や行ほか
薬丸 岳 闇の底
椰月 美智子 消えてなくなっても やづき 水野あおのはキシダ治療院の居候になっている。先生は鍼灸、あん摩、マッサージ師。ただ治療は気も使っていた。彼が元気になると、河童が見えるようになった。
山上 明博 「うま味」を発見した男
柳屋 小三治 もひとつ ま・く・ら 小三治師匠の可笑しい「まくら」を集めた本です。この中の噺は師匠の身近なこと、出来事をその日にしゃべりだす。だから高座では同じ噺にはならない。
山際 淳司 ウイニングボールを君に
山田 智彦 銀行人事抗争
山戸 貞夫 祝島のたたかい 山口の瀬戸内の離島、祝島で30年(現在も)原発立地を阻止して来た村の人達の物語である。驚きと感動を覚える。中国電力は国の政策に基づき原発を計画する。そのシナリオは地元の誘致希望から電力会社がその土地を調査することから始まる。
山元 清則 小説ピカソの復讐
安野 光雅 絵のまよい道
柳田 理科雄 空想科学読本
柚木 麻子 ランチのアッコちゃん アッコ女史こと黒川敦子部長の行動が面白い。派遣社員にお弁当を作らせて、自分の昼食ととっかえっこする。何処かで聞いたような話ではあるが、部長の昼飯がユニークである。
柚月 裕子 朽ちないサクラ 米崎県警広報課の森口は朝から休む間もなく苦情電話の対応に追われていた。友人の千佳の不審な死もあった。登場人物が多すぎるなあ。
柚月 裕子 検事の本懐 秀逸の5話。米崎地方検事、任官2年目の新人、佐方貞人。優秀と言われている。彼は、検察の正義を法だけでなく、人として裁ける人間であった。
柚月 裕子 最後の証人 元検察官の佐方は刑事事件を専門のやり手弁護士だ。そんな佐方の元にかつて在籍した地検の所在地で、殺人事件の弁護の依頼が来た。
柚月 裕子 臨床真理 臨床心理士と精神科医は似ているようで全く違う。臨床心理士は医師免許を持たない。その分患者に寄り添うことになる。この新人となった美帆は初めて担当の患者を持った。
夢枕 獏 陰陽師 瀧夜叉姫 上下
夢枕 獏 神々の山嶺 上下いただき
夢枕 獏 シナン 上下
夢枕 獏 夢沙門空海唐の国にて鬼と宴すうたげ @A
由良 秀之 司法記者
宵野 ゆめ サイロンの挽歌 グイン・サーガ132巻 サーガ第2弾はケイロニアの都からである。この都サイロンでも災厄に犯されていた。黒死病を何とか乗り越えたグインは「まじない小路」に救いを求めようとしていた。
宵野 ゆめ 売国妃シルヴィア グイン・サーガ134巻 ケイロニアの皇女シルヴィアが行方不明となり、後継者問題が揺れている。そのために選帝候会議が開かれる。グイン、ハゾスの苦悩がたまっていた。
宵野 ゆめ イリスの炎 グイン・サーガ136巻 ケイロニアではアキレウス大帝の大喪の礼が挙行されていた。グインに見守られながらオクタヴィアは大帝の遺言を発表していた。
横山 秀夫 クライマーズ・ハイ クライマーズ・ハイとは、山にガンガン登れることを指す。興奮状態が極限になり、恐怖感がマヒすると言う。この安西の言葉を悠木は思い出していた。屏風岩に上る決断をした時である。
横山 秀夫 真相
横山 秀夫 震度0ゼロ
横山 秀夫 臨場
吉田 典史 震災死 2万人の無念な思いを今後に生かす義務を感じた。政府は防災にまたスーパー堤防を造ろうとしている。私は映画にした。防災意識が大切と考える。
養老 孟司 かけがえのないもの
養老 孟司 脳が語る科学・養老孟司対談集 ほか
篠原 勝之 骨風(こっぷう) 頭を剃りあげたクマさんが相からず鉄に夢中になっていた。一時、彼はテレビで活躍した時があった。現在は山梨の山中に作業場所を持つ。鉄のモニュメントを作っている。
よしもとばなな だれもの人生の中でとても大切な1年 2011年の日記。東京で東北の地震の様子を伝える。そこのところは驚きと感情があふれている。ただ、日記だから、1日の文章が短い。本にするとそのつながりがなく面白さがない。
よしもとばなな 花のベッドでひるねして 大平幹が住む土地、家族と一緒に不思議な伯父さんがいた。望むものが彼のもとにやってくる力があったのだ。彼女は良く夢を見る少女であった。
ヨナス・ヨナソン 窓から逃げた100歳老人 アランが100歳になる時、老人ホームから逃げ出した。物語はそれからのドタバタ劇と生きて来た彼の人生を並行して進めていく。大冒険である。スウェーデンで生まれダイナマイトを学ぶ。
米澤 穂信 追想五断章 菅生芳光(すごう よしみつ)は伯父の書店でアルバイトをしていた。父親が亡くなったための大学の資金稼ぎである。店主がいない時に、小説を探す依頼が舞い込んできた。礼金を出すという。二つ返事で請け負った。依頼人の女性の依頼の5編の小説は、彼女の亡くなった父親の書いたものであるという。
米澤 穂信 満願 6つの短編。「満願」は調布深大寺(じんだいじ)の大祭、達磨市では願いが叶った達磨が奉納されている。今回はこの達磨が事件に結びつく。
レベッカ・スクルート 不死細胞ヒーラ 1951年、ヘンリエッタは子宮頸癌の治療のために入院した。その時に生検で取った組織が癌を見つけるとともに、一部が保管された。その名前がヘンリエッタとラックスの2文字から「ヒーラ」と呼ばれた。この細胞が後に凄い増殖をすると言う。
若杉 冽  原発ホワイトアウト 現在の自民党政府は原発の再稼働は当たり前だと思っている。福島の原発事故はその内、国民は忘れるはずである、という論理だ。原子力委員会も政府の言いなりの人選。これが現状だ。
和田 英 富岡日記 富岡で働いた「英えい」の回顧録ですが、分かりやすく、当時の時代も直ぐに連想できる。日本で最初の女子労働者で、若い工女の目で書かれている。富岡は国の殖産産業の事業で、その後は日本全国に工場が出来ていく。