2025.1.19
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第200回]



●PIC16F627

3日振りの更新です。
基本毎日更新のつもりなのですがやらなければならないことの余りに多く十分な成果が得られぬままあっという間に一日が経ってしまいます。
このところ取り組んでおりますPIC16F用PIC WRITERで理解できない問題にぶつかったりするととてもHPの更新どころではなくなってしまいます。
PIC16FはPIC18Fに比べれば書き込みプログラムも簡単だろうとちょいと甘く見ていたのですがどうしてどうしてなかなかにクセツヨでしっかり苦戦させられてしまいます。
それでもやっとなんとかとりあえず第一弾としてPIC16F1827は攻略できました。

せっかくPIC16Fに手を染めたのですからしばらくはPIC16Fを手がけようということで。
さてそうすると次はどこから攻めようか。
そういうことになりますとやっぱりPIC16F628ということになりますでしょう。
PIC16F628はPIC16F1827とは端子数も端子配列も同じで機能的にも似通っています。
もともと以前はPIC16F628が使い易くてずっと使っていたのですが何年前だったかPIC16F628が入手困難になったときがあって、たまたまそれ以前に必要があって多めに在庫をしていたPIC16F1827を代わりに使ってみたことがきっかけでそれ以後はPIC16F1827を使うことが多くなりました。
それでも普通に使う分にはやっぱりPIC16F628のほうがPIC16F1827より扱い易いことは事実です。
しかしPIC WRITERのターゲットとして見ると話は違ってきます。
さしあたって真っ先に問題になるのがVddとVppの投入順序です。
そのことについては[第189回]に書きました。
そういう理由でPIC16F628ではなくて先にPIC16F1827を選んだのですがそれがなんとか出来た今はもう逃げるわけにはいきません。
覚悟を決めてPIC16F628にとりかかることにしました。
が。
手元の在庫を確認してみたところPIC16F628もPIC16F628Aも一個も残っていません。
全部使ってしまったようです。
PIC16F627が一個残っていただけでした。
PIC16F627/628とPIC16F627A/628Aとは書き込みプログラムの仕様が少し異なっています。
なかなかに面倒なことです。
秋月で確認したところPIC16F627は廃品種のようです。
それならやっぱりPIC16F628AにすべきなのですがそうするとPIC16F628Aを取寄せなければなりません。
それも面倒なことです。
仕方がありませんからとりあえずは手持ちのPIC16F627でやってみることにしました。
電源の投入順序についてはPIC16F627でも628でも627Aでも628Aでも同じです。
Vppを先にONにしてから後でVddをONにするためにはVddラインもON/OFFしなければなりません。
今まで普通にVddに+5Vをつないでいたところに2SA1015を入れて制御するように回路を変更しました。
下がそのように変更したPIC WRITER回路です。

先にPIC16F1827用に変更したところも回路図に描き加えました。
図の上のほうで1pin(Vdd)の回路にトランジスタ2SC1015を追加しています。
PIC WRITER制御用のPIC18F13K50のRB7で制御します。
RB7=1のときにVdd=0V(51KΩでGNDに接続しているので)。
RB7=0のときにVdd=5Vになります。
PIC16F627(18pin)はPIC16F1827と同様に28pinのテストソケットを使います。
PIC18F14K50(20pin)も28pinテストソケットを使いますから上側の28pinテストソケットのほうが下側の40pinテストソケットよりも図が大きくなってしまいました。

下は回路を変更したPIC WRITER試作基板です。

ちょっと見難いですが上方のジャノ目のところに抵抗とトランジスタを追加しています。
40pinと28pinのテストソケットの位置関係は回路図とは逆になっています。

こちらは基板裏側の写真です。

昔はいきなり試作基板を作るなんて勿体無いことはできませんでしたから試作回路は手配線でやっていたものです。
するとそこに修正やら変更が加わったりするとただでさえ配線が錯綜しているところに拍車がかかって訳の分からない基板になってしまいます。
それに比べれば今は随分と楽になりました。
こんな風に追加配線が多くなっても回路図と見比べることでそれなりに変更箇所はわかります。

追加したトランジスタです(右のジャノ目のところ)。

これでハードウェアの準備は整いました。
次はいよいよソフトウェアです。
次回に続きます。

PICBASICコンパイラ[第200回]
2025.1.19 upload

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