映画ブログ シネマ発掘隊  埋もれた名作を発掘しています

「ウォーター・ホース」「アトランティスの心」 「KーPAX 光の旅人」「アメリ」
「陽だまりのグランド」「ロードオブザリング」 「ジェヴォーダンの獣」「蝶の舌」

「アンジェラの灰」「私を愛したギャングスター」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
「リトル・ダンサー」「ペイ・フォワード」「スナッチ」「小説家をみつけたら」「ショコラ」
「恋ははっけよい」「マレーナ」 「恋ははっけよい」「幼なじみ」「ハローアゲイン」
「ニューイヤーズディ 約束の日」「誘拐犯」

ウォーター・ホース ★★             FEB2008  

http://www.sonypictures.jp/movies/thewaterhorse/

ネス湖のネッシーの有名な写真の裏に隠された真実とは。
ケルト伝説に登場する架空の生き物ウォーターホースと少年の交流を描いた感動作。
母親役はエミリー・ワトソン以外には考えられないくらいのはまり役でした。
水辺で、大きな卵を見つけたら、大事に孵化してみるとすごいことになるかもしれません^^
自然観察が大好きな父の影響で、なにかと自然おたくな少年の小屋(父の書斎兼物置?)にわくわくしました。
ウォーターホースのようなすばらしい生き物が地球のどこかに生きてるといいなぁと思いました。

マジェスティック ★★                JUN2002  


『ショーシャンクの空に』『グルーンマイル』に続く フランク・ダラボン監督の待望の第3作 『マジェスティック』がいよいよ公開される。 主演ジム・キャリー 舞台は1951年、アメリカ西海岸の小さな町“ローソン”。 ある日、海岸にひとりの男が打ち上げられる。 その姿を見て驚き、狂喜する町の人々。 ――その町では、誰もが彼を知っていて、 あらゆる場所で彼は大歓迎を受ける。 喜びに涙する老いた父がいて、美しい恋人がいて、 幼なじみがいる。彼の存在は、朽ちかけた町に 戻ってきた希望そのものだったのだ。 けれども彼には、自分が誰なのかわからなかった……!
(以上オフィシャルサイトより抜粋 )

映画情報オフィシャルサイトへのリンク&ひとこと感想文

アトランティスの心★★                  21.May.2002


数あるキングの小説の中でも、とりわけ深い精神性とエンターテイメント性をあわせ持ち、キング本人の少年時代が投影されているともいわれる小説「アトランティスのこころ」が、『シャイン』(アカデミー賞7部門ノミネート)のスコット・ヒックスの手により、ついに映画化された。主演は、名優アンソニー・ホプキンス。当代最高のスタッフ&キャストを得て、『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』に続く、スティーブン・キングにしか描けない、新たな[こころの奇跡]の物語が誕生した。... 以上映画サイトより抜粋

STORY当時のボビー(アントン・イェルチン)は、母リズ(ホープ・デイビス)と2人で暮らしていた。父は幼い頃に亡くなり、写 真でしか知らなかった。母はまだ若くて美しく、幼い息子よりも自分のことしか頭にない。11歳の誕生日を迎えた朝、母からプレゼントにもらったのは図書館の貸し出しカードだった。まわりの友達がみんな持っている自転車を、ボビーは買ってもらえずにいた。そのくせ母は、自分が着る最新流行のドレスにはいくらでもお金をつぎ込むのだった。  そんなボビーの毎日に、一人の老人が現れた。彼の名はテッド(アンソニー・ホプキンス)。ボビーと母の住む家の2階に下宿することになった彼は、どこか謎めいた男だった。落ち着いた声でゆっくりと話し、驚くほど知的な彼は、ある日ボビーに言う。「きみに頼みたい仕事があるんだ。もしかして自転車を買えるかもしれないよ」と。ボビーは不思議に思う。自転車のことなんか、何も話していないのに……。テッドが週1ドルでボビーに与えた仕事は、目の悪くなった自分の代わりに新聞を読むこと。そして「よく周りを見て、感覚を鋭敏にしておく」ことだった。。... 以上映画サイトより抜粋

なまじ、「ハンニバル」を見てしまったがゆえに、アンソニーホプキンスがいつレクター博士になってしまうか、最後までヒヤヒヤして気が抜けない。こんな心温まる素敵な映画で「ハンニバル」を思い出す不届きな観客は少ないと思う。アンソニーホプキンスは「永遠の愛に生きて」以来ひさしぶりの正統派名優の貫禄が滲み、優しく不思議な老人の役、素晴らしいかった。

アメリ★★                  8.May.2002

オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ/ヨランド・モロー/ジャメル・ドゥブーズ/イザベル・ナンティ/ドミニク・ピノン 製作:クローディー・オサール/監督:ジャン=ピエール・ジュネ/脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ロ-ラン2001年上半期のフランス映画のなかで、あらゆる意味でもっとも話題になった作品、それが『アメリ』だ。まず4月末の公開一週間でいきなり120万人もの観客を動員したこと。それを受けて、5月のカンヌ映画祭に出品されなかったことに対してマスコミが事務局側の判断を揶揄し、論争を巻き起こしたこと。さらにその後も衰えることなく膨張する動員数と称賛の声に、今度は反旗を翻すかのように一部の批評家が、「移民がきれいに排除された復古的、右寄りの映画」と批判した等々。そんなわけで公開数ヶ月を過ぎた現在も話題は収まらず、ロングラン・ヒットを続けているのである。実際、映画の評判を聞いてシラク大統領やジョスパン首相までもが鑑賞したというのだから、その加熱ぶりは推して知るべしだろう(先出の批判的な意見は、レトロなパリの良さを描いたこの作品が、政治家たちにプロパガンダとして用いられるのを恐れたゆえの、いささか作意的な行為でもあった)。 いずれにせよ確かなことは、『アメリ』がそれだけ多くの人に愛されたという事実だ。その一番の理由は、情緒あふれるモンマルトルを舞台にしたこのチャーミングなコメディが観客を温かな気分に誘うから。
(以上オフィシャルサイトから抜粋)

サントラ
タイトル:「アメリ オリジナル・サウンドトラック」 東芝EMI(株)
音楽:Yann Tiersen(ヤン・ティルセン) 値段:\2,548(税込)

前評判なんか気にせずにお洒落なアメリライフを堪能し、気軽に楽しむのがいい。過剰なる期待はがっかりを呼ぶ。 楽しくてほのぼのした映画、とってもコミカルでお洒落。だが後半、非常にまどろっこしいので、気が短い人は発作に注意。 癒し系なのになぜか素直に楽しめない自分がいた。 老いを感じてしまったな〜
http://www.amelie-lefilm.com/intro.htm
こちらはフランスのオフィシャルサイト


光の旅人★★★               1.May.2002  

「アメリカン・ビューティー」「ユージュアル・サスペクツ」で2度のアカデミー賞に輝いたケビン・スペイシーと、「ザ・コンテンダー」をはじめとする4作品でアカデミー賞候補にあがったジェフ・ブリッジス。アメリカ映画を代表する名優ふたりが、熱のこもった共演を見せる感動のヒューマン・ドラマが誕生した。自称・ 異星人というユニークなキャラクターが主人公を務めるこの作品は、意外性に満ちたストーリー展開のなかに、人と人との絆のテーマを優しく語りあげ、昨年10月、最も「救い」を求めていたアメリカでNo.1大ヒットを記録した。 K-PAX星から来たという、自称異星人、プロート。 映画の中でプロートが語る、我々が知らない宇宙の話。 そして、周囲の人々の心を柔らかく解きほぐしてゆく、不思議な存在感・・・

STORY
初夏のニューヨーク。グランド・セントラル駅が不思議な光に包まれた日、雑踏のなかに黒いサングラスをかけた男が現れた。自分をK−パックス星人だと主張する彼は、病院の精神科へ送られ、そこでひとりの医者と運命の出会いを果 たす。妄想とは思えない的確さで宇宙の謎を語り、周囲に不思議な影響力を与えて行く男と、そんな彼の真実を見極めようとする医者。ふたりの間には、いつしか立場を超えた絆が芽生えていくが、男の正体は謎のままだ。果 たして彼は本当に異星人なのだろうか・・・・・・?  この最大の謎であるエンディングを迎えた時、ふと“やさしい気持ち”になっていることに気付く。こんな不思議なことも、もしかしたら現実におきることなのかもしれない・・・、と想像させてしまう映画だからこそ、心を癒す現代の寓話として語りつがれていくのである。その感動をいっそう確かなものにしているのが、プロートに扮したケビン・スペイシーの名演だ。人間より遥かに進化したK−パックス星人を自称するプロート。知的で分析的なキャラクターは、デッドパン(無表情)な個性を持つスペイシーの十八番だ。対するパウエル役、ジェフ・ブリッジスの温かみのある演技も魅力の一つだ。プロートの正体をめぐる疑念や、彼との会話に触発されて生じる心の葛藤をきめ細かく表現し、映画に寄せる観客の共感を大きくリードしていく。
(以上オフィシャルサイトから抜粋)

見終わって5日目に効いてきて、思い出してジーンとしてしまった。この作品は速効性はないが、後からじわじわと効いてくるのだ。
原作も今度読んでみたい。なかなか奥の深い作品だった。 この作品はエンドロール最後まで見ないと損するかも。


陽だまりのグランド★★★           24.Apr.2002  
監督ブライアン・ロビンス 主演:キアヌ・リーブス

STORY人生の転機は、思いがけない時にやって来る。コナー・オニールの場合は、少年野球チームのコーチを依頼された時がそうだった。  彼がその役目を引き受けたのは、週500ドルの報酬のため。しかし、タフな生活環境に負けずめいっぱい野球を楽しんでいる子供たちと交流を深めるうちに、コナーの心には、誰かのために何かをする喜びと、人生に対する責任感が芽生えていく。全米で2週連続ナンバー1の座に輝いた『陽だまりのグラウンド』は、そんなひとりの男の成長と再生を描く物語。挫折の泥沼にはまりこみ、生きる目的を見失った人間が、子供たちとの触れ合いを通 じて自分を取り戻していく姿を、ハートウォーミングなタッチで綴り上げた感動作だ。
(以上オフィシャルサイトから抜粋)


それほど期待はして無かったが、こういう映画に限って泣かされる。参った、黒人の子供〜(;o;)「十二番目の天使」かと思ったぞ!

ロードオブザリング★★★★          7.Mar.2002  


20世紀最高の本が、今まさに21世紀最高の映画に変貌しようとしている。善悪の対立、類稀なヒーローたち、素晴らしい生き物、そして邪悪な恐怖の軍隊を描いた画期的な J・R・R・トールキン著の大作が、長編映画三部作として出現する。
「ロード・オブ・ザ・リング ─3月2日(土)より
「二つの塔] (The Two Towers)」 ─ 2003年
「王の帰還 ](The Return of the King)」 ─ 2004年

ニュー・ライン・シネマ製作の「ロード・オブ・ザ・リング」 は、同じ監督、キャストで長編映画三部作を全編同時に撮影する初の試みであり、ハリウッドの歴史上最長かつ最大、また最も独特な作品である。  (以上オフィシャルサイト から抜粋)

続きが待ち遠しいので、本読もうとようやく決心しました。 ホビットの冒険は読んでたので、懐かしい人出てて嬉しかったです。 RPGのウィザードリーシリーズとかPCのMITHにはまってたので ものすごく馴染みの有る世界観です、こういうの好きなんだな〜。

『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー』
http://www.pan-dora.co.jp/corin/index.html ---オフィシャルさイトより抜粋---
『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督がそのエピローグとも言 える映画を完成させていた! 世界史上でも例を見ない<モキュメンタリー>の手法 をもちいて描く、映画史に埋もれた天才監督コリン・マッケンジーの生涯。 人類初 のトーキー、カラー、長編劇映画を監督した人物をピーター・ジャクソン監督自身が 追っていく! 幻の快作と呼び名の高い『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー』 再び上映


ジェヴォーダンの獣★★★★          14.Feb.2002  

18世紀のフランスはジェヴォーダン地方。ここでフランス史上最大の謎として語 り継がれる事件が発生した。約3年間で100人以上の犠牲者を生んだこの事件は 狼に似た獣の仕業とされたが、真相は突き止めらることなく今日に至る。そして 今年、史実に基づくこの伝説が200年の時を超えて映画化された。それが 『ジェヴォーダンの獣』だ。フランスでは今年一番の大ヒットを記録している アクション大作である。   (以上オフィシャルサイト から抜粋)

全然期待してなかったのですが面白かったです★ 「息子の部屋」でこけたあとだったので100倍良かった。 武道(マーシャル・アーツ)の達人マーク・ダカスコスがマニ役で登場しますが 彼の冴え渡るアクションがすごくカッコ良かった。 謎の獣に襲われる人々の体当たりの名演技(痛そう!)で、 すごく恐くて、アクション(香港スタッフ直伝)も大迫力。 中世フレンチカンフーオカルト猟奇伝説?っていう感じ。よっぽど気に入ったのか、2度も見に行った。 原作もなかなか面白かった。

蝶の舌★★★★★★                               19.Jan.2002  
ホセ・ルイス・クエルダ監督作品 スペイン映画

PREVIEW  初めての学校、初めての友達、初めての恋、陽だまりの暖かさ、 動植物のささやき、蝶にも舌があること、そして揺れ動く時代と 「さよなら」の予感……。  『蝶の舌』は、8歳の少年モンチョが大好きな先生と出会い、大自然の驚異に触れ ながら成長し、やがてスペイン内戦という悲劇的な時代に直面するまでを描いた運命 の物語である。 99年サン・セバスチャン映画祭で上映されるや、映画のラストで少年が叫ぶ“ある言 葉”に激しく胸を打たれ、感極まった観客たちの拍手は鳴り止むことなく続き「芸術 の飛翔!」「涙なしには観られない」とマスコミを熱狂させた。さらに、同年スペイ ン・アカデミー〈ゴヤ〉賞では、13部門ノミネートという快挙を成し遂げた。 -----以上、オフィシャルサイトより引用

★原作 「壁と一枚の窓」 マヌエル・リバス 「蝶の舌」角川書店1000円にで発売中
原作
「蝶の舌」「霧の中のサックス」「カルミーニャ」短編の中の3つの物語が 巧みにミックスされて原作の良さをさらに引き出して見ごたえのある作品。 ほんとに・・・いい映画だ!!!。10年に1本の名作だ。美しく切なく厳しく、淡々として素晴らしい。 原作読んで、筋知ってるのにラスト泣けた。 電車で思い出しても泣けた。 思い出し泣け出来た映画はこれが初めて。 ホセ・ルイス・クエルダ監督の作品「にぎやかな森」も観たくなった。
こんなすごい名作は10年に1本観れるかどうかわからない!
こんな凄い映画の後から観る映画は色褪せてしまうんじゃないのかと心配になる程の素晴らしい映画だった。

蝶 の 舌 豆知識ネタ!!
ドン・グレゴリオ先生がモンチョ少年に本をあげようとして、 本棚から1冊の本を手にとるけど、躊躇して別の本(宝島)をあげるシーン 「やめた本はいったいなんだったの???」と気になっていたら パンフレットに書いてくれてました。 あの本はロシアのアナーキスト、クロポトキンの「パンの獲得」だそうです。 まだ幼い少年には時期早尚と考え「宝島」に交換したそうです。(このへんの気配りがきめ細かくて、凄い!)


見のがしたけどビデオが楽しみな映画
うつくしい人生/ビデオが楽しみ!         2月23日〜2002  
l1999年/ フランス 2月23日〜新宿武蔵野館3にて公開 舞台はフランス中西部の息を呑むような美しい自然が息づくセヴェンヌ国立公園。 雄大な大地と空を背景に「自分らしさの発見」という永遠のテーマが活き活きと 描かれている。1999年のサンセバスチャン映画祭では圧倒的な支持を得て見 事にグランプリを受賞。 ? 南フランスの田舎町。牧畜を営む一家の息子ニコラは、都会へのあこがれもいだき ながらこのまま農場にとどまるべきか迷っていた。 そんなある日、かつてオペラ歌手であったマリアという女性と出会い車で送ること になる。一度きりの出会いと知りながら、ニコラは恋に落ちてしまう。一方、膨大 な借金を抱えた家族は次第にはなればなれになっていく。慣れ親しんだものたちが 崩れていくとき、平凡に生きることさえ難しい。どん底を知って初めて本当に大切 なものの存在に気付く。その時彼の心に浮かんだのは、村はずれの山にある古い祖 母の生家だった・・・。 ?          
(以上オフィシャルサイトより抜粋)
がんばれリアム/ビデオが楽しみ!          2002  

リアムの生きる 1930年代リバプールには、不況の波が押し寄せ、父の働く造船所は閉 鎖。仲の良かったご近所や、家族の間にも争いが生じていく。そんな時リアムは、辛 そうなお父さんのそばにはそっと座り、疲れ切ったお母さんには髪を梳いてあげる。 何にでも一生懸命なリアムは、饒舌で出来のいい子ではないけれど、ただそこにいる だけで、みんなの心を和ませていくのです。この一家に訪れたさまざまな事件は、決 して時代特有のものではありません。こわれそうな家族を支える子供の存在の尊さを 改めて問いかけます。 監督は、『マイ・ビューティフル・ランドレット』から『ハイ・フィデリティ』イギ リスのみならずハリウッドでも活躍する映画作家、スティーヴン・フリアーズ。『司 祭』、『GO NOW』を手がけた俊英脚本家ジミー・マクガヴァンとの共同作業よって、 子供の目から見た世界をユーモアと愛情たっぷりに描いている。生真面目な父役に 『大地と自由』、『マイケル・コリンズ』などイギリス映画には欠かせない演技派、 イアン・ハート。姉テレサ役に、その繊細な演技が高く評価され、ベネチア映画祭、 マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)に輝いたミーガン・バーンズ。そし て、思わず「がんばれ!」と応援したくなるリアム役は、監督がリバプールの小学校 で白羽の矢を立てた映画初出演のアンソニー・ボロウズ。  (以上オフィシャルサイトから抜粋)


マレーナ★★                  11.Jul.2001  

http://www.malena-jp.com/
 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 主演:モニカ・ベルッチ
少年は呟く「ほくがあなたを守ります、僕が大人になるまで待っていて下さい....」 『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピア ニスト』の ジュゼッペ・トルナトーレ監督が贈る "はじめての、そして一生を決めた 恋"の物語。 ----第二次世界大戦のイタリア、小さな町---あのころ、あなたがすべてだった..... 予告があんまりよさげだったので、観てきました。 『ニュー・シネマ・パラダイス』で涙した人も『海の上のピア ニスト』で酔った人も..... っていうナレーション可笑しかった。マレーナという美しい女性に憧れ嫉妬する庶民、戦争のフラストレーションが窮まって終戦のドサクサに紛れて娼婦マレーナはリンチに.....生け贄に選ばれた彼女の叫び......痛々しいほど身を落とすマレーナとそれを蔑む庶民感情の醜さなどシリアスに描かれながら、少年のせつなさが美しい映像と共に光っていた。


ショコラ★★                  16.May.2001  

http://www.chocolat-jp.com/
監督:ラッセ・ハルストレム 主演:ジュリエット・ビノシュ ジョニー・デップ

閉鎖的な村に流れ着いた母と子が薄汚れた家を借りてチョコレートショップを始める。あいにく村は断食シーズン。チョコの甘い誘惑と村人の渇望、よそものへの偏見がコミカルに描かれ、厳粛なカソリック教徒と放浪のジプシーのコントラストが非常に面 白かった。チョコレートには古代マヤ文明の不思議な力が宿り、その魔法のレシピは荒んだ心を溶かし、癒してゆく。そのチョコレートのなんと美味しそうな事!見た目にも美しく、芸術的ですらある。とても面 白かった。「パペットの晩餐」に少し似ているが軽い仕上がり。フランスの話だけど台詞は英語だった。



グラディエーター★★                 2001/4  

あんまり期待して無かったからとても面白かった。ラッセルクロウってどうしていつも梅干し噛んだみたいな顔してるんだろう、でも笑うと子供みたいに無邪気な笑顔、きっとこれになにか秘密があるんだろう。汗臭い映画だけど、装備がかっこいい。臨場感があって劇場で見るとすごい迫力でした。



「Snatch」(スナッチ) 監督:ガイ・リッチ 3/10〜
http://www.snatch-jp.com/
「Finding Forrester」(小説家をみつけたら)監督:ガス・ヴァン・サント http://www.spe.co.jp/movie/findingforrester/


ペイ・フォワード★★★★               2001/2  

「オフィシャルサイト」
http://payitforward.warnerbros.com/Pay_It_Forward/

ケビン・スペイシーとヘレン・ハント大好きな俳優が2人も出てるヒューマンドラマ、楽しみでもあり、不安もあった。なぜならテーマがテーマだけにしらけるかも知れないという感があったから。しらけそうでしらけなかったのはこの2人の役者がスゴイからだ、もしこれが、同じケビンでもケビン・●●●ーだったら泣けなかったと思う。微妙に繊細でデリケートな映画だった。
とかなんとか言いながらラストちょっと泣けた(T_T)

 

リトル・ダンサー★★★★★              2001/1  

「オフィシャルサイト」
http://www.herald.co.jp/movies/little-dancer/index.html
「僕の夢はロイヤルバレエ団で躍る事!」

ボクシングを習ってたビリー・エリオットがバレエダンサーを目指して、父と兄に内緒でバレエのレッスンをうける。1984年イギリス炭坑の町、ストライキのまっただ中、父と兄は炭鉱夫で失業中、「男はボクシングだ」と強く逞しく育って欲しいと願うのだが....ビリー・エリオットの非凡なる才能を見い出したバレエのコーチ、ビリーの夢ははたして叶うのか「目指せロイヤルバレエ団!」笑って泣けて、大感動の映画。文句無しに5つ星進呈!

 

ダンサー・イン・ザ・ダーク★★★★          2001/1  

「オフィシャルサイト」http://www.dancerinthedark.net/
ユ フラッシュDL かなり重くて時間かかるけどイントロ見れます。

原作本 「ダンサー イン ザ ダーク」角川書店 1600円 2000年
セルマ(ビヨーク)の力強くやさしい歌声が心にしみる名作ミュージカル。
カトリーヌ・ドヌーブも素晴らしかった。こんなに哀しくて救われない映画を作るのは誰じゃい!と思って監督の名前を見たら「奇跡の海」と同じ監督である、参った。2度もしてやられた!この映画は劇場内啜り泣きだったが私は泣けなかった。この監督は観客を奈落の底に突き落とすような終わり方を好むのだろうか....。シリアスな場面 で歌ったり躍ったりするミュージカルそのものは苦手だ......『躍ってる場合かよ!』って思ってしまうんだな。
でも、この映画では、唯一の救いはミュージカルだった。 ビヨーク、素晴らしかった。

 

私を愛したギャングスター★★★★           2001/1 

「オフィシャルサイト」
http://www.amuse-pictures.com/gang/

アイルランドのルパン「マイケル・リンチ」をケビン・スペイシーが演じるギャング映画。アイルランド警察をコケにする痛快アクション&ちょっとコメディ。愉快愉快、なにも考えずに見に行って笑って帰れる。でも原作を先に読んでしまって、すごく面 白かったのだが、映画、先のストーリーがわかってるためにハラハラできなかった。アクション&作戦ものはネタ読んじゃダメ.....。

原作本 「私が愛したギャングスター」グレッタ・カラン・ブラウン
葛山 洋訳 角川書店 667円 2000年

アンジェラの灰★★★★★               2000/12 

「アンジェラの灰」友の会
http://www.asahi-net.or.jp/~gd9j-tro/angela.htm
「アンジェラの灰オフィシャルサイト」http://www.angelasashes.com/
原作:フランク・マコート著 土屋政雄訳 新潮社 2700円
    続編は「TIS」 1999末に土屋政雄訳で翻訳本が出版予定。
マラキ(ロバート・カーライル) アンジェラ(エミリー・ワトソン)
フランク青年(マイケル・リッジ)
貧しい上に厳格で封建的な宗教に縛られて、しかもプライドが高くインテリで、なおかつ年中寒さと湿気で濡れそぼって、シラミや蚤に悩まされて、子供が飢えて死んでしまう。やってられなくなってもしょうがない。 酒浸りのマラキ父は単に情けないアル中親父とかたずけてしまえない哀愁がある、しかし子沢山の妻アンジェラには哀愁より現金収入が先決だ、飢えて家族全員死にかかっているというのに、わずかな失業年金さえも、夫の酒代に消える日々、母をたすけるフランク少年の逞しさと、根底をささえるユーモアのセンスがこの話をただ暗いだけの物語で終わらせない。心を動かす大きな力を持った作品だ。 最高に好きな作品だった。


ビデオが楽しみ!
『誘拐犯』6月9日〜全国松竹東急系で公開
http://www.asmik-ace.com/Gun/
監督/脚本クリストファー・マックァリー
CAST ベニチオ・デル・トロ/ライアン・フィリップ/ジュリエット・ルイス

その日暮らしのアウトロー、ロングボーとパーカーは 大富豪のチダック夫妻が出産を依頼した代理母のロビンを誘拐、 1500万ドルの身代金を要求する計画を立てていた..... 『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞、 全世界の映画ファンを瞠目させた脚本家・クリストファー・マックァリー。 自身の脚本で初監督に挑戦した『誘拐犯』は、前作を遥かに凌ぐクライム・ アクションの問題作として、2000年9月に全米公開されると同時に業界内外で 大きな論議を巻き起こした。 ---『ユージュアル・サスペクツ』では描かれなかった"狂暴な知性"が、 今その全貌を現す(オフィシャルサイトより抜粋) 『ユージュアル・サスペクツ』 ケビン・スペイシー主演の、推理アクション・ギャング映画 この映画のストーリー、唸るほど面 白かったので、新作に期待大。
ニュー・イヤーズ・ディ 約束の日新着英国映画 6月末〜シネスイッチ銀座、他
http://www.nyd-jp.com/
監督/スリ・クリシュナーマ
CAST 出演/アンドリュー・リー・ポッツ(ジェイク) ボビー・バリー(スティーヴン) マリアンヌ・ジャン・バプティスト(ヴェロニカ) ジャクリーン・ビセット(ジェラルディン)

スキー場、凄まじい雪崩(なだれ)が、16才の少年少女を襲った……。 生き残ったのは、ジェイクとスティーヴンだけだった。 崖から飛び下りて死のうとするジェイクにスティーブンが言った。 「オレたちには死ぬ前にやる事がある。12の約束をやり遂げて未来を書き換えてか ら、一緒に飛び下りる。期限はきっかり1年、来年のニュー・イヤーズ・デイだ。」 スティーヴンの”BOOK OF LIFE”には雪崩で亡くなった友人達がビデオの中で何気な く語っていた12の約束が書き込まれていた。 僕達が大人になれない12の理由 1.全国紙の新聞の一面にデカデカと載る 2.学校を燃やす 3.大きな動物を殺す 4.銀行強盗をする 5.車を大破させる 6.使い古しの針でヘロインをうつ 7.外科手術をする 8.警官を殴る 9.トンブクトゥでアイスクリームを食べる 10.タバコを止める 11.地球に緑を取り戻す 12.理解を示し、嘘をつかず、友達を大切にする ----二人の少年はひとつひとつ、約束を果たしていくのだった
ハロー・アゲイン新着英国映画 6/2(土)よりシネマ・カリテにて公開予定
http://www.tfc-movie.net/movie/hello-again/index01.html
DIRECTOR 監督/サイモン・ボーフォイ&ビリー・エルトリンガム
CAST 出演/スティーヴン・ディレーン、ケリー・フォックス、ケリー・アーノルド、カヴィータ・スンガ 他

少女の信じた奇跡は おとな達の希望となった 「フル・モンティ」で世界中を笑いと感動の渦に巻き込んだ サイモン・ボーフォイ監督が贈る<愛と再生>の物語。 舞台はイングランド・ヨークシャー
 
幼なじみ」  フランス映画 5/19(土) シネスイッチ銀座・横浜関内アカデミーほかにてロードショー http://www.asmik-ace.com/Love/
監督:ロベール・ゲディギャン『マルセイユの恋』 原作:ジェームズ・ボールドウィン
幼なじみ」の原作 長編小説『ビール・ストリートに口あらば』If Beale Street Could Talk(1974)
「恋ははっけよい!」イギリス映画5月下旬、シャンテ・シネにてロードショー!
http://www.gaga.ne.jp/hakkeyoi/
『フル・モンティ』『ブラス!』が好きな人に朗報! 相撲に夢中になったひとりの
女の子の物語. これって英国版「しこふんじゃった」かな? 面白そう。


Home 「HARU'S PALETTE」 http://www.aa.alles.or.jp/~palette/

このサイトについての問合せ・ご感想は palette@aa.alles.or.jp

Copyright (C)1999-2001 Teto Palette All right reserved.
無断コピー及び無断転載は禁止となっています、