2023.10.4
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第84回]



●SDカードIF(4)まずはND80Z3.5に接続する

下は前回もお見せした現行のZ80/8080のマイコン独立化システムの概念図です。
今回の説明のために再掲します。

そして下はPICBASICコンパイラに接続したいと考えている新しいSDカードIFボードです。
こちらも前回お見せしました。

やりたいことはそういうことなのですが、いきなりここに行くのはちょっとハードルが高い感じです。
というよりせっかくND80Z3.5という便利なツールがあるのですからまずはそれを使うべきでありましょう。
もともとSDカードIFボードのためのDOSプログラムはND80Z3.5のシステムROMに組み込んでありますから、まずはND80Z3.5に接続できる形でSDカードIFボードを作ってND80ZZ3.5に接続して試すのが順序です。

ちょっと待って。
もともと独立化システムではSDカードIFボードはND80Z3.5に接続するようにできていたんじゃないの?

そこが違うのですよ。
ちょいとややこしい話でうっかりすると私自身が混乱して何をやっているのかわからなくなってしまいそうです。
そこで私自身のための製作ノートを兼ねるためにそこのところを整理して説明することにします。
何回も書いておりますように現行の独立化システムでのND80Z3.5とSDカードIFボードとの接続は上の方で示した概念図の通りです。
そして今回企画した新しいSDカードIFボードとND80Z3.5との接続は下図のように考えています。

図の右側のSDカードIFボードは上でPICBASICコンパイラボードに接続を考えているものと同じです。
そしてそれは現行の独立化システム用のSDカードIFボードとはハード回路の仕様が異なります。
JISキーボードのIFが無いこともそうですが根本的に異なっているところがあります。
今回のND80Z3.5と新SDカードIFボードとの接続と上の方の概念図での接続との根本的な違いはND80Z3.5との接続方式です。
現行SDカードIFボードのPICとND80Z3.5との間は8ビットパラレルI/Oバスに接続しています。
つまり現行SDカードIFボードはND80Z3.5の外部(増設)I/Oボードになっています。
これはVGA/CRTIFボードが性格上そのような接続にするのが望ましいこと、さらにVGA/CRTIFボードのVRAM(ビデオRAM)がCPUから見てRAMの一部になる仕組みが関係しているからでもあります。
その結果現行SDカードIFボードはND80Z3.5の増設機能のひとつであってそれはもっと言えばND80Z3.5に従属する機能ということになります。
現行SDカードIFボードには汎用性は考慮されていませんからそれをPICBASICコンパイラボードに接続するのは困難です。
そこのところを簡単に接続できるように新SDカードIFボードはプリンタなどのようにほぼ独立した外部機器回路として機能するように考えました。
増設I/Oではなくて独立した外部I/Oですから直接ND80Z3.5のI/Oバスに接続することはできません。
どうするかというと上図のようにI/Oポート82C55を介して接続します。
この仕組みならばND80Z3.5を外してそこにPICBASICコンパイラボードを接続することも容易にできることになります。
勿論PICBASICコンパイラボードには新SDカードIFボードにアクセスするためのソフトウェアが必要になります。

どうもうまく説明ができません。
なんとも消化不良の感があります。
次回は回路図を使って説明をしてみます。

PICBASICコンパイラ[第84回]
2023.10.4upload

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