PICBASICコンパイラ
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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第184回]
●PIC18F45K20(4)+3Vに対応
[第181回]ではPIC18F45K20にプログラムを書き込むのにVdd=+5Vのままでやってしまいました。
幸い壊れたりせずに無事に動いてくれたのですが、やっぱりそんなことを何回もやるべきではありませんでしょう。
現行のVdd=+5VをVdd=+3Vにも対応するようにすることはそれほど面倒なことではありません。
PIC18F45K20の最大定格はVdd=+4.5Vですから+5Vを1Vほども落とせばよいはずです。
そういうときにはダイオードの出番です。
シリコンダイオードは順方向電圧が低下してしまうのが欠点なのですがこういうときには有り難い利点となります。
下はシリコンダイオードを使ってVdd電圧を−1Vほど低下させるように変更を加えた回路図です。
変更前の回路図は[第156回]にあります。
テストソケットのVdd端子に入れているVddラインをカットしてそこに1N4148を2本直列に入れました。
通常のVdd=+5Vも入力できるようにその場合にはショートピンでダイオードをショートするようにしてあります。
シリコンダイオードの順方向電圧降下は0.6V〜0.8Vですからこの回路ではPICのVddは+3.8V〜+3.4Vほどの電圧になるはずです。
下はそのように変更したPIC WRITER基板の写真です。
ダイオードの上方に見える黒いのがショートピン端子です。
PICを実装しないときの電圧を測りました。
無負荷のときの電圧です。
PIC18F45K20を実装した状態で測りました。
計算通りの電圧です。
これで安心してVdd=+3VのPICにも書き込むことができます。
前回作成したプログラムをPIC18F45K20に書き込んで[第182回]と同じ動作テストを行ないました。
下はそのときの出力波形です。
クロックがPLLによって4倍速になった結果出力が約250msecごとにカウントアップされるようになりました。
PICBASICコンパイラ[第184回]
2024.12.19 upload
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