マイコン独立大作戦
ROM/RAM/RTCボードの製作
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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
独立大作戦の作戦その1はCRTインターフェースボードの製作です。
作戦その2はキーボードインターフェースです。
作戦その3は、SDカードインターフェースです。
作戦その4は、ROM/RAM/RTCボードです。
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[第2回]
●独立型ND80Z3.5に接続しました
前回はROM/RAM/RTCボードをND80Z3.5に接続して動作中の写真をお見せしましたが、とりあえずUSB接続型システムでの動作テストでした。
実際に使いたいのはもちろん独立型システムです。
そこで今回は独立型で動作テストを行ないました。
本当は回路とかプログラムについて説明に入る予定だったのですが、本日は時間がなくなってしまいましたので、少し予定変更です。
独立型ND80Z3.5システムに接続してZB3DOS(CP/M互換DOS)の動作テストです。
前回はシステムROMもROM/RAM/RTCボード用を作成して実装しましたが、独立型でのシステムROMは時間がなくて用意できていませんので、RAMのみ実装してのテストです。
ND80Z3.5上の増設RAMは外して、代わりにROM/RAM/RTCボード上のRAMを使ってZB3DOS(CP/M互換DOS)を動作させています。
VGA/CRTインターフェースボードもROM/RAM/RTCボードも26pinと10pinのフラットケーブルを使ってND80Z3.5と接続します。
両方の基板を接続するために、ROM/RAM/RTCボードには26pinと16pinのコネクタを2組用意しています。
写真では少し見にくいですが、その2組のコネクタを使ってND80Z3.5とVGA/CRTインターフェースボードとROM/RAM/RTCボードとを接続しています。
RTCのテストプログラムをロードしました。
本日は時間がありませんので、RTCテストプログラムについては後日説明をいたします。
RTC(DS1307)のプログラムはマシン語サブルーチンを使います。
BASICプログラムは初期データのセットと、日時データの表示部分のみです。
A%〜D%に日時データが入ります。
DS1307に送るデータはBCDです(いずれ詳しく説明します)。
設定値は
D% 下位8ビットが西暦年の下2桁(上位8ビットは制御用)
C% 月日
B% 上位8ビットは曜日(01〜07)、下位8ビットは時
A% 上位8ビットは分、下位8ビットは秒
17年6月25日9時12分34秒を初期値として設定しました。
アドレス8004のマシン語プログラムがデータ書き込みサブルーチンです。
アドレス8007はデータ読み出しサブルーチンです。
上の設定をしたあとはROM/RAM/RTCボードだけにして、ボタン電池だけでバックアップしていたのですが、本日になって読み出してみて、時計機能が正しく動作していることが確認できました。
読み出した結果は
17年6月26日(2=月曜)
21時31分50秒
です。
これは正しい時刻を表示しています。
ROM/RAM/RTCボードの製作[第2回]
2017.6.26upload
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