1/6 キュアピーチ カラー解説

紫文字はガイアカラー
青文字はタミヤエナメル。


いつも目分量で混合しているので、細かい配合比はご勘弁ください。

223インテリアカラー+005サンシャインイエロー

FGパール・イエロー(スターター6色セット)上がけ。
EX-03クリアー+043クリアーブラックで影入れ
イエローの混色比率は、インテリアカラーの量に比べかなり少なめです。艶を完全に消す事で、光沢のハートの髪飾りとの質感対比を、効果的に演出すると良いと思います。
ハートの髪飾り(白い部分) 031アルティメットホワイト
FGパール・パープル(スターター6色セット)上がけ。
EX-03クリアー+037純色バイオレット+043クリアーブラックで影入れ
仕上げのクリアーは、リターダーを多めに入れて吹きます。乾燥に時間はかかりますが、平滑で奇麗な光沢が出ます。
ハートの髪飾り・イヤリング等 016ブリリアントピンク
102蛍光ピンク上がけ
EX-03クリアー+034純色マゼンタで影入れ
イヤリングは、0.1mm程度の一番細いステンレス線等で耳に固定します。作例では耳、ハート両方にリング状に輪を作って、プラプラ揺れるようになっていますが、シンプルに一本線で固定しても良いでしょう。
ピンクA(薄いピンク)

胸元、肩、袖、手首、スカート(内側)ブーツの襟部分、紐状の髪飾り
レジンの白い下地をハイライトに残すような感じで、
EX-03クリアー+034純色マゼンタで影入れ

作例ではパールを入れておりませんが、お好みで吹いてみても良いかもしれません。


ブーツの襟は、クリアーではなく不透明な白で調色した方が良いかもしれません。
マゼンタは極々少量入れます。重ねすぎるとピンクが強くなるので注意してください。スカートは、深い部分に色が乗りにくいかと思いますが、むしろ塗り残す事で光の透過っぽくなり、薄布の軽い質感が出るかと思います。スミイレ等も、質感が重くなる原因になるので、あえてやらずにおきます。
ピンクB

胴体、ブーツ本体、ブーツ襟の縁取り
016ブリリアントピンク+001ピュアホワイト

FGパール・ピンク(スターター6色セット)上がけ。
EX-03クリアー+034純色マゼンタで影入れ
胴体部分、ツヤ消しにするとパール感が落ちるので、多めに吹くと良いです。ブーツのパールピンクは、あまり効果が目立たなかったので、パープルのパールでも良いかもしれません。
ピンクC(濃いピンク)

スカート最上段(濃いピンク部分)、ブーツ本体、踵部分
016ブリリアントピンク+034純色マゼンタ

FGパール・パープル(スターター6色セット)上がけ。
EX-03クリアー+034純色マゼンタで影入れ
ピンクBとの濃度差がはっきり出るよう、双方の混色比率に注意が必要です。
ブーツの仕上げのクリアーは、リターダーを多めに入れて吹きます。乾燥に時間はかかりますが、平滑で奇麗な光沢が出ます。
ストッキング 017パープルヴァイオレット+034純色マゼンタ

FGパール・パープル(スターター6色セット)上がけ。
EX-03クリアー+043クリアーブラックで影入れ
ピンクに近い、赤みの強いパープルです。017パープルヴァイオレットは、かなり少量です。
レッドA

チョーカー、胸元フリル、肩ひも、手首、小さいリボン類
003ブライトレッド+034純色マゼンタ+037純色バイオレット

作例ではパールを入れておりませんが、お好みで吹いてみても良いかもしれません。
純色の混合比率が多いため、重ねすぎるとどんどん色が濃くなってくるので、注意が必要です。胸元フリルは、深い部分に予め細吹きで色を乗せておくと良いかと思います。
瞳(黒眼、白目)
まつ毛、眉毛




参考用に、拡大画像をUPしました。
サムネイルをクリックしてください。


こちらはサンプルVer.2です。

サンプルVer.3の拡大画像はこちら。
目尻を少し上げてみました。
まつ毛は、ほぼXF9フラットブラウンのみで描いています。アニメ本編では黒で描かれていますが、フィギュアでは肌色との馴染が悪いので私の場合黒は一切使用しません。必要に応じてX23クリアーブルー等を混ぜて濃くします。ラッカークリアーで塗膜を補強した後、フチをX26クリアーオレンジでなぞってぼかしを入れてやると、さらに肌との馴染が良くなります。

眉毛も上記と同色です。髪と同色だと眉無しに見えてしまうので、はっきり濃い線を入れましょう。可能なら、一本線ではなく、毛の集まりを意識した細い線の集合で描き込むと、さらに雰囲気が向上します

黒眼の輪郭線、瞳孔、虹彩の放射線(アニメでは表現されていないので、自己解釈の演出です。)はX23クリアーブルー+X27クリヤーレッド
虹彩の色は034純色マゼンタを細吹き。
グラデを意識して吹き付けます。
白目部分は無塗装白レジンの上からEX-03クリアー+極々微量の043クリアーブラック+044クリアーブルーで影入れ。(青みは極力少なく)
上まつ毛付近が濃くなるように吹き付け。


エアブラシでミリ単位の細吹きを多用します。下記もご参照ください。

※エアブラシ細吹きを綺麗に塗るには?
クリック!
瞳を先に塗って、「練り消し」でマスキング
した後、肌色を吹くという工程で
塗っています。

輪郭線をエナメルで描いて
EX-03クリアー上がけで保護しながらの
作業でした。
「練り消し」はエナメル塗膜に貼りつくので、
使用の際は常にラッカークリアーを
上がけコートしてください。
※「練り消し」とは、美術のデッサン
とかで使用する粘土状の消しゴムの事です。


エナメルの筆書き線は、どうしても眼球面に凸凹ができてしまいます。これを平滑にするために「クリアーコート後にスポンジペーパーで磨き」を数回(5〜10回ほど)繰り返して平滑な面にします。カーモデルの「デカール段消し」と通ずる技法です。欲張って一気に分厚いクリアー層を塗ろうとすると、乾燥中にエナメルで描いた線がジワジワ溶け出してくるので、注意してください。私の場合、乾燥時間を含めてこの作業に1〜2日はかけています。(乾燥ブースも使用)

肌色を最後に塗るのは、ペーパーがけの際に間違って肌色を削ってしまう可能性があるためです。眼球面の作業が完全に終わった後に肌塗装をしています。
ディープサフレスピンク+EX-03クリアー

肌色に関する質問を良くいただくので、初心者でも簡単な混色で再現できるように、シャドー色も含めてこれ一色のみで行っております。
ほんの少し(瓶一本に対して2〜3滴)001ピュアホワイトを入れると、色味が柔らかくなります。サフレスピンクは現在(2012年)、ガイアノーツさんのWeb通販限定でのみ購入可能な様です(そのままでは濃すぎるディープサフレスピンクに、クリアーを多目に混ぜたミディアムサフレスピンク)。サフレスイエローとのセットになりますのでご注意を。


唇と爪は、X22クリヤー+X27クリヤーレッド
肌は完全にツヤが消えるように、EX-04フラットクリアーを上がけします。半光沢では、マネキンの様な硬い質感が出てしまうので、特殊な演出、表現を狙っている場合を除き、あまりお薦めできません。眼球部分を光沢仕上げにして質感を変える事によって、対比効果により肌の柔らかさが強調されます。ツヤの消え方が悪い場合は、躊躇せずフラットベースを混ぜ足しましょう。

眼球部分は練り消しを使ってマスキングします。新品の練り消しは粘着力が弱いので、少量を良く練り込んでおいてください。塗料をかけて汚れた練り消しも、捨てずに練り直して再利用します。(使うほど、粘着力も上がってきますので。)
リンクルンケース(ポーチ) 031アルティメットホワイト
EX-03クリアー+043クリアーブラックで影入れ

ストライプはピンクC
三つ編み状のベルトは、白ではなくピンクAです。
シルバー部分は黒地にアルクラッドのクローム。クレオスのメッキシルバー等でも良いかと思います。
三つ編みのナイロン糸は綻び易いので、先端部分のみ瞬間接着剤を浸み込ませておくと作業がし易いです。ケース裏側に1mmの穴を開けて差し込みます。
ナイロン糸は、下地にプライマーを吹いて普通に塗装しています。塗膜のひび割れ、剥がれ等も大丈夫そうです。
クローバー型のブローチ 黄:005サンシャインイエロー
ピンク:016ブリリアントピンク
青:003ウルトラブルー+001ピュアホワイト
赤:003ブライトレッド+005サンシャインイエロー

緑:018エメラルドグリーン

本体:032アルティメットブラック(002ピュアブラックでも可)
中心部はレジン下地が見える程度に薄く吹いて、外側をEX-03クリアー+043クリアーブラックで影入れして、変化を付けます。仕上げのクリアーは、リターダーを多めに入れて吹きます。乾燥に時間はかかりますが、平滑で奇麗な光沢が出ます。

(サンプルVer.1では、銀下地にクリアーカラーで彩色しましたが、全体的に暗くなってしまうので、あまりお薦めできません。)

彩色サンプルVer.2
  
※この画像2枚は、手首の小さいリボン、取り付け方向が間違っております。
画像の向きとは上下逆に付けてください。

(2012/5/23)

彩色サンプルVer.3

(2012/12/10)