パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
当記事は2010年9月から「TTLでCPUをつくろう!」というタイトルの もとにほとんど毎日連載をしてきたものを再編集したものです。 |
2011.6.21 前へ 次へ 目次へ戻る ホームページトップへ戻る |
☆いつものごとく泥沼の展開に。(5)ブラウザについて 組立説明書とWindows7のセットアップ説明書も出来あがり、友人(初心者)2名による実際の組立作業も成功裏に終わったのでいよいよ販売を開始するつもりだったのですけれど…。 次々に想定外の事態が発生し、販売開始は当面延期せざるを得なくなってしまいました。 あせる心を押さえてひとつずつ問題を解決していくのでありますが…。 |
[第93回]
●Firefox
Firefoxは非営利団体Mozillaによって開発維持されているブラウザです。
前回まで数回に亘ってご紹介いたしましたメーラー(メールクライアント)のThunderbirdもMozillaの製品です。
FirefoxもThunderbirdと同様、フリー(無料)で誰でも自由に使用することができます。
日本語版FirefoxはMozilla Japanのサイト(http://mozilla.jp/firefox/)からダウンロードすることができます(下の画面)。
[第86回]にも書きましたように、中日電工の、Windows7パソコン組立キットをご購入いただく予定の皆様につきましては、Mozillaのサイトからダウンロードしていただく代わりに、
ThunderbirdとFirefoxをCDROMに落として、それを同梱する予定ですので、そちらをご利用いただければ、と思います。
これからFirefoxについて説明をするつもりなのですが、お話の順序として、まずはOperaについて少しお話をいたします。
●Opera
これも以前に少し書いたことですが、私はここ数年は、ブラウザとしてOperaを使っております。
Operaも無料で使えるフリーのブラウザです。
なぜInternet Explorerを使わないのかといいますと、とにかく使いにくかったからです。
Internet Explorer6まではとにかく使いにくいなあというところがあって、あれこれほかのブラウザを試した結果落ち着いたのがOperaでした。
Operaは使い易いブラウザだと思います。
タブの扱いも、ヘルプを参照することなく、ごく自然に使えます。
特に気に入っておりますのが、Speed Dialという機能です。
これはなかなかに便利な機能で、ここにいつもよく開くサイトを登録しておくと、ワンクリックでそのサイトを開くことができます。
Internet Explorer8のクイックタブもよく似ているようですが、機能はちょっと違います。
Internet Explorerの画面です。
Internet Explorer8のクイックタブはタブの左端にあります。
クイックタブをクリックすると、現在開いているタブが小さい画面(サムネイル)で一覧表示されます。
OperaのSpeed Dialと見たところは、よく似ていますが、Internet Explorer8のクイックタブは「今開いているタブの一覧表示」であるのに対し、OperaのSpeed Dialは「あらかじめ気に入ったサイトを登録しておいたものの一覧表示」ですから、機能は全然違います。
Internet Explorer8はタブの扱いについてはうんと使いやすくなりましたから、あえて他のブラウザを使う必要はない、とお考えの方も多いかと思います。
まあ、そうかもしれませんが、細かい話なのですが、たとえばInternet Explorer8を終了して、次にまた開いたとき、前回終了したときのタブを同じように開きたい、というような場合に、使い勝手が違ってきます。
Operaでは「ツール」→「設定」で、次回起動したときにタブの状態を復元するか、クリアするかなどを好みに合わせて設定しておくことができます。
私などはサイトを見ている状態を翌日に持ち越すことが多いので、このOperaの設定は非常に好都合です。
Internet Explorer8では、起動時には全てのタブは閉じられてしまっています。
「ツール」→「最終閲覧セッションを再度開く」をクリックすることで、前回のタブの状態を再現することができるのですけれど、Internet Explorerを開くたびにその操作をさせられるということになりますと、徐々にいらいらが蓄積されていきます。
どうしてこんなことぐらいユーザーに設定させてくれないの?とついぼやきたくなります。
どうもMicrosoftは思考(または嗜好)の多様性を考慮せず、かくあるべしを押しつけるきらいがあるように思われて、そこのところがつい敬遠したくなる理由かと思われます。
そのように使い易いOperaなのですけれど、残念ながらOperaに対応していないサイトなどがあって、そういうサイトを閲覧する場合にはあらためてInternet Explorerを起動して、そのサイトを開かなければなりません。
たとえば、銀行のインターネットバンキングサービスをOperaから利用しようとすると、「お使いのブラウザは使用できません」などと表示されてしまうサイトがあります。
またたとえば高速道路の案内サイト、ドラぷら(http://www.driveplaza.com)をOperaで開くと、地図が表示されません。
お客様のブラウザからは「地図から検索」をご利用できません。
と表示されてしまいます。
Operaはなかなかにいいブラウザなのですけれど、積極的に皆様にお薦めできないのは、そのあたりがちょいと弱いからでもあります。
また日本語の文字コードの扱いにもちょっと弱いところがあるようです。
それでは、そのあたりのところがFirefoxはどうなのか、というところを次に説明することになるのですが、今回は時間がなくなってしまいましたので、次回に説明をすることにいたします。
CPUをつくろう!第749回(2011.3.14upload)を再編集
パソコンをつくろう![第93回]
2011.6.21upload
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