演劇(公演の説明)

演劇 モンテ・クリスト伯 表紙へ

モンテ・クリスト伯
  作:アレクサンドル・デュマ
  訳:山内 義雄
  脚色・演出:高瀬 久男

文学座公演

日本語訳では「岩窟王」です。
主役のエドモン・ダンテスを演じるのは、新劇界
に久々に現れたホープ内野聖陽(まさあき)さん。
早大政経学部出身でジャーナリストを目指した
こともある硬派。今や「彼が出れば大入り間違い
なし」というのが舞台関係者の常識といわれる
大型新人です。文学座の座員に昇格して3年。
研修生時代にNHKの「ふたりっ子」に出演して
全国に知られましたが、あくまでも舞台が中心で
「骨太でいながらナイーブ」「清潔感」「真面目で
ストイック」「母性本能をくすぐる」など、10代から80代までファンの幅も広く
人気上昇中です。男の魅力を全て備えたモンテ・クリスト伯を演じるには
ピッタリの内野さんに早くも大きな期待が寄せられています。ハラハラ、ワク
ワクの冒険小説が、どんな舞台になるか楽しみです。

物語

 ナポレオンがエルバ島を脱出し帝位復活を遂げる1815年フランス。若き
一等航海士エドモン・ダンテス(内野聖陽)は、無事に航海を終え故郷マル
セイユに帰港した。彼は優秀な船乗りとして新船長の職を約束され、最愛
のメルセデス(塩田明子)と婚約、人生の幸福の絶頂にあった。しかしその
瞬間、検事代理ヴィルフォール(若松泰弘)らの奸計により地獄の牢獄
イフ城に幽閉されてしまう。
 それから14年後。奇跡的に脱獄したダンテスは、彼から一切を奪い取っ
た者達に、壮絶な復讐を開始する。モンテ・クリスト伯爵と名を変えて・・・。