2023.8.3
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第60回]



●PIC WRITERを作る?

あれ?PIC WRITERは不要だったのでは?([第2回]
それはその通りです。
PICBASICコンパイラを使ううえでPIC WRITERは不要です。
そのことはPICBASICコンパイラのひょっとすると最大の特徴、利点ということになるかと思います。
確かに。
PICBASICコンパイラシステムを使ううえではPIC WRITERは全く不要です。
それは間違いありません。
PICBASICコンパイラシステムではあらかじめそれに使うPICにシステムプログラムを書きこんであるのでPIC WRITERが不要なのです。
でもPICにそのシステムプログラムを書き込むためにはやっぱりPIC WRITERが必要です。
いえ。
それを使うユーザーではありません。
それを作る私にはどうしてもPIC WRITERが必要なのです。

私はPICにプログラムを書き込むために秋月電子のAKI PICプログラマを使っています。
このPICプログラマは随分昔に購入したものです。
過去記事を確認してみましたらどうやら2009年の秋ごろに購入したもののようです(PICでUSBを「第4回」)。
もうかなりの年代物になってしまいましたが現在でも現役でしっかり役に立ってくれています。
しかしさすがに近年は「ぼちぼち後継機種が必要かなあ」と時々思うようになってきました。
なにしろ古いPICプログラマなので近年の新しいPICには対応していません。
新しく発売されたPICにプログラムを書き込むためには新しいPICプログラマが必要です。
私が今も使っているAKIプログラマはさすがにサポートも終ってしまっているので新しいPICに書き込むことはできません。
秋月電子のサイトを見ますと結構新しいPICが沢山出ているようなのでいつかはそういうPICに対応しているPICプログラマ(PIC WRITER)を購入していろいろな新しいPICもさわってみたいと思っておりました。
あれこれやってみたいことは山ほどありますから、そのように思っているだけで情け容赦なく歳月は過ぎていきます。

ところが。
このところのPICBASICコンパイラの製作記事です。
たとえば40pinのPICはもっぱらPIC18F4550を使って記事を書いております。
PIC18F4550はやはり随分昔から40pinのPICとして使っているものでUSB内蔵ということもあって必要なときには思い出したように使ったりしております。
PIC18F4550は秋月の現在価格(2023年8月)で税込1100円です。
同じくUSB内蔵28pinのPIC18F2550は1000円です。
機能から考えたらそのくらいの価格は妥当(むしろ安価)と考えて納得していたのでありますが。
上に書きましたようにこのところずっとPICがテーマの記事を書いております関係でPIC18F4550やPIC18F2550と互換性がありそうなPICにも目が行くようになりました。
そうしましたら。
な、なんと。
PIC18F4550やPIC18F2550と同等かあるいはそれよりも高機能と思われるものが、逆に安く売られているではありませんか。
うむむむ。
気が付かなかった。
これはぜひとも購入して試してみなければ。

しかし。
念のために確認してみたところ。
当然のことながらそれらの新しいPICは私がずっと以前から使っているPICプログラマでは書き込みはできません。
ときどきこのPICプログラマを使いながら「ひょっとしてこれが壊れて使えなくなってしまったときのためにもう一台新しいPICプログラマを購入しておくべきだなあ」なんて考えていたのですがそのように思いつつ歳月は過ぎていってしまったのでありました。
やっと新しいPICを使ってみるために新しいPICプログラマを購入する気になって秋月電子のサイトに行ってみましたら。
どうやらAKI−PICプログラマVer.4が最終バージョンらしく、それもどうやら近年のPICには対応していないらしい感じです。
結局秋月電子としてはAKI−PICプログラマはVer.4で終了してしまうらしい様子です。
Q&Aを読みますとMICROCHIP社のPICKIT3とかPICKIT3.5を使えとのご託宣です。
そのQ&Aも古いようで今やPICKIT3もPICKIT3.5も旧機種で製造中止のようです。
インターネットではまだ売られているようですがどうも某国製のコピー機らしく信頼できないもののよう。
現行機種はPICKIT4なのだそうでありますが。
た、高い!
なんと秋月で税込15800円(23年8月)。
何でも1〜2年前はもっと安かったそうです。
それがおそらくこのところの円安と半導体不足のせいでしょうか。
大変な値上がりです。

ま、しかし。
業務で使うものですから。
そりゃあ高くたって必要経費です。
必要なら買うしかありません。
ところが、ところが。
念のために確認してみますと。
どうもWindows10以降のOSに対応ということのようです。

私は現在所有しているAKI−PICプログラマをもっぱらWindows98SEで使っています。
えーっと驚かれるかもしれませんが、これが一番使い易いのですよ。
PICによってはWindows98版の書き込みソフトに対応していないものがあって仕方なくそのときだけWindows7を使います。
ま。
Windows7でもそれなりに使えます。
Windows10も持ってはおりますです。
もうずっとほこりをかぶっています。
(あんなもの。使い物にならん)

最近目にしたインターネットの記事です(すみません。時間が無いので孫引きです。しかし私の経験から十分首肯できます)。
あるエンジニアが「ほんとうにWindows11は速いのか?」との疑問をいだきテストをしたのだそうです。
使ったマシンはWindows11マシンがIntel Corei5(2.5GHzクアッドコア)&8GBメモリマシンでそれとWindows2000マシン(600MHzプロセッサ、128MBメモリ、詳細不明)との動作を比較したのだとか。
同じアプリケーション(NotepadとかPaintとかInternet ExplorerとかCommand Promptとか)の起動テストをして比較したところWindows2000のほうがはるかに速く快適に起動したとのこと。

今更そんなこと。
きまっているじゃありませんか。
Windows98SEはもっと速いのさ(CPUクロックもメモリもずっと遅くて古いのに!)。
ずっと以前からそれを体感しておりますので私はいまだにWindows98SEを使っているのですよ。
あ。
さすがにインターネットのアクセスなどはちょいと、です。
それでインターネット関係の作業にはWindows7を使います。
Windows10などとても使えませぬ。

あー。
脱線してしまいました。
本題に戻りまして。
ということは。
あかん。
PICKIT4は使えんではないか。

どうする?

脱線して余計なことを書いておりましたら時間がなくなってしまいました。
今ちょっと大変な作業に首をつっこんでおりまして、時間が足りません。
続きは次回にいたします。

PICBASICコンパイラ[第60回]
2023.8.3upload

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