[新連載]復活!TINY BASIC
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すべてはここからはじまりました。
中日電工も。
40年前を振り返りつつ新連載です。
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[第3回]
●TINY BASICの文法(1)
TINY BASICはとても簡単なBASICですから一般的なBASICを使ったことのある方ならば簡単に使いこなすことができます。
特別難しいことはなにもありません。
しかし逆にいうならば普通のBASICならできることでもTINY BASICではできないことの方が多いです。
ですのでまずはTINY BASICの文法についてまとめておくことにします。
これもやっぱりRoger Rauskolb氏が書かれた説明文を引用して簡単に翻訳したほうがよさそうです。
[数]
TINY BASICで扱える数は32767以下の整数です。
原文ではそうなっていますが補足が必要です。
扱える数は−32767〜+32767の範囲の整数です。
[変数]
変数はA〜Zの26個です。
一次元の配列@()も扱えます。
配列@()はプログラムで使われていないRAMの未使用領域に自動的に割り当てられます。
RAMの未使用領域のバイト数は下で説明するSIZE関数で示されます。
[関数]
関数は以下の3個です。
ABS(X) Xの絶対値を返します。
RND(X) 1〜Xの間の乱数を返します(Xを含む)。
SIZE RAMの未使用領域のバイト数を返します。
[数値演算子と論理演算子]
/ 除算。[注記]整数演算しかできないので2/3=0になる。
* 乗算。
− 減算。
+ 加算。
数値演算子は上記の4つ。
演算の結果は−32767〜+32767の範囲でなければならない。
以下は通常IF文の中で使われる論理演算子(比較演算子)。
論理演算の結果は1(真)または0(偽)の2値になる。
> この記号の左辺の値は右辺の値より大きい。
< 左辺の値は右辺の値より小さい。
= 左辺の値は右辺の値と等しい。[注記]LET A=B=0という式を書いた場合、AにはB=0の結果が入れられる(B=0ならば1が、B<>0ならば0がAに入れられる)。
# 左辺の値は右辺の値と異なる。
>= 左辺の値は右辺の値より大きいか等しい。
<= 左辺の値は右辺の値より小さいか等しい。
次回に続きます。
復活!TINY BASIC[第3回]
2020.5.20upload
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