「おすぎ」の映画評 2014/5/2・9号でおすぎ退任でコラムニストの中野翠さんの評に変更。 (週刊文春のシネマ・チャートより)
7/14号


AMY エイミー お定まりのドラッグ依存の話と思いつつ、公私にわたる貴重で豊富な映像の数々に引き込まれた。素の姿は脆く淋しげだ。


シング・ストリート 未来へのうた 80年代の音楽は懐かしいが、特にJ・ジャクソン。話しは型通り。主人公の恋の相手は魅力薄だが、ぐーたら兄貴は面白い味。
5/26号

神様メール 突然、自分の余命を知らされた人びとの反応をコミカルに。物語全体に時々計算の表立つ所がありスンナリとは笑えず。


若葉のころ 娘と母の女子高生時代を一人二役で演じるルゥルゥ・チェンが清新な魅力(特に母の少女時代)。ジュニア小説風の甘み。
4/7号

LOVE【3D】 仏・ベルギー 色気とユーモアに欠けるので、これをLOVEと言われても。男の自尊心アピールのように見える。主演男優も魅力薄。


蜜のあわれ 金魚の化身、二階堂ふみの魅力。他の女との関わりや時代色の描写が半端。思い切りカットして幻想性を強めた方が。
3/10号

マネー・ショート 華麗なる大逆転 マネーゲームに無知無関心なので、話よりもキャスティングの妙と、アメリカ的ガツガツ感あふれる映像のリズムを楽しんだ。


ロブスター

ギリシャ・仏・英・アイルランド・オランダ 灰青色を基調とした画面と不穏なサウンド。不条理感に引き込まれたが、中盤から作為が目立つ。ラストにせつない詩情。
2/4号

ブラック・スキャンダル

実話物とはいえジョニー・デップは役作りしすぎでは?特に頭部、最後まで違和感。すべてを目撃しているチンピラが印象的。



ドリーム ホーム 99%を操る男たち 物語の主軸となる二人をアンドリュー・ガーフィールドとマイケル・シャノンが好演。二つの人物像がクッキリ。その激突に引き込まれる。
12/31号



完全なるチェックメイト チェスの天才にして奇人をT・マグワイアが入魂の演技。好敵手の役のL・シュレイバーも好演。盤上の描写も面白い。




クリード チャンプを継ぐ男 主役黒人青年の若さみなぎる演技もさることながらS・スタローンの抑えた演技に目を見張る。ハデな音楽にもわくわく。
11/12号 

エベレスト 3D

高所恐怖症の身には辛い映像。3Dでなくてもその奇観壮観には圧倒される。重装備ゆえ演者の顔の見分けがつきにくい。


ミケランジェロ・プロジェクト 実話をもとにしたストーリーは興味深く、キャスティングも楽しいのだが、残念、演出に力がなく平板。興奮できなかった。
10/15号

ヴェルサイユの宮廷庭師 英語でフランス王朝の話……違和感がつきまとうが、K・ウィンスレットの馬力(強い目と突き出た胸)に圧倒される。


マイ・インターン 年増版少女マンガ。A・ハサウェイは適役だがR・デ・ニーロは巧くこなすものの役不足。NYの街頭描写も案外少ない。
9/3号

しあわせへのまわり道 演技派のほぼ二人芝居。演技のディテールを味わうべきだろうが、話の着地点が先に見えてしまう。もう一ひねり欲しい。


キングスマン 渋い役者を揃えながら見せ場は若手男女にしているのが勿体ない。話の緩急のつけ方に工夫が乏しくおのずから単調に。
7/16号
パージ 話の設定自体、無理すぎたのでは?前半はともかく後半ガタガタ。恐がらせぶりに登場のリモコン人形も活躍せず。苦笑。


野火 今、こういう映画が作られた意味は大いにある。戦争を体感的につかむために。兵士の飢餓感は生々しく伝わって来た。
6/4号

エレファント・ソング カナダ 妖しく複雑な若者役をX・ドランが彼ならではの好演。脇も充実しているが、全編に漂う演劇臭に閉口。話も凝りすぎ。


ハイネケン誘拐の代償 ベルギー・英・オランダ 老獪な富豪役のA・ホプキンスがさすがに巧い。演出テンポもよくグイグイ見せる。実話だがもっと喜劇的でもよかった。
3/12号

パリよ、永遠に 室内でのベテラン俳優二人の演技合戦の部分と風雲急を告げるパリ市街の様子とが、うまく絡まり合わず、もどかしい。



イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 何と言ってもB・カンバーバッチの鮮烈な魅力。伝説的奇人を見事に体現。彼の心の傷、そして英独の頭脳戦にわくわく。
3/5号

女神は二度微笑む インド エネルギー溢れる街を背景に観客に考える隙を与えず畳み込んでゆく。その力技には感心するもストーリー細部に疑問。


シェフ 三ツ星フードトラック始めました エネルギー溢れる街を背景に観客に考える隙を与えず畳み込んでゆく。その力技には感心するもストーリー細部に疑問。
2/12号

エクソダス:神と王 米英・スペイン 建築物や戦闘のスケールの大きさには感心。リアルさを狙ったのもわかるが、やっぱり海は真っ二つに割れて欲しかった。


おみおくりの作法 英伊 地味ながら、人を「おくる」ことの意味を考えさせて捨て難い味わい。タイトルは原題(STILL LIFE)のほうがよかった。
1/1・8号

毛皮のヴィーナス (仏・ポーランド) 仏・ポーランド E・セニエは奮闘だが妖気はあれど官能性に乏しい。老境ポランスキーはなぜこんな演劇的世界を撮りたがったのだろう。


暮れ逢い (仏・ベルギー) 仏・ベルギー 型通りのよろめきドラマだが、若者役R・マッデンにもう一つ魅力がないのが痛い。ひたすら衣装・調度・時代色を楽しむ。
12/25号

ゴーン・ガール 男女それぞれの視点から描くという構成や妖しいサウンドで関心を引きずり回す。力技。犯行動機の根本が曖昧なのが難。


マップ・トゥ・ザ・スターズ カナダ・米・独・仏 好きな監督、好きな演者達、しかも毒気のある話というのでわくわくしたが、白い服の女(幻覚)の出し方は陳腐では?
12/11号

インターステラー もう少し宇宙船内の構造や生活ディテールの描写があってもよかった。「時空を超える」感じはそこそこ体感できたが。


フューリー 戦車内の5人の人物像があまり明確でないのと、独軍が急に現れるところの描写が弱いので悲壮感がもう一つ炸裂せず。
11/13号



6才のボクが、大人になるまで。 遠大な面白い試みの映画。大変な事は起きないが妙に引き込まれ、「人生の主役は時間なのだ」という微妙で深い感慨が。


ショート・タイム 十代の子供たちの心の後が丹念に描かれ、雑貨や衣装の色・形も気が利いているが、ストリー上の計算が見え透くのが難。
10/30号

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

さすがに衣装は見もの。「マーニー」裏話には興味を引かれるが、ニコールは顔が固まっているし、ティム・ロスは貫禄不足だ。


トム・アット・ザ・ファーム カナダ・仏 蟻地獄のようなものにはまり込んで行く感じはよく出ているが、登場人物達の人物像に疑問がつきまとう。脚本の問題?
10/9号



悪童日記 独・ハンガリー 世界の悪意に拮抗するかのような双子少年の鍛錬、規格外の”魔女”。人物像くっきり。演出、撮影も過不足なくじっくり。


荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜 昔の西部劇でおなじみのタイトル文字や風物は楽しいし、友人と娼婦の人物設定は笑えたが、幼稚なシモネタが多すぎる。
9/11号


フランシス・ハ 上等のチョコレートのように小味がきいている。男女とも親密でもサラリ。ヒロインは奮闘しているが、やっぱりサラリ。


郊遊<ピクニック> 台湾・仏 立派な作品で、私の中の世捨て人志向に強く訴えかけて来るのだが、シリアス一辺倒で息苦しい気も。抜けた所が欲しい。
8/14、21号


イントゥ・ザ・ストーム 巨大規模の竜巻に襲われた人々の必死な知恵。その一方、竜巻に魅せられた人々の昂揚感も手際よく描写。一気に見せる。


ソニはご機嫌ななめ 語り口やちょっとした間に独得の味やおかしみがあるが、ソニという娘の(無意識のうちに?)男を利用する所に白けた。
7/24号

複製された男 カナダ・スペイン 瓜二つの男同士、ジリジリとサスペンスを盛り上げる手際に乗せられたが、ラストはやや肩すかし。蜘蛛が思わせぶり。


2つ目の窓 日仏スペイン 奄美の豊かな自然に目を奪われるが、そこで展開される死生観や幼い恋などは案外型通りでは?後半セリフも説明的に。
7/3号
マダム・イン・ニューヨーク インド 話も笑わせ方も見事なまでに予定調和的。それを判りやすさや親しみやすさと感じる人も多いだろうが。私にはむず痒い。


トランセンデンス コンピュータ用語多用にとまどうが、肉体は消えても頭脳は生き続けるという発想は面白い。キャスティングも悪くない。
6/5号

ザ・ホスト 美しき侵略者

謎の知的生命体に人格を乗っ取られるという奇想が、瞳の変化くらいで表現としてはやや不鮮明。頭がちょっと混乱する。



グランド・ブダぺスト・ホテ 英独 衣装・家具・雑貨・俳優の選び方.・・・・とにかく目に入るものすべてがオシャレ!おかげでストーリーを追う暇がなかった。
5/29号


罪の手ざわり 中日 短編小説集のように現代中国の断面が鮮烈に切り取られていく。追い詰められた獣のような男女の姿。凝視させる力あり。




インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 やさぐれ男の不様さと意地。人物(と猫)の撮り方が終始、微妙にファニー。音楽も含め泣き笑い気分がじんわり胸に浸む。
5/22号

ぼくたちの家族 「平凡な家族」も一寸先は闇。突然の非常時の中で曝け出される人間性にもう一つ奥行や意外性がない。池松は儲け役。


ダーク・ブラッド 米英蘭 黒髪にしたリヴァーには違和感があるが、あのまなざしは彼ならでは、懐かしい。J・デイヴィスとの関係が少し不鮮明。
5/8、15号


ヴィオレッタ 背徳的な美の世界にのめり込む母娘。演者、表装、雑貨、音楽(というよりサウンド)など並みのロリコン物と一線を画す。



ブルージャスミン 虚飾の世界を生きて来た女をケイト・ブランシェットが精緻に表現。その心の壊れ方、「欲望という名の電車」を連想。
5/1号

とらわれて夏 お尋ね者に心を許していく母子。ケイト・ウィンスレットの逞しすぎる二の腕が気になり、変則的恋愛映画としてはイマイチ。


プリズナーズ アメリカにはいかにもありそうな話。迷宮に引き込まれたよう。やっぱりポール・ダノがいい。ラストはあれでいいのか?
4/17号


リベンジ・マッチ スポーツに笑いを絡ませるのはやっぱりアメリカ映画ならでは。話は杜撰ながらA・アーキンと犬のオブジェで星1つ増。

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 下戸ゆえに泥酔者のバカ騒ぎに乗れず。ロボットの顔がかけたり首が飛んだりして何が面白い?と逆に頭が硬くなった。
4/10号


アクト・オブ・キリング デンマーク・ノルウェー・英 底知れないアジアの混沌に唖然。加害者達は嬉々として蛮行を再現してみせる。その再現演技には奇妙な幻想性まで漂う。

アデル、ブルーは熱い色 撮り方も演出も上等なのはよくわかるが、女の同性愛にまつわる心のさざなみに3時間つきあうのはちょっとキツかった。
4/4号

オーバー・ザ・ブルースカイ ベルギー・オランダ 不安から逃れられない厄介な女に惚れた男の心の弱みをしみじみと。じれったさもあるがローカル色と音楽で救われた。


ローン・サバイバー 戦闘場面は迫真的だが4人の兵士の顔の判別がつきにくいのが難。主人公1人になってから話がクッキリと見えて来た。
3/27号

LIFE! J・サーバー小説(虹をつかむ男)とD・ケイ映画を知らなければもう少し楽しめた?空想と現物のギャップが生む辛辣な笑い、やや不発。


ウォルト・ディズニーの約束 ヒロインのトラウマの描写とE・トンプソンの演技がくどい。『メリー・ポピンズ』の製作現場や秘話をもっと見たかった。
3/20号

DON JON (ドン・ジョン) バーチャルなセックスを軸とした着想は面白く、教会ザンゲのくだりは笑わせるが、取り巻く女二人の人物造型に疑問。

アナと雪の女王 姉妹の目が大きすぎてコワイ。”美声”で歌い上げるタイプの楽曲が私は苦手。脇のキャラクターにもう少し笑いが欲しい。
3/13号

あなたを抱きしめる日まで 最近実話物が多いが考え物だ。事実に引きずられ物語の焦点がぼやけがち。さすがJ・デンチは強い女を精緻に演じるが。


ラヴレース これも実話物。女版『ブギーナイツ』の世界を期待したが、意外にもというかやっぱりというか平凡にマジメな話だった。
3/6号


それでも夜は明ける

米英 あまりに理不尽な境遇。一種の脱獄物の如きサスペンスで引っ張る。南部農場をめぐる人間関係の種々相も見応えあり。


早熟のアイオワ ブレイク前のJ・ローレンスとC・G・モレッツを観る、それに尽きる映画??最悪の生活環境。正直言って気が滅入った。
2/27号

ダラス・バイヤーズクラブ 21s減量のM・マコノヒーはまるで”別人のようだ”、よくも悪くも。不屈の孤軍奮闘ぶりに圧倒される。J・レトも好演。


エヴァの告白 米仏 20年代のニューヨークという設定もキャスティングも魅力的なのに、ヒロインが余りに受動的で恋愛物としては煮え切らず。
2/20号



ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 凡人達の心の機微がおかしくせつない。米国ローカルの風物も寂びた詩情を誘う。母親役女優が愉快で星一つ増えた。


キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

米英 前作に較べるとユーモアや辛辣さが影をひそめたのが残念。ヒット・ガールのほうが主役で派手だが単調なアクションに。
2/14号
家族の灯り 葡仏 超高齢の監督作品ということには敬意を表するものの、話も演出も古めかしい「新劇」ムード。ラストの父の行動も唐突。



ウルフ・オブ・ウォールストリート 野卑で粗暴な活力の狂乱をたたみかける勢いで。スコセッシとディカプリオの相性よし。呆れ返り笑うしかなしの3時間。
2/6号



ラッシュ/プライドと友情 米独英 圧倒的スピード感の中で競い合う伝説的レーサー2人。対照的な人物像もレースの体感も手堅く鮮烈に描写。わくわく。


17歳 全編に漂う怪しく不穏な気配は捨て難く、少女というものを極力リアルに描こうとしているが、変種の美化ではという気も。
1/30号


アメリカン・ハッスル 話がこみ入っているので筋を追うのに一苦労だが、キャスティングがよく、主軸男女4人の演技を堪能。音楽も楽しい。



スノーピアサー 韓米仏 (編集部評)
SF然としていても、ポン・ジュノらしさは健在。「グエルム」親子の再会に心躍らせ、T・スウィントンの怪演に驚く。
1/23号
オンリー・ゴッド デンマーク仏 「神の代理人」という設定からして子供じみているが今時の男の子は乗れるのかも。話も映像も奇抜だが気を持たせすぎでは。



ビフォア・ミッドナイト 饒舌な会話劇なのだが演劇臭は無く映画的なのはさすが。笑いの中にかすかに無常感も。J・デルビーの「露出」に苦笑。
1/16号

アイム・ソー・エキサイテッド! スペイン 贔屓の監督だが、ストレートな喜劇を撮ると俄然泥臭くなる。密室空間でブニュエル的不条理劇になりそうでならず。


エレニの帰郷 ギリシャ独カナダ露 こちらも贔屓な監督だが、時間空間の交錯のさせ方が案外雑でいたずらに話を混乱させている。ハッとする映像はあるが。
1/2・9号

ドラッグ・ウォー毒戦 香港中国 好きな監督だが今回は視覚的にもストーリー的にも錯雑としていて話を追うのに精一杯。メリハリを利かせて欲しかった。


キリングゲーム 大自然を背景にしているのに会話劇の印象。狩猟をモチーフにしたアクションが生々しい痛みを感じさせて正視できず。
12/26号


ブランカニエベス スペイン仏 白雪姫をみごとにアレンジ。モノクロ・サイレントのこなし方にも感心。優雅にして残酷、かつ野趣も。五つ星に近い。


パリ、ただよう花 仏中国 主演女優に妙な魅力があり、映像とあいまって漂泊感はよく出ている。相手役男優が凡庸なのが惜しい。四つ星に近い。
12/19号


鑑定士と顔のない依頼人 種明かしには苦笑したが、迷宮的気分は出ている。G・ラッシュの演技がやっぱり見もの。「全てを記憶する女」で星一つ増。



オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ 米英独 キャスティング一つ取ってもこの監督の趣味人ぶりがよくわかる。一種の耽美だが、もう少しとぼけた笑いも欲しかった。
12/12号

ゼロ・グラビティ 宇宙を体感させる映像が見事なだけに宇宙恐怖症の私にはツライ。神経頑丈の人向き。G・クルーニー、出番あれだけ?



キャプテン・フィリップス ソマリア海賊の実態ってこういうものだったのね。息詰まる攻防。T・ハンクスの抑えた演技と黒人ボスの面構えに注目。
12/5号

愛しのフリーダ 米英 やっぱりブレイクの前後の描写が面白い。劇的な変化の中でも節度を保った主人公の人柄が好もしい。ファン必見でしょう。


バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち 有名ミュージシャンが続々登場。バックコーラスの人達への敬愛の念が伝わって来る。全体の構成はちょっと平板だけど。
11/28号

ウォールフラワー サリンジャー的世界の廉価普及版?青春の心象風景にもっと深度が欲しい。主役より脇のE・ミラーにファゴーな味あり。


ブリングリング 米仏英日独 セレブ信仰とホット依存に取り憑かれた少女達。描写タッチはこなれているもののツッコミ不足(特に終盤)で物足りず。
11/21号

遥かなる勝利へ 三部作を通しで観ないと判り難いところも。主人公はじめ人物造型や筋立てに横溢するロシア的野太さは捨て難いけれど。


マイ・マザー カナダ 十代にしてこの監督・脚本・主演ぶりは確かに驚異的。母親との口論場面、迫力があるが故に私は腰が引けてしまったが。
11/14号

キャリー クロエ・モレッツのいじけた演技とJ・ムーアの大芝居が見もの。ガラス破片、電線、刃物が痛みをかき立てる。こわかった〜。

ある愛へと続く旅

伊スペイン 軽挙盲動をそれを感じさせずに物語的原動力にするのが上等メロドラマだが・・・。登場人物の行動にたびたび首をひねった。
11/7号


42〜世界を変えた男〜 アメリカ映画はほぼ例外なしに楽しい。球場風景、衣装、乗り物の時代色も見もの。H・フォードの変身ぶりに驚く。



THE ICEMAN 氷の処刑人 今まで描かれた事のない特異なタイプの犯罪者をM・シャノンが見事に演じ切った。脇のC・エヴァンスも味のある好演。
10/31号


マッキー インド ストーリーテリングの力強さとハエの愛敬(いささかの悲壮美も)にわくわく。悪党役の富豪の痴態も大いに笑わせる。


コールド・ウォー 香港警察 二つの正義 香港 スピーディでソリッドな描写タッチに引き込まれたし、俳優陣も好演だが、話の筋がつかみにくく犯行動機が弱いのが難。
10/24号

眠れる美女 伊仏 演技に自信のありそうな人達が深刻顔で熱演。イタリアという国の宗教的風土の分厚さ。宗教心の薄い私はついてゆけず。



危険なプロット 虚構の暴走という面白い趣向の話。教師と生徒が奇妙な共犯者に。もう一匙、えぐい味あるいは笑いが欲しかった気も。
10/17号

ダイアナ 終盤のゴシップ人種を利用した当てつけ戦術(?)がいかにもダイアナ元妃。何だか恋のお相手のほうに同情してしまった。



マリリン・モンロー 瞳の中の秘密 米仏 貴重な映像や意外な事実(ギャラ問題や演技への執着)からモンローの痛みが伝わって来る。ディマジオの存在が救いに。
10/10号

トランス 米英 贔屓男優2人の競演。精神分析を芯にした犯罪映画という趣向も面白いのだが、後半、同一パターンの反復で少々ダレた。


パッション 仏独 この監督らしいあくどさ俗っぽさが楽しい。終盤の謎解き部分はもう少し丁寧に見せてほしかった気も。オマケの四つ星。
10/3号

そして父になる 親子の絆とは「血」か「育ち」か?子供二人の演技は自然だが、自分が置かれた状況にあまり逆らわないのが腑に落ちず。


もうひとりの息子 とんでもない事態の中で渦中の二家族の各人が最善の道を手探りして行く。混迷の中での一筋の希望。後味は悪くない。
9/26号

ストラッター モノクロ画面の全編に漂う(音楽と彷徨)というモチーフは好ましいが、やや定型に収まった印象。意表をつく所が欲しい。


許されざる者 イーストウッド版にはあった英雄譚の変遷という側面は稀薄。ロケならではの大自然の迫力や演技の苦心は伝わって来る。
9/19号

ウォーム・ボディーズ 主役N・ホルトはゾンビ役のため、汚い作りの着たきり雀で動きもマヌケ。せっかくの美貌を楽しめず、笑いも不発ぎみ。


世界一美しい本を作る男 シュタイデル氏の高級職人気質はその頑固顔にも表れている。彼の経歴や会社の経営面などにも触れてもらいたかった。
9/12号

アップサイドダウン 重力の恋人 仏カナダ さかさまな二つの世界という奇想をどうビジュアル化したかが見どころ。主人公の越境場面にもう少し緊張感が欲しい。


サイド・エフェクト 薬の副作用をめぐる説明的描写が長く、真相が明らかになる終盤は案外淡白で尻すぼまり。キャスティングはいいのに。
9/5号

夏の終り 昭和30年代の風物や満島ひかりのたたずまいは目を楽しませるが、ぐだぐだとした男女関係は成瀬映画的な深みにまでは届かず。


共喰い 異様な性欲がシリアス一辺倒で描かれているので少々辟易。引き抜き(諧謔味とか)も見せて欲しかった。篠原友希子に注目。
8/29号


オン・ザ・ロード 仏ブラジル 話の主軸の青年二人、特にG・ヘラルドが役柄ぴったり。時代色や風土感もよく出ていて、無軌道な青春期分にわくわく。



タイピスト! ストーリーはわざと古風で大甘の少女マンガ風。周到な色彩設計とリズミカルな演出で新鮮に。主演男優がやや貧相だが。
8/8号

最愛の大地

民族紛争の最大の犠牲者は女性であるというメッセージが伝わる。女性の立場からの発言という点が、ジョリーらしい。(彼女の初監督)


ニューヨーク、恋人たちの2日間 仏独ベルギー ジュリー・デルビーは、てんやわんやの大騒ぎを引き起こす人間たちが大好きらしい。そのおおらかさが大きな魅力だ。
8/1号

モスダイアリー カナダアイルランド 古びた女子寄宿学校という舞台設定が「いかにも〜」で意表をつく所がない。L・コールの顏、CGめいて不気味では?

アイアン・フィスト ファンタジーとはいえ両腕切断という残酷描写に思わず気分が萎える。金属製武器の重々しさや派手な衣装にも辟易した。
7/25号

ペーパーボーイ 真夏の引力 N・キッドマンとJ・キューザックが柄にない役を熱演するも成功したとは思えず。風土感や不穏な空気はよく出ている。


終戦のエンペラー 日本人にとっては興味深い歴史秘話。日本側キャスティングはうまくはまっている。ラブストーリーは取ってつけたよう。
7/18号

クロワッサンで朝食を エストニア仏ベルギー J・モロー健在。女であることをあきらめない老女性を本当らしく見せる。異邦人である家政婦の漂泊感も味わいどころ。


31年目の夫婦げんか M・ストリープとT・L・ジョーンズ、ひたすらこの二人の芝居の巧さを楽しむ映画。ただし、映画館の場面は笑えない。
7/11号

偽りの人生 アルゼンチン独スペイン 別になりすますという思い切った着想の割にサスペンスが盛り上がらず。主人公を取り巻く人物達の描写がぬるいせい?



熱波 ポルトガル独仏ブラジル ストーリーは読み取りにくいが、全編に漂う奇妙な優雅さに引き込まれる。古風な映像、60年代音楽が効果をあげている。
7/4号


欲望のバージニア S・ラブーフ、T・ハーディ好演。キャスティングがよくはまり恋愛描写も見所に。G・ピアースの強烈な役作りも愉しい。


スタンリーのお弁当箱 インド 何と言っても子役達の伸びやかな表情と動き(特にお金持ちの小太り少年が見もの)。幼い級友たちの思いやりに心がなごんだ。
6/27号



嘆きのピエタ 二転三転するストーリー、あくどく不穏な気配、主演女優の入魂の演技に圧倒される。町工場の細部の描写も利いている。


3人のアンヌ 淡い色を重ね塗りして微妙な空気を描き出すような演出タッチは魅力的だが、I・ユベールの三役は作為的で少しもたれた。
6/20号

スプリング・ブレイカーズ カラフルで疾走感のある画面に乗せられる。髪型が同じなので女の子4人が識別しにくい。J・フランコは造りすぎでは?


ローマでアモーレ 米伊西 キャスティングはさすがと思わせるし、観光名所もたくさん出てきて楽しいのだが、笑わせ方が案外型通りでは物足りない。
6/13号


はじまりのみち 木下作品がたっぷり紹介されていて、改めて見直したいという気持ちに。特に昭和20年代の作品、加瀬も過不足のない好演。


ロマン・ポランスキー 初めての告白 英伊独 何と波乱万丈の人生。特に少年時代の体験は決定的だったことがわかる。ゲットー生活でも写真がよく残っていたと思う。
6/6号

三姉妹 〜雲南の子 仏香 極力説明を排した撮り方に感服したが、それだけに最貧地帯の不衛生な生活のディテールが生々しく、やりきれない気分に。



リアル〜完全なる首長竜の日〜

他人の意識に潜入するという設定が比較的自然に、かつスリリングに描かれている。首長竜にこだわりすぎという感じも。
5/30号

イノセント・ガーデン 映像、演出、衣装雑貨、邸など終始不穏な気分が充満していて目が離せないが、ストーリーの推進力が案外と弱いのが残念。



グランド・マスター 香中仏 T・レオン、C・ツィイー、C・チェンという三大スターの顔合わせと舞踏的アクションの魅力、30年代という設定もいい。
5/23号
俺俺 小説やアニメでは可能でも映画は難しい話だ。「自己増殖」と「削除」というのが観念的に上滑り。やっぱり加瀬亮がいい。


きっと、うまくいく インド 昔の日本の「バンカラ」趣味的オフザケと派手なショー・アップでぐいぐい押して行く。その力技には感心するが少々辟易。
5/16号
モネ・ゲーム コーエン兄弟の脚本だと思って観ると食い足りないが、C・ファースト以下、役者は皆楽しそう。抑制の利いた尺にも好感。




ビル・カニンガム&ニューヨーク 親しい友人でも、ビルの私生活を知る者は少ない。何よりも「自由」を愛する彼に、密着撮影を許された監督の勝
5/2・9号



L.A.ギャングストーリー どんなものかと見てみたら、あまりに面白くて得をした気持ち。何しろ、ショーン・ペンが素晴らしい。☆は彼に・・・。
孤独な天使たち 高齢なベルトルッチがガンバって撮ったのだろう・・・が、主人公たちは若者だったが映画は年を取っていたのだ・・・。
4/25号


リンカーン 本当は☆5なのだけど、スピルバーグのオスカー狙いの作品は、それが透けて見えてしまうのが嫌味になってしまう。




舟を編む 手堅い仕上がりになっている。特筆すべきは松田龍平である。私に初めて彼がいい俳優だと思わせてくれました。
4/18号
コズモポリス 仏カナダ R・パティンソを好きでない、というのが一番の理由ですが、クロー
ネンバーグの冴えがまったくないのが残念!!



カルテット!人生のオペラハウス このところ、高齢者たちが主人公という作品が多いみたい。これも
音楽家たちの老人ホームが舞台。M・スミスが出色。
4/11号



天使の分け前 英仏ベルギー伊 ケン・ローチにしては軽いタッチの作品ですが、とてもいい味がある映画です。とくにウイスキー好きにはたまりません。

ホーリー・モーターズ オープニングから?マークが頭についたら、ラストまでつきっぱなし。「汚れ血」のカラックスはどうした・・・。
4/4号



ヒッチコック 非常に面白い。あの巨匠に、こんなエピソードがあったなんて・・・。アンソニーが見事なら、ヘレンも負けていない。必見


ハーブ&ドロシー  ふたりからの贈りもの 映画が始まり、アレヨ、アレヨとただスクリーンを見ていました。何が何だか判らないのに、面白かったが疲れた。
3/28号

ザ・マスター 出だしは興味津々で見ていたが、宗教団体の内幕が描かれていくうち、辟易してきた。二人のスター(ホフマンとフェニックス)が強すぎた。



クラウド アトラス 米独香港シンガポール 映画が始まり、アレヨ、アレヨとただスクリーンを見ていました。何が何だか判らないのに、面白かったが疲れた。
3/21号



オズ はじまりの戦い 3Dで見るべき作品です。これほど美しい映像は久し振りで、ため息が出てきました。ラスト、何故か、涙ぐみました。


ひまわりと子犬の7日間 日本 最近、堺雅人が苦手になっています。とても、いい人なのだろう・・・でも・・・。犬を愛する保険所の職員の役。思った通り。
3/14号



愛、アムール 仏独オーストリア 襟を正して見せていただきました。エマニュアル・リヴァの役者としての姿勢に感銘を受けました。高齢者必見の1本。


野蛮なやつら/SAVAGES オリバー・ストーンでなければ、もっとロマンに富んだクライム・ラブトトーリーに仕上がったのに・・・・・と残念な出来です。
3/7号



ジャンゴ 繋がれざる者 文句なく面白い!マカロニ・ウエスタンのオマージュとしても満足だし、それ以上に華やかになっている。必見の一本。

マーサ、あるいはマーシー・メイ カルト集団をテーマにしたなら、もっと、その集団の持つ実体を描くべきだった。その方が主人公の恐れが直、伝わった。
2/28号


ダイ・ハード/ラスト・デイ 映画として成功しているか、どうかは別にして破天荒なカーチェイス、アクションを堪能させていただきました・・・。
横道世之介 見てません。
2/21号



世界にひとつのプレイブック 出だしはアブない映画かと訝ったが、とんでもない、人間賛歌の秀作でありました。ラスト、ちょっぴり涙。デ・ニーロ好演。




ゼロ・ダーク・サーティ K・ビグローはスゴイ!心から、そう思うし、このテーマをよくぞ映像にしたと喝采を送ります。驚異の秀作です。
2/14号

奪命金 香港を舞台にした金融サスペンスは珍しいので興味津々で見ていたが、今いちキレが悪かったかなあ。楽しんで観たが・・・。


ラムーンライズ・キングダム 豪華スターが登場するが、位置としては脇にまわって、主役は12歳の子供たち。この手の話は苦手でありまして、退屈した。
2/7号

アウトロー トム君が新シリーズに挑戦しました。それなりに、楽しく見ましたが、犯人側の正体がうやむやだったのが残念!!




ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 このストーリーを、よく映像化したとアン・リーに拍手。虎が魚を食べたシーンに新鮮味を感じました。是非、劇場へ。
1/31号



塀の中のジュリアス・シーザー 久し振りのタヴィアーニ兄弟の斬新な作品だったので驚くとともに大感動しました。囚人たちの稽古姿が興味深い!!


東ベルリンから来た女 東ドイツの抑制された世界をよく描いてあるが、登場人物に何の魅力も感じることが出来なかったです。
1/24号



テッド 下品この上ない映画です。が、なにしろ縫い包みの熊でありますから、全部、許せちゃう。
ラストのラスト大爆笑です。



人生、ブラボー! カナダ 楽しく見ました。何しろ、約2年の間に693回の精子提供を行った男の話ですから。
533人の子供がいる仰天騒動の顛末!!
1/17号

東京家族 どうしても小津さんのを頭の中に浮かべてしまうので
山田さんのは凡庸に見えてしまう。
別作品だと思えば別の評価なのに。

アルバート氏の人生 アイルランド ビックリしちゃう女の人生なのに話が進むうちに、
徐々についていけなくなってしまう
のは私の偏見なのでしょうか・・・。
1/3・10号



レ・ミゼラブル あの舞台を、よく映像化したと心底、驚嘆しました。
特に学生たちのシークエンスは感動しました。ラストは圧巻、必見。



LOOPER/ルーパ 何なんだ、この映画は・・・と思いながら見続けました。なのに、
見終わって、もう一度見たい、好きだ・・・私は変わってるか?
12/27号

シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜 どんな美味しいものが出てくるのか期待したが凡庸な出来でした。
主人公ふたりが日本人になるパートは不快指数が大。



サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ キアヌが、こんなに頭が良い人だとは思っていなかったので、びっくり。
映画に携わる者や熱烈なファンは必見の一本!!
12/20号
マリー・アントワネットに別れをつげて 仏スペイン マリー・アントワネットの朗読係りが主人公の風変わりな物語。
お手伝いが見たフランス革命の内幕みたいでがっかり。



愛について、ある土曜日の面会室 地味な出だしでありますが、ラストで邦題の意味が明快になり、
ああ、こんなにも、いい映画だったのだと納得!!
12/13号



ルビー・スパークス ポール・ダノが抜群に良い。
スランプの作家が夢に出てきた女の子を主人公に書いたら、その子が現実に現れて・・・好き。



砂漠でサーモン・フィッシング オープニングはウザイなあと思ったが、どんどんハマッていって、
ラストはなんていい映画なんだなあとなりました。
12/6号



007 スカイフォール 米英 歴代の007シリーズの中で1番、2番の出来です。
見る前に極力情報を入れないでおくことをおすすめします。



恋のロンドン狂騒曲 米スペイン ウディ・アレンらしいオープニングから、らしい展開が続いて気軽に見ていたら、
ラストが思いもしないものに・・・
11/29号


ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 英加スウェーデン ハリー・ポッター以外で初めてラドクリフが良かったと思えた映画です。
ゴシックホラーとしても、良い味をしています。



ドリームハウス よく考えればありえない話ではありますが、ジム・シュリダンの腕で見せてくれます。
ダニエルも好演で・・・・・好きな映画です。
11/22号



人生の特等席 ライトな仕上がりですが楽しく見せてもらいました。
ファーストシーンからイーストウッドの演技に釘づけになりました。
その夜の侍 (見ていません)
11/15号

悪の教典 伊藤英明クンの存在感は良かった。
前半の善人と後半の殺人鬼を演じ分け魅力的だったが、ラストの呆気無さに肩透かし。

ハハハ(ホン・サンス恋愛についての4つの考察) ふたりの男の会話がそれぞれ回想として描かれていくが、
そのエピソードのつまらないこと。ありそうだが無い話。
11/8号
チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜 面白くない夢を延々と見せられているような気がした。
エピソードのひとつ、ひとつが今ひとつピントこなくて・・・


リンカーン/秘密の書 ヴァンパイアものは大好きだけど、
リンカーンがヴァンパイア・ハンターという設定に違和感。見ている分には楽しいけど。
11/1号



アルゴ 人質救出の作戦が映画制作という仰天もの。
B・アフレックの好演と、ラスト、空港のサスペンスで大盛り上がりの快作。




声をかくす人 映画は知らなかった事を教えてくれる。
リンカーン暗殺にこんなドラマチックな話があったとは、レッドフォードさすが!!
10/25号
終の信託 啓蒙としてのメッセージはすごく判るが、登場人物が不愉快でイライラした。

危険なメソッド 英・独・カナダ・スイス 多分私の頭が悪いのだろう。初めから終わりまで何が映画の中で行われているのか、さっぱり判らず、見終って呆然!!
10/18号



高地戦 THE FRONT LINE 今年見た韓国映画の最高作です。戦争の実態がストレートに伝わってきます。
南北どちらにも寄っていない姿勢に○



エクスペンダブルズ2 何が何だか判らない。つじつまがサッパリ合わないけれど
ヤケッパチの老人パワーがいい?
10/11号


アイアン・スカイ フィンランド・独・豪 話は荒唐無稽過ぎて笑いですが、ドキリとする風刺や映画へのオマージュがあって楽しい。
情熱のピアニズム 仏・独・伊 途中まで。演奏を見たかったのに関係者のインタビューばかり。
10/4号



ソハの地下水道 ポーランド 下水修理と空き巣を稼業の男がユダヤ人達を守るという実話。
今までと視点が違う。秀作です。


エージェント・マロリー とてもS・ソダーバーグとは思えない凡作。
本物の女子格闘家のアクションがつまらない。
9/20号
ライク・サムワン・イン・ラブ 日仏 日本人でなければなりたったのかも。
これがイラン監督キアロスタミの作品?


これは映画ではない イラン 中盤までは、こんな映画があってもいいのかも?、だったが。
ゴミ収集の青年が登場してから凡庸になった。
9/13号
夢売るふたり 結婚詐欺の発想は面白いが、その目的が小料理屋?
挙句の果て、結末がこれじゃあ?
ロック・オブ・エイジズ このミュージカルがヒットしたのか?
魅力なし。トムも中途半端。