感想

千と千尋の神隠し 宮崎駿監督。
相変わらずの宮崎ワールドである。ファンにとってはもうそれだけで十分かもしれない。ドラマも素晴らしい。はらはらドキドキ、テンポも良く、面白い映画になっている。主人公はいつも少女。一見弱虫だけれど、シンが強く、あらゆる難関に挑戦する。これが冒険ドラマにも匹敵する。そんなところが万人に受け入れられるところかもしれない。
両親と一緒に郊外に引っ越す途中、千尋の一家は『不思議な町』に迷い込む。そこは、いろいろな神様やお化けが、疲れと傷を癒しに通う異世界の湯屋でした。両親は、『不思議の町』の掟を破ったために豚にされて、千尋は独りで生きていくために湯屋で働くことになりました。何重にも守られて育つ現代の子供たちが、突然ひとりぼっちになったら?その答えは、千尋の冒険の中に隠されています。はたして千尋は元の世界に帰れるのでしょうか?