PICBASICコンパイラ
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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第153回]
●出来てきた早々作り直しになりそうです
PICBASICコンパイラのプリント基板が出来てきたことを前回書いたばかりですが、試作したばかりなのにもう作り直しになりそうです。
その理由については[第151回]で少し書きました。
PICBASICコンパイラはとりあえずのハードウェアとしてはまずはなんとか基本構成は出来ました。
しかしソフトウェアはまだ作成途上にあります。
やっと8ビットの必要最低限の機能を組み上げたばかりです。
これからできればSDカードIFの機能も組み込みたいと思っていますし、ソフトウェアとしてもせめて16ビットの整数型演算機能ぐらいは出来るようにしたいと考えています。
ですがそんなことをしておりますとシステムを供給できるのがどんどん遅くなってしまいます。
ハードウェアは機能追加するとしたら新しい基板を作って提供するしかありません。
そこのところを柔軟に対応できてこそのソフトウェアです。
Z80などのマイコンボードではソフトウェアはROMに書いていたためにソフトウェアを変更するためにはROMを交換するしかありません。
実質的にはハードウェアと変わりません。
しかしPICにはオンボードでプログラムを書き込むことができる機能があります。
ICSP(In−Circuit Serial Programming)機能です。
PICBASICコンパイラではターゲットボード上のPICにユーザープログラムを書き込んで使います。
それはユーザープログラムを書き込む機能にとどまります。
PICにシステムプログラムそのものを書き込むことはできません。
そうするためにはハードウェアにPIC WRITER(ICSP)用の配線を追加する必要があります。
USBと接続するためのPICBS01ボードは実際上はUSB通信とターゲットボードとの通信をしているだけですからその部分のプログラムの変更はまずは考えなくてもよいと思います。
PICBASICコンパイラの主役はターゲットボードです。
ここにたとえば16ビットの整数型演算の機能などを組み込もうとするとそのためのサブルーチンなどをターゲットボードに追加しなければならないだろうと思います。
そこまでではなくても供給を開始してからしばらくの間はバグ修正などが必要になると思います。
その場合にはターゲットボードに組み込んであるシステムプログラムそのものを書き換える必要があります。
そのためには現行の機能であるユーザープログラムを書き込む機能を超えて完全なPIC WRITER(ICSP)の機能が必要になってきます。
やっとできてきたプリント基板にはそのための回路は組み込まれてはいません。
そのことは以前から意識してはいたのですが、それについてはもっと先のことと考えていました。
本当は今回のプリント基板を作るときにそこまで考えて配線をすべきだったと思いますが時間的な余裕がありませんでした。
今回は出来てきたプリント基板に手配線で追加配線をしてその関係のテストをしてみるつもりです。
下は今回出来てきたプリント基板のPICBS01とPICBS03を接続したときの回路図です。
上側がPICBS01で下側がPICBS03です。
そしてこちらがその回路にPIC WRITER(ICSP)用の配線を追加した回路図です。
赤い線が追加回路です。
PICBASICコンパイラ[第153回]
2024.10.13 upload
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