[新連載開始]W65C02マイコンボードの製作
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私としてはW65C02をさわるのは全く初めてです。何から何まで未経験です。さてどうなりますでしょうか。
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[第93回]
●EPROM消去器(8)DCDCに電流制限抵抗を
DCDC回路の電流制限について考えてみました。
こちらはDCDCコンバータIC NJM2360のアプリケーションノートです。

[出典]新日本無線(株)NJM2360アプリケーションノート
以前はNJM2360を使っていましたが秋月でDIPタイプの扱いが終ってしまいましたので今は互換品のMC34063を使っています。
こちらは同資料の参考回路例です。

[出典]新日本無線(株)NJM2360アプリケーションノート
Pin7がIpkセンス端子です。
Pin6とPin7との間の電圧が0.25V以上で入力電流制限回路がONになります。
上記端子間の電圧が0.25Vを越えないように入力電流が制限されます。
ここで問題になるのはRscを流れる電流はDCDC回路の「出力電流」ではなくて「入力電流」だという点です。
つまりこの回路が電流を制限する目的はインダクタLとダイオードD1とNJM2360の出力トランジスタを保護するためで最終的な出力電流を保護するためのものではありません。
まあ入力を制限すれば結果的に出力も制限されることになるのですが計算にはワンクッション入ってしまいます。
とにかく制限したいのは出力電流でできればそれを300mA程度に抑えたいと思います。
しかし。
それをこの電流制限回路に求めるのはある意味お門違いかと。
目的が違いますものね。
でも今までは電流制限なんて考えたことはありませんでした。
もともとこの回路はROM WRITER用の回路なのでそれほど大きな電力を必要としませんでした。
今回は入力が+5Vで出力が+20V300mAという回路です。
よくよく考えてみれば入力電流はかなり大きくなることが考えられます。
変換効率が100%の場合(それは非現実的ですが)入力電流は1.2Aになります。
そこが100%ではないために出力電圧が10Vになっているのですが。
この場合入力電流はどのくらいなのでしょう。
ここまで書いてきてやっとそのことに気が付きました。
そういえば入力電流は測っていませんでした。
まあでも出力が400mA近いということからして入力電流はその倍以上であることは間違いありませんでしょう。
インダクタもダイオードも1Aクラスですからいずれにせよ電流制限はすべきです。
今更ですけれど。
NJM2360アプリケーションノートに計算例がありました。
入力電流を1Aにする場合のRscを求める式です。
入力電流が1Aのときにpin6とpin7の間の電圧が0.25VになるときのRscを求めることから
Rsc=0.25/1
になります。
0.25Ωが求める抵抗値です。
これは入力電流を制限するための値で出力電流の制限とは別なのですがとにかく現在の回路では入力が1Aを越えてはまずいのでまずはそのようにしてみてそれで出力がどうなるかを見てみることにします。
0.25Ωなんて抵抗は持っていませんがたまたま1Ωなら持っていましたのでそれを使ってみました。
そのようにした回路図です。

基板の回路を変更しました。

それで試してみたところちょうど良い値になりました。

入力電流は1A弱です。
出力は10V275mAぐらいになりました。
これはしかし入力電流を1A以下に制限したらたまたまこうなったという話です。
本当にこれでよいのだろうかという疑問はちょいと残ります。
W65C02マイコンボードの製作[第93回]
2026.10.27 upload
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