〜覚書いろいろ〜
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●はじめに

 割と評判よくなさげなこのゲーム。まあ、個人的には大好きなので問題ありません。それに入手の際に多少面倒がありましたから、その意味でも忘れがたいゲームではありますし。いや、さすがに衝撃でしたよ、記憶が飛んでますからね。ケース血だらけだし。現場と思しき場所の周辺も見てきましたけど、血溜まりは見当たらなかったな。けっこう血ィ出てたんだが。

 とりあえず身の周りで遊んでいる人間は2人だけですか。その片方は絶対こんなところ覗いてないんですが、もう片方の人はもしかしたら見るかも知れないので、その友達であるあなたに役立つことを祈ってここに覚書を起こします。とりあえず現状ではあなたよりも私のほうが進んでいるのは間違いないので、分からんことなんかは連絡くれれば全力でお手伝いしますからね。


●各能力とその強化に関して

 マニュアルには書かれていないことですので、以下に各能力の簡単な解説と「強化」による能力増減の関連をまとめます。スロットを追加することで行える「強化」は能力の増加が見込める反面、それによって減少する能力もあります。装甲を上げれば移動性能が低下し、旋回性能を上げれば運動性が低下する、といった具合ですね。強化による各数値の上昇幅、減少幅には項目、レベルごとに差があり、調整する項目とそのレベルの上がり方によっては20も変動したりします。単純にフルチューンすればよいというものではなく、うまく増加と減少の釣り合いを取らないといけません

 単純に能力の強化という目で見れば、あまり効果は大きくないと思われます。が、「うまく調整を取って、機体をより遊び手に最適化する」という目的のもと活用すれば、かなり面白い強化ができます。クラウドブレイカーやνガンダム辺り、「出力」を上げていくとものすごいピーキーな機体に変身します。

 ゲーム中の能力表記については「値が高いから全体に優れている」というわけではなく、例えば移動性能なら通常移動とダッシュの性能を総合した評価となるようです。通常移動に劣っていてもダッシュの性能がよければ数値が高くなる、そういうことですね。ただ、バウンドドックのように能力値が低くても変形を駆使することで十分補えるケースもありますので、絶対的なものとは言い切れないでしょう。

 もう1つ。性能関連のスロットは各種類につき1つずつしか取り付けられませんが、武装に関しては3つまで取り付けることができます。装備可能スロット数が多い機体ならば、かなり極端なところまで調整できるでしょう。まあ、そこまでいじって果たしてどういった使い勝手に変貌するのかは計り知れませんけれども

・装甲 防御力↑
移動性能↓
受けるダメージを減少させる。効果は残念ながらかなり小さいと言わざるを得ない(次項参照のこと)。もともと装甲の薄い機体では、この値のことは忘れて被弾しない方向で腕を磨こう。
・速度 移動性能↑
防御力↓
通常時の移動速度が上昇する。感覚的に、こちらもあまり効果は大きくないようだ。
・バーニア エネルギー↑
移動性能↓
ダッシュの持続時間が延長される。100強の差で1、2秒違いが出ればよいほうなので、これもあまり効果は大きいとは言えない。ちなみに、すべての機体はこの能力の初期値が599。ダッシュスピードの違いこそあれ、ダッシュできる時間そのものはどの機体も同じと考えられる。
・出力 移動性能↑
エネルギー↓
ダッシュ時の移動速度が上昇する。これは感覚的に大きく変化があり、出撃時の強制ダッシュで思わぬところまで進むようになる。
・運動性 運動性能↑
旋回性能↓
墜落(ゲーム中では『よろけ』)までの衝撃許容量を上げる。「安定性」という言葉のほうが相応しい表現だ。多少増やしたくらいでは効果はあまり期待できないが、墜落は非常に危険な状況のためこの能力は高い方がいい。低ければサーベル2発→グレネード1セットから追撃のグレネードで墜落を開始するが、高ければもう1セット分サーベル連続攻撃を受けるまで耐えられる。
・旋回性能 旋回性能↑
運動性能↓
機体の方向転換の速度を上げる。もちろん高いに越したことはないが、クイックターンをうまく使えるのであればあまり気にしなくてよい値と思われる。
・兵器出力 兵器出力↑
兵器性能↓
武器の威力を上昇させる。各武器の「兵器性能」とうまく釣り合いを取ることで、武器の使い勝手はそのままに威力を底上げできる。中にはこれをフルチューンしても使い勝手がまったく変わらない武器もあるので、辛抱強く調整しよう。
・兵器性能 兵器性能↑
兵器出力↓
武器のリロード時間を短縮する。ブレード延長効果はあまり実感できないが、武器によってはリロードが明らかに早くなる。リロード時間はそのまま武器の使い勝手に直結するので、武器によって差こそあるが最低でも700以上にはしておきたい。ただし、上げ過ぎても意味のない武器もあるので注意。威力との釣り合いをうまく取ろう。


●参考:装甲とダメージの兼ね合い

 参考までに1つ。装甲を上げたときのダメージ減少の割合に関してエルガイムMk-IIのバスターランチャーフルチャージでちょっと実験してみました。結果は以下の通り。なかなか面白い結果と思います。

ダンバインの場合 装甲110のとき、ダメージは2440 装甲差分185、ダメージ差は325
装甲295のとき、ダメージは2115
バウンドドックの場合 装甲639のとき、ダメージは1509 装甲差分185、ダメージ差は325
装甲824のとき、ダメージは1184

 「装甲」に関してだけの実験ですけども、それぞれの装甲差分と受けたダメージの差分が同じ、というのが興味深くないですか? まあそれは置いておくとしても、ざっとこの結果を見るだけでも強化分の数値はさして効果を上げていないというのが伺えると思います。ダメージ極大のバスターランチャーフルチャージでこの有様ですからダメージの小さなハイザックのザクマシンガン改辺りではもっと効果が薄く、それこそ20点程度しか差がない始末。

 ただ、どれほど小さな数字でも蓄積すれば危険なものになります。それをどの程度まで危険視するか、その辺りの裁量は遊び手それぞれに任されているということでよいのではないでしょうか。まあ、その裁量を行うのにも数々の試行錯誤が必要になるんですが、残念ながらこのゲームのインターフェースはその試行錯誤にはあまり向いていませんね。ミッション中断という選択肢の繰り入れや強化による能力変動の確認についてなど、もう少しやりようはあったと思うのですが。

 あくまでも仮説、というか間違い承知で言わせてもらえば、装甲値1点につき、ダメージを1.75点程度軽減していると思われます。ただし、武装によっては当たり所のようなものがあったりするらしくて攻撃力と防御力の関係はちょっとよく見えなかったんですけどね。ま、あくまでも目安ってことで。


●シークレットミッションいろいろ

 ミッションによってまちまちですが、条件を満足するとアナウンスが入る場合があります。なので、通常と違うアナウンスが入った場合には条件を達成できたと見て間違いありません(例えば、ステージ1では『追加の敵を送る』というアナウンスとともにマラサイが3機出現するなど)。チェイン達成や護衛対象の完全な防衛などに関してはとにかく習熟するしかないので、あきらめずに何度もトライするしかありません。また、機体ごとにミッションに対する向き不向きがあるようなので、その辺も見極められれば楽になるでしょう。例えばチェイン系ミッションの達成には、ガンダムヘビーアームズが向いています。

 現状私が達成できているミッションのヒントを以下に書き出します。我が友人方には役立てて欲しいですね。まずは大まかな傾向に分けられるミッションから。

  • 〜の撃破、全撃破

     対象はテスカスタム、偵察ヘリなど。初めのうちこそ障害もなくただ探して潰せばいいだけなのだが、後半になるにつれて時間制限がかかったり標的がどこにいるのか分からなかったりと簡単そうに見えて結構な難物になっていく。

     地上ステージでは主にステージの端っこのほう(エリアオーバー領域のわずか向こう側)に、高高度を維持しながら存在している場合が多い。戦場とは関係ない方向、高度に存在する敵をよく探せば容易に達成できるだろう。偵察ヘリ辺りは出現するタイミングが限られているが、レーダーをよく見ていればすぐ分かる程度なので問題ないはず。

     宇宙ステージでも似たような感じだが、こちらは捜索しなければならない範囲がぐっと広がるため、かなり標的の発見が難しい。それに加えて「標的がさっさと帰ってしまう」という事実が難易度を引き上げる。とにかく常にレーダーをよく睨み、少しでも怪しげな機影を見たらその方向にすぐさまピッチを合わせてすっ飛んで行く、そのくらいでないと見つけられないし間に合わない。

     バラータスターでは原子炉のあるフロアに下りる前に砲台も含めて敵を全部撃破すると、上のフロアにバッシュが3機出現する。これが条件の敵。この場合戦闘に費やせる時間が非常に限られるはずなので、大火力による即時制圧をお勧めする。サートスターのスペースグライア隊は、ほとんど無尽蔵とも思えるくらいに涌いてくるので辛抱強くいこう。

  • オーガニックプレート取得

     これは比較的簡単な条件。確実にステージのどこかには存在するので、ロックオンなども併用し、よく探すこと。日本近海におけるプレートは、海底に沈んでいるビルの屋上に置いてある。

  • 時間による〜停止

     とにかく逃げ惑うこと。敵を全滅させるとイベントによって停止する例が多いので、逆に考えれば敵を1機残して逃げ惑えばいずれ時間により停止するということになる。ギルガザムネのミサイル発射阻止に関しては、エルガイムMk-IIのバスターランチャーフルチャージが適役。


 その他、ほかに例のないようなミッションについては別個に書き出します。こういうのに限って面倒なのが多いんだ、これが。

 ここに書かれてないミッションについては、比較的簡単なものか、あるいは極端に難しいものかのどちらかです。まあ、不可能なようには作ってないはずですのでいずれはできるように修練を重ねないとですね。

  • スペースポート「全レーダー防衛」

     最初に出現するグライア、グランチャーは自機だけを狙い、施設を攻撃することはない。彼らを全滅させた後に現れる、ダウツェンとダインの群れがシャトルを狙う。爆撃機はレーダー施設を生かしておけば気にしなくてよくなる。

     シャトル攻撃隊のほかに、レーダー施設を特に狙う性質のダウツェンが数機出現する。レーダー施設の耐久力が恐ろしく低いこともあって、こいつらを生かしておくと非常にまずい。なので、レーダー施設の群生する場所を覚えておき、そちらの方角に向かっていると思しい敵を最優先で破壊すること。なお、シャトル攻撃隊は南東、南西(グラン・ガランの見える方角)から、レーダー施設攻撃隊は北西、北東から向かってくる

  • フォン・ブラウン「市街地の損壊率3%以下」

     町中央の広場までブレイバーをおびき出し、そこで撃破。初期配置のブレイバーをすべて潰した時点で条件が満足されていれば、戦闘終了。敵機投降のアナウンスが入り、スカルガンナー部隊は出現しない。ただし、中央の大きなビルはそれだけで5%の破壊率を持つので注意。Zガンダムのビームライフルなら射程もほどほどなので適役か。

  • 戦艦リーブラ「リーブラの主砲破壊」

     さんざん悩んだが、別段難しいことはなかった。ただ主砲に攻撃を加えていけばいいだけ。

     原作及び関連作品を見ていれば一目瞭然だが、主砲はエンジンブロックを連結する中央部の裏側にある。落石や浮遊岩塊と同じく「ただあるだけの壊せるもの」扱いでロックオン対象にはならない。まあ細かいことは気にせずに中央にある砲口にどんどん攻撃を加えていけば、いずれ爆砕する。

  • ユーラシア東部「ウィル・ウィプスの撤退」

     ほんのわずかな間だけ標的がエリアオーバーぎりぎりのところを通過するので、その間に破壊してしまう。ウィル・ウィプスはオーラバトラーには構わないで攻撃を集中させないと破壊は難しい。

  • UCE議会「支持率100%」

     海底、エリアオーバーぎりぎりまで潜ってしまえば、ヘリに映されることはない。あとは長射程の武装でリーオーを壊していくだけ。支持率100%を達成すれば戦闘終了になる。1000前後の射程がある武器を装備した機体なら、そう難しいことはないはず。

  • ジャブロー「隠し通路発見」

     実は、この隠し通路は先にジャブローを襲撃しているとき(シークレットが『敵司令車両の撃破』のステージ)にシークレットの条件が利用している。先にそのステージで敵司令車両を尾け回せば、やがて通路に入っていくのが見られるだろう。

     で、隠し通路の所在を確認したらこのステージでそこに行く。すると大佐が落とした岩が道に蓋をしているので、攻撃してどかす。あとはヘビーメタルの群れを始末していれば護衛対象が勝手にこの中に入って行き、ミッションが終了する。

     もしいきなり見つけたいのであれば、ヒントは「車しか入られないような狭い隙間」で、「車道が何もないようなところに入っていっている場所」である。足元によく注意するといい。

  • グリプス2「バウンドドックまでを100秒以内に撃破」

     このミッションは、キャンペーンで僚機を出して臨んだほうがいいかも知れない。効果がろくに実感できないものまで当てにする、そのくらい時間がない

     戦えるところまで自分の腕前を上げる、これはまず基本。方法としては、マラサイ1機とハイザック2機の小隊を出現と同時に撃破していくというのが理想。バウンドドックの出現は完全に早回しなので、とにかく素早く立ち回ろう。条件を達成できればティターンズ兵の「化け物か、こいつは!」という悲鳴とともにハンブラビが3機出現する。

     個人的な手段は、クラウドブレイカーをカスタム化し(別項目にカスタムの方向性を記述しているので参照されたい)、敵小隊が切り離したゲターにこちらの攻撃が当たらないようにしながらミサイルのマルチロックで同時撃破。討ち漏らした分はガトリングガンとショットガンで掃除する。カスタム化した状態ならミサイルが当たれば敵はほぼ即死状態になるはずなので、掃除は難しくない。もちろんこれは私自身がクラウドブレイカーを愛用していたというのが機体選択の基準なので、それぞれ得意な機体で臨むのがいいだろう。

  • 北米近海「グラン・ガランの装甲80%以上残す」

     グラン・ガランを狙うライネックとビランビーを優先して破壊、オーラバリアが消えたその最初の回でゲア・ガリングとウィル・ウィプスを潰す。バーンのガラバ、ハイパーガラバは攻撃力が大きいためグラン・ガランが巻き込まれるとまずい。最優先で破壊すること。お供のビアレスは基本的にこちらを狙うため、バーンとの戦闘に横槍を入れてきて実にうっとうしいがどうせ倒しても涌いてくる。完全に無視して構わない。

  • オルファン近海「ナデシコCによる敵15機の撃破」

     グライダーユニットを持たない機体でナデシコの前に陣取り、グラビティブラストの発射姿勢に入ったらナデシコの艦橋の上に逃げる。ナデシコがボソンジャンプで離脱するまでこれを繰り返す。間違ってもグラビティブラストの射線には接触しないこと。最後に登場するバロンズゥが強敵なので注意。

  • アラビア半島南部「敵勢力の撃破」

     これはエクストラミッション。連続して出現する敵を全部撃破するというだけの単純なものだが、さすがに一筋縄ではいかない。

     ガラバとズワァース、トールギスとファルゲン、バロンズゥとザカール、サイコガンダムとバウンドドック、夜天光と六連の群れ、アシュラテンプルとカルバリーテンプルにオリジナル・オージェ(オージ)の順に出現する。もう1組くらいなんかいたかも知れない。一区切りごとに体力は全回復する。

     ファルゲンに構いすぎるとトールギスのドーバーガンが炸裂する。バロンズゥはフィンがあまりにも危険なのでとにかく急いで撃破。ザカールはV-MAXをなんとか回避し、行動を停止したところを大火力で一息にすり潰す。夜天光はボソンジャンプによる超急接近に注意。オリジナル・オージェはバスターランチャーを所持しているので気をつけておくこと。

  • 地球衛星軌道上「敵勢力の撃破」

     これもエクストラミッション。ファルゲンとプラクティーズ、オージェとアシュラテンプル、ジ・オとガンダムエピオン、グライムカイザルとブラッディカイザル、サザビーとαアジール、シュティーアとハーラル、サイコガンダムMk-IIの順に出現。こちらも一区切りごとに体力は全回復する。

     プラクティーズに構っているとファルゲンの怒涛の攻撃でいつのまにか致命傷を負わされている。サザビーの格闘攻撃に気を取られるとαアジールの大出力メガ粒子砲が炸裂。サイコガンダムMk-IIは単品でも激烈に強いので、決して侮ってはいけない。おおよそ距離が1200を越えた辺りからサイコガンダムMk-IIの射程外になるので、それ以上の射程をもつ武器で攻めれば比較的楽になるだろう。



●現状取得できている隠し機体(2005.02.22)

  • ズワァース
  • 夜間迷彩ビルバイン
  • アルストロメリア
  • ザカール
  • ユウブレン
  • バロンズゥ
  • トールギス
  • ガンダムエピオン
  • ギルガザムネ
  • バウンドドック
  • キュベレイ
  • オリジナル・オージェ(オージ)
  • アシュラテンプル
  • アモンデュール・スタック
  • サザビー

 ここからは個人的な事柄。やっとこさ全機種入手できました。隠し機体はシークレットミッションの達成により次々開示されていきます。が、とんでもなく難しいミッションが多々混じっているためすべて揃えるのは容易なことではありません。それと、いろいろな機体でいろいろなミッションにおいてエースを取り続けていくべし、という条件もあるみたいですね。まあ、とにかくいっぱい遊んでどんどん慣れていけば入手できる機体もあるよ、ってことでしょう。

 敵として登場したものは容易に予想がつくとして、そんな中に妙に渋い機体が混じっていますね。アルストロ、ユウブレン、キュベレイ、アモンデュール〜辺りは普通にゲームを進める限り、キャンペーンモードには登場すらしません。それと、夜間迷彩ビルバイン。性能同じかと思ったらなんとこちらのほうがわずかに劣っていたりします。色塗り替えただけで強くなったり弱くなったり、忙しいやつだ。

 念のため言っておきますが、新機体はすべてランデブーポイントあるいはフリーミッションで機体編成画面に入り、そこでエースポイントを支払って購入しないと入手できません。艦にどの機体を積むか、その編成をする画面で新しい機体も買うということです。自動的に入手できる機体はゲシュペンストにクラウドブレイカー、百式だけですのでご注意を。……しかし、ファルゲンを差し置いてギルガザムネとは……渋すぎだ、グン=ジェム。


●自力では達成できなかったミッション(2005.02.22)

 これはよそ様からヒントをもらわないと駄目だったミッション。最後まで、自力では鍵を見つけることができませんでした。非常に残念です。

 それでも、一応達成したときの解き方を書いておきますか。「ネオジオン艦隊」辺りはたぶんこれが一番楽な方法だと思いますし。

  • 13バンチ「2分以内にクレープス全撃破」

     これは爆弾にぴったりくっついて、敵の機影が自分の周囲に集まってきたところで起爆というやり方しかないでしょうね。爆風にはそこそこ範囲があるので、自分に敵機影ががっちり重なってなくてもある程度周囲にいれば巻き込めます。その範囲は各自で見つけてもらうしかないんですが……まあ、ある程度運が絡むといってもいいかも知れません。うまくいくと、アナウンスはありませんがハンブラビが3体登場します。ロックできる敵がどれほど戦いやすいか、しっかり噛み締めましょう

  • ラビアンローズ「リスニル撃破」

     正確には時間で出現のようですが、ミッションを進めてしまうとミサイルばらまきが始まって敵位置の特定どころではなくなります。だから、人はアシュラテンプルとの戦いを長引かせるという方法を選んだみたいですね。確かにそれなら邪魔も入らず、確実に発見できます。ここでのリスニルは偵察用という触れ込みで、ガラクタみたいなものです。見つかりさえすれば壊すのは実に簡単なはず。

     ただ、出現するまでにかなりの時間の経過が必要なようです。アシュラテンプルが出現したらひたすら逃げ惑い、その間じっとレーダーを眺めましょう。さもないと待ちぼうけを食らった挙句に帰られちゃった、などということになりかねません。

  • ネオジオン艦隊「敵部隊全撃破」

     これは完全に不覚を取ったミッション。ムサカは含まないんですね。まともにやったらまず確実に達成不可能じゃないでしょうか。

     超簡単な方法。開始直後にエリアオーバーぎりぎりまで後退し、そこでじっと待機します。で、ギラドーガが出現したら長射程の武器で狙撃、迅速に破壊と。ギラドーガは必ず2機ずつの出現になりますし、左、右の順番で接近してきますから、「攻撃圏内に入るまでひたすら直進」という敵のルーチンと相まって仕留めるのは極めて楽です。ただ出現までにいい時間がかかりますのでね、私はズワァースのフレイ・ボムであっさりと終わらせましたが、20分くらいかかるんじゃないですかコレ?

     達成すると「敵モビルスーツ全滅」のアナウンスが入り、ヤクトドーガとの戦闘がキャンセルされます。てことは、素でコレを発見してしまった人はギュネイのヤクトドーガは一回しか出現しないと思うってこと? 完全に「知らないと達成できない」の世界ですね。ほんと、自力で見つけた人は大したものです。あと、このミッションは「待機」という性質上グライダーユニットが付いてる機体は不向きです。勝手に移動しちゃうから。




●お気に入り機体

 最後に、個人的によく使う機体などを。ゲシュペンストも悪くないですが、いかんせんちと武装が偏りすぎてて。「ジェット・マグナム! 食らえ!!」(声:堀内賢雄)と景気よくやりたいところですが、なかなか当たらないしなあ。サザビーやらザカールやらは最初から信じがたいくらいの高性能ですが、すると逆に可愛げがないというか。

 ウイングガンダム系の5種類はそれぞれクセがありますね。扱いこなすにはちょっと修練が要るようです。でも、その分使いこなせれば面白い性質を持ってるというのは伺えますので、可愛がる甲斐はあると思います。あとはヘビーメタル系の機体、これはスラスターユニットのおかげで格闘攻撃が非常に扱いやすくなりますね。敵の格闘攻撃の範囲をすっと通過して攻撃を誘い、空振らせてから隙を突き放題です。いやー、機種ごとの特徴がはっきりしてて楽しいわ。

  • クラウドブレイカー

     ゲーム「叢 -MURAKUMO-」がベースの量産型A.R.K。量産機とは思えないほどの性能を持つ。装甲が薄く、また格闘戦も苦手ながら、武装のバランスが各距離に対応していて性能に勝るはずのゲシュペンストよりもずいぶん扱いやすい。格闘戦にはショットガンで対応、ほかはマイクロミサイルで足止めをかけてから電子スナイパーライフルを撃ち込むというスタイルでかなりイケルはず。グライダーユニットのせいで停止できないが、まあその辺は些細な問題だろう。ほとんどのシークレットミッションと、エクストラミッション2つもこの機体で完遂している。

     個人的な調整方向は、出力8、運動性8、旋回性能4。武装はスペシャルの出力6、性能8。アタッチ1の出力8。メインの出力8。サブの出力8。もう少し調整してみたところ、ミサイルは性能が750でも700でもリロード時間にはまったく差が出ないということが分かったのでフルチューン。どうも兵器性能という数値がどれほどの効果を及ぼすのか、というのは具体的な効果としては見えづらいな。

  • Zガンダム

     「機動戦士Zガンダム」の後期主人公機。なんと乗り手本人が設計に関わっているらしい。武装、性能ともに全体にバランスがよく、比較的初期に入手できる機体としては実に馴染みやすい。ウェイブライダーへの変形もできるので移動もばっちり。ハイパーメガランチャーの方向補正能力が低いのが少々引っかかるが、それを欠点と言うのはあまりにも贅沢。格闘戦ではサーベル2発からグレネードのセットが、つなぎが早くて使いやすい。そのままアタッチ2でもう一撃グレネードをプレゼントすると運動性能の低い機体は墜落を開始する。

  • エルガイムMk-II

     「重戦機エルガイム」の後期主人公機。敵の作ったものを盗んできて改造、この姿になったそうな。スラスターユニットのおかげで敵をロックオンしての高機動戦闘には実によく対応できるが、通常のダッシュは少々苦手。まあそれはプローラーに変形して対応すればよい。バスターランチャーのフルチャージが非常に便利で、敵の出現に合わせて発射するようにすれば大概の敵が瀕死になる。ただし、格闘戦はちょっと苦手。Sマインもどこに飛ぶか分からず、実に扱いづらい。大火力による瞬間制圧用にどうぞ

  • νガンダム

     「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主人公機。後半にならないと参入しないだけあって、うまく調整できるとすさまじく強くなる。防御面で少々もろい(最低級の装甲)が、そこはIフィールドと被弾しない技量でカバーするように。ロックオン時の前ダッシュ中にバズーカを使うと見られる後転撃ちは、2発分の消費だがその分強力。フィンファンネルが使い捨てなのは残念だが、頼らなくても十二分に戦っていけるだけの潜在能力がある。

  • ズワァース

     「聖戦士ダンバイン」の敵役、黒騎士ことバーン・バニングスが使っていた機体。射程、威力、衝撃性能に長け、しかもある程度の追尾性能まで持つフレイ・ボムが実にお役立ち。というか、遠距離戦ではこれしか頼ることのできる武装がない。オーラバルカンとワイヤークローで何をしろと。ただし、方向補正能力には欠ける(オーラコンバーターから発射されるので常に機体の向いている方向にしか射出されない)のでその辺りはうまく立ち回ろう。

     使いにくめ、と思っていたのだが、フレイ・ボムの性能を少しいじってから格闘攻撃にうまく絡めると、悪魔のように強くなる。オリジナルオージェ辺りならバイオリレーションを持ち出す暇すらなく片付けることが可能。ただ、近づいて滅多打ちという戦術になりがちなので、かっこよく立ち回るのならかなり意識しないと難しいだろう。お子ちゃま戦術なら誰だってできる。問題は「機体をいかにスマートに扱いこなすか」ということだ。



●ほか雑感

 細かいところにいろいろ粗が目立ちますが、まあ問題なく遊べる作りではあると思いますね。「聖戦士たち」をバックに聞きつつ、クラウドブレイカーを駆ってハイパーレプラカーンと真正面からやり合うのは楽しいですし。とりあえずロックオン系の仕様に関しては大馬鹿と言わざるを得ないんですが、「ターゲット」を距離優先にして「クイックターン」をONにすることで多少なりともマシになります。それでも改善されない部分は自分の慣れでどうにかするしかありません。もし自信がついた、あるいは必要に迫られたのならば、「ターゲット」をカメラ優先にし、右スティックでカメラを自分で操作するという方法もあります。

 それと、「ロックサイトゲージ」は絶対にONにしておきましょう。でないと距離も残り体力も何も表示されず、何がなんだかさっぱり分かりません。


 難易度に関わらず、一度クリアすることで「フリーミッション」が出現。ここでは、キャンペーンモードにおいてはいちいちランデブーポイントを待たなければ変更できなかった強化スロットを自由に操作することができます。エースポイントもキャンペーンモードと常に共有されていますので、一度フリーミッションを出してしまえば機体や艦の強化について困ることはまったくなくなります。もっとも、繰り返しているように強化に関してはいろいろインターフェースに問題があるのでなかなか自分に最適な調整を行うのは難しいのですが。

 各ステージにおけるエースポイントの算出は、実は減点方式。それぞれ基準が定められているようで、それを超過してしまうと減点が開始される仕組みのようです。1ステージにつき入手できるエースポイントは、最大9999点。ただ数字を溜めていくのならば、UCE議会「支持率100%達成」でリーオーを潰していれば簡単に9999点が取れます。また所有できるエースポイントの上限は999999となっています。というか、そんなに要らないし


 ある程度機体が揃ってくると敵として登場した機体も自分で使用できるようになるわけですが、そんな機体だけを僚機として出撃させるとなんだか自分たちが悪者になったような気がして新鮮です。サザビーとキュベレイ、νガンダムなんか同時に僚機登録しようものなら、ゲーム中では何もないように見えるもののその実さぞかし場が荒れていることでしょう

 僚機は同じ領域で一緒に戦ってくれるのではなく、同じ戦場の別の戦闘領域でそれぞれが独自に戦闘を進めていくという役割でして、マニュアルによればよそからこちらの領域に回ってくる敵の数を減らしたり、ボスクラスの敵と少し戦ってダメージを与えたりしてくれているようです。登録しておくと、「そっちに行ったぞ! 任せる!」とか「それはいけない。気をつけろ!」など彼らによるアナウンスがいろいろ入るので戦場に彩りが添えられますが、正直なところ実際の効果はほとんど実感できません。でも僚機を登録しておくと、ステージクリアしたときに伝説のパイロットたちがいっせいに褒めてくれるのでなんか嬉しい。

「君は才能があるようだな」(声:池田秀一)
「さすがエースパイロットといったところか」(声:子安武人)
「君はいいパイロットだな、頼もしいよ」(声:古谷徹)

 えへへへ、いやあそれほどでも。


 ま、現状ではこんなところですか。また何か面白いことなどあったら書き入れます。しかしエクストラミッション、音楽かっこよかったけど大変だった。世界のどこかには、全部の機体でこれを軽々クリアするような人間もいるんだろうなあ。