20世紀から21世紀へと移り変わる瞬間が近づいてきた。
不思議ともの静かな年の瀬、煽りたてることもなく、何かが起こるでもなく、
きっと淡々とすりかわって行くのだろう。

今こそ私は、踊らされたくない、無闇に叫びたくない、うかれたくない。
うなだれる事もなく、歯ぎしりする事もない。

ロウソクの炎よりは強く、カラフルなの夏の日差しよりは暑く、少しぬるい水が
沸騰するかの様に、その気持ちは私の空に無理なく広がる。

60年代のドラム小僧はあいも変わらずスティックを放さないだろうし、何も書
き込まれなかった五線紙に残されたインクを好きなように垂らしていくことだろう。

箱船に乗ることもなく、21世紀は静かに幕をあける。

かしぶち哲郎

 

※HP掲載に当たり、原稿より改行位置変更させて頂きました。(「樫の会」HP管理人)
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