PIC−USBIO using BASIC
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USBインターフェースを内蔵したPICを使ってWindowsパソコンで外部回路を制御するための各種I/O基板の製作記事です。
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[第196回]
●PICUSBIO−08(2)動作テスト
やっと説明書の作成作業が終って今はご注文品の出荷に向けて最後の準備に追われています。
そんななかでPICUSBIO−08の動作テストを行なうことになりました。
PICUSBIO−08は[第183回]で紹介しました。
時間に追われている中で書きましたのでそこでは完成品の写真と回路図などを紹介しただけで実際に動作させているところなどは紹介できませんでした。
時間に追われているのは今も変わりがないのですが出荷に際して動作テストは行なわないわけにはいきません。
もちろんPICUSBIO−08を作る過程で基本的なテストはやってきているのですが、それと出荷前の動作テストとはちょっと違うところがあります。
そこであらためて簡単な動作テストプログラムを作成することにしました。
動作確認の一番簡単なテストはI/Oポートから値を出力してそれを確認することです。
ND80Z3.5などの動作テストでも同じことをやっています。
PICUSBIOでもどこかでやっていたはず、と思って過去回を確認してみましたら[第36回]あたりでやっていました。
このときは動作テストというよりもサンプルプログラムのひとつとして紹介しています。
82C55のI/Oポートのビット出力を変化させながらキー入力を行なって出力を停止させる「電子ルーレット」のプログラムです。
キー入力をなくしてI/Oポートの出力をもう少しゆっくりにすれば動作テストのプログラムになります。
今回のテーマはPICUSBIO−08の動作テストなのですが、説明の流れとして先にPICUSBIO−01のテストプログラムについて説明をしておきたいと思います。
PICUSBIO−01はボード上に82C55を実装しています。
82C55の入出力コネクタの端子配列はND80Z3.5などのI/Oコネクタに合わせてあります。
I/Oコネクタの端子配列は[第35回]で紹介しています。
参考までに下に再掲します。
このコネクタに各ポートのビットの並びに合わせてLEDを配置したボードを接続します。
I/Oポートのビット0からビット7に対応するLEDを順に点灯させてそれを目視することで簡単な動作テストが行なえます。
下はテスト中の写真です。
LEDは上からAポート、Bポート、Cポートの順に配置してあります。
各ポートのビット0が右端でビット7が左端です。
LEDはビット出力が0のときに点灯し1のときに消灯します。
こちらがテストプログラムです。
30行でビット0のみを1にした値を用意します。
50行〜70行でその値を82C55のAポート、Bポート、Cポートから出力します。
80行でもとの値を2倍します。
8ビットの値を2倍にする計算は左シフトと同じ結果になります。
LEDの消灯しているビットが右から左に1ビットシフトします。
90行と100行は表示が目に見える速さにするためのダミーループです。
これで約0.5秒のループになります。
40行〜110行のFOR NEXTループで1のビットがビット0からビット7に順に左シフトします。
120行で30行に戻って繰り返します。
プログラムはエンドレスの無限ループですが[Ctrl][B]を入力することで途中でブレークさせられます。
こういう動作が簡単なプログラムで行なえるというのがBASICのありがたいところです。
以上PICUSBIO−01の動作テストについて簡単に説明をしました。
同じことをPICUSBIO−08について行ないたいのですが、残念ながらPICUSBIO−08では同じプログラムを使うことはできません。
もうすこし複雑なプログラムになります。
本日は時間がありません。
説明の途中ですがこの続きは次回にすることにいたします。
PIC−USBIO using BASIC[第196回]
2023.3.15upload
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