帳を開いて、「ファイル」→「エクスポート」→「ほかのアドレス帳」をクリックします。
「アドレス帳エクスポートツール」が開きます。
「テキストファイル(CSV)」を選択して「エクスポート」をクリックします。
「CSVのエクスポート」が開きます。
「エクスポート先のファイル名」のところの「参照」をクリックして、表示されるツリーからUSBメモリを選択します。
「名前をつけて保存」ウインドウが表示されて、「保存する場所」のところに、USBメモリ(TOSHIBA(G:))が表示されますから、下のファイル名のところに、適当なファイル名(xpadrs)を入力して、「保存」をクリックします。
「CSVのエクスポート」に戻ります。
エクスポート先のファイル名のところに、上で入力したUSBメモリ内のファイル名(G:¥xpadrs.csv)が表示されますから、「次へ」をクリックします。
エクスポートするフィールドが一覧表示されます。
ここでは、Windows Liveメールのアドレス帳に反映したい項目のみチェックします。
Windows Liveメールのアドレス帳に無い項目をチェックしても無意味ですが、「表示名」は必要です。
上でも書きましたように、Windows Liveメールのアドレス帳に「表示名」はないのですが、CSVファイル形式でインポートしたときは、「表示名」がちゃんと参照されるようになります。
そのほかの不要なものはチェックを外します。
「完了」をクリックすると、エクスポートが完了します。
●Windows Liveメールのアドレス帳にCSVファイルからインポートする
実は、Outlook ExpressでエクスポートしたCSVファイルをそのままWindows Liveメールのアドレス帳にインポートすると、モロに文字化けしてしまいます。
しかしお話の流れとしまして、まずはそのようにやってみます。
CSVファイルをセーブしたUSBメモリをWindows7パソコンに持ってきて、接続しておきます。
Windows Liveメールを起動します。
「アドレス帳」をクリックします。
あ。先にインポートした「ダメな」アドレス帳が残っていたら、全部選択して、「削除」をクリックして消しておきます。
「インポート」をクリックするとメニューが表示されますから、カンマ区切り(.CSV)をクリックします。
「CSVのインポート」が表示されますから、「参照」をクリックして、USBメモリを選択します。
USBメモリを選択して開くと、さきほどセーブしたCSVファイルが見えます。
CSVファイルを選択して、「開く」をクリックします。
もとの「CSVのインポート」ウィンドウになります。
「インポートするファイルの選択」のところに、USBメモリのCSVファイル名が表示されますから、「次へ」をクリックします。
すると。
●なんじゃこりゃあ
最初にこんな表示が出たときは、こりゃあだめだと思いました。
いや。
今はだめではありません。
ちゃんとクリアしましたけれど。
この時点では、どーしてよいかわかりませんから、とにかくこのまま「完了」をクリックしてみました。
すると、こんなメッセージが出ます。
今はもうわかっていますから、ああ、そういうことかと納得できますけれど。
当初は謎でありました。
「OK」をクリックすると、もとの表示に戻ります。
あとでわかったことですが、これはCSVファイルの項目名が文字化けして表示されていたのです。
Outlook Expressのアドレス帳からエクスポートした項目名は、名、姓、表示名、電子メール
アドレス でした。
全角文字は2バイトで1文字を示します。
そこがうまく変換できなくて、1バイトコードとして認識されていたのです。
表示されている記号2つを全角文字1つだとして当てはめてみてください。
ほら、ちょうどぴったり当てはまります。
最後の「電子メール アドレス」は、「ル」と「メ」の間に半角のスペースがあります。
ね。
ぴったりでしょう。
そこで、試しに一番上の表示の□をチェックすると、「割り当ての変更」が表示されます
表示窓の右端の▼をクリックすると、候補が表示されますから、その中から「名」を選びます。
「このフィールドをインポートする」をチェックして「OK」をクリックします。
すでにチェックが入っていればそのまま「OK」をクリックします。
残りの項目も同じ要領で、割り当ての変更を行ないます。
間違えた場合には、もう一度変更したい項目を選択して「割り当ての変更」をクリックします。
最後に「完了」をクリックします。
アドレス帳がインポートされました。
全角文字が文字化けしていますけれど、どうやら名前の表示はできているようです。
半角文字の名前は正しく表示されました。
でも、これじゃあ、ねえ。
使えませんでしょう。
ということで、次回はまともなアドレス帳のインポートについて説明いたします。
CPUをつくろう!第739回(2011.3.1upload)を再編集
パソコンをつくろう![第83回]
2011.6.21upload
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