大 晦 日 




 大晦日、元旦を明日にひかえた一年最後の日で、午前零時をさかいに新年を迎える。
 日本全国で、いろいろと新年を迎える為の行事が繰り広げられ、国民のほとんどが何らかのかたちで、この年中行事最大のイベントに参加していると思われます。
 そこで数ある行事の中から、年越し蕎麦と同じ意味合いで受け継がれている風習を紹介致します。



 京都は、伏見稲荷神社の参道を、大晦日に焼き鳥を食べながら初詣をする人々の姿を見かけた事が有ります。
 参詣するのに不謹慎だとお思いの方もおられるでしょう。
 しかし、これには古くからの習わしで旧年から新年を迎える時に、鶫(ツグミ)と言う鳥を焼いて食べると新しい年も昨年同様に元気に暮らせると言われているからです。
 鶫は継ぐ身と言い換え、旧年から新年に我が身を継いで貰いたいとの願いが込められている訳です。
 現在では、店先に並べられているのは鶫では無く雀だったと記憶しています。
確か鶫は禁猟対象になっているのでわないでしょうか?