「ラストツアーだからこそ歌って欲しい曲」・・・2009/05/24
みんなで20曲選んだらいったいどれだけのパターンができるんだろう。
出会った年齢、人生のタイミング、思い入れ。。。
永年僕が待ち続けていた「春を待つ手紙」はどうやら可能性が高そう。
まさかツインのアウトロだけってジョークを本番でやっちゃったら泣くけど。
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他にも希望を言えば数え切れないほどあるよね。
でも「ラストツアー」ってことを考えると、どうしても歌って欲しい曲がある。
83年11月発売のアルバム「情熱」のラストに収録されている、
「若い人」
この歌を「世に出して!」っていう思いが強いんだ。
この歌に「命を与えて!」でもいいかな。
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発売された83年って時期はファン層がザザーっと入れ替わった時期にあたると感じてる。
かなりおおざっぱに言いますと、70年代前半から75年頃までに爆発的に増えたファンを、例えば「古くからのファン」として
78年頃から沸いてきて、79年のツアーや篠島に影響を受けたり、セイヤングや二度目のオールナイトニッポンを聞いて、
ファンになっていった世代を「新しいファン」とするとします。
ざっとですよ、ざっと分け。
81年頃から次第に立ち上がるコンサートになり、82年の二度の王様達ツアーで確立された「盛り上がるコンサート」に
「新しいファン」はこぶしを上げ熱狂し、「古くからのファン」は腕組みをし、眉間にしわをよせる人が多くなりました。
83年は圧倒的に「新しいファン」専用のライブになり「古くからのファン」ツアーから離れていきました。
「古くからのファン」にとってはちょうど働き盛りで極端に忙しい時期に入り、
子育て期もやってきて、いろんな要因が重なったともおもわれます。
ちなみに92年のアローンツアーやミニバンド復活祭を期に戻ってき始め、数年後からはラブ2の影響もあり
次第に新旧ファンは融合していくことに。。。、、、、、だからぁ、、「ざっと分け」って言ってるでしょ。(誰に言ってる、、笑)
「古くからのファン」の人達が「自分は80年代が飛んでいる」と口にするのを何度も耳にしてきました。
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話し戻します。
だから83年って年はそういうポイントに位置するんです。
でも動きってのはたくさんあったんです。
「笑っていいとも」に二日酔いで出た83年。
「欽ちゃんバンド」で照れくさそうに出た83年。
「徹子の部屋」だって出ちゃった83年。
ギラギラの衣装のステージ、しかも後半は上半身ハダカライブの春のツアーの83年。
ベロンベロンに酔って歌った大阪球場のステージの83年。
ピンクの衣装を来て、まぶたに化粧して歌った秋のツアーの83年。
作詞・作曲・編曲 全て自分でやっちゃったアルバムを2枚も出した83年。
でも「古くからのファン」の人達があまり買わなかった。
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「新しいファン」にはそれなりに認知されていて評判もいい「若い人」。
特に男性には人気は高い。
しかし、発売された時のツアーで歌ったっきり一度も演奏されないという運命に。
二年後のone last night in
つま恋だって歌ってくれなかった。
その後ベスト版CDみたいなものが公認、非公認、たくさん発売されるが一度も選ばれることもなし。
ラジオで10時間特番されてもかからない。
不思議だ。
このままでは忘れられてしまう。
埋もれさせないで。
こんなに素晴らしい歌なのに。
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「若い人」
作詞作曲編曲:吉田拓郎
そんなに遠い出来事じゃないさ 心から熱くなる毎日だった
負け犬になんか なりたくなくて 振り返る事もなく ただ前へと進んだ
怖さ知らずが 人々の間で あざけられ そしられて 理解を生まず
それでも若さを 唯一の武器にして 牙をむき立ち向かう 傷つきながらも
夢を追う事は今も 変わらずに 生きていても
知り過ぎた 生きる技を too many
too many 肩に重いよ
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恋人だけが 心の支え もどかしく 狂おしく 求め合ったよ
貧しい事の美しさなんて 大人には分からない 話すすべもない
あの娘の家では 招かざる男 哀しさは僕よりも 君にあったね
世代を恨んだよ 引き裂かれた夜 むなしくて立ちつくすと 聞こえるボブ・ディラン
それからの 君はどこかで 幸福を見つけただろうね
愛することに慣れちまった僕は too many
too many ゲームに夢中さ
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でっかい事が きっと出来るんだと 今日もまた友が来て拳をあげる
お前も一緒に 立ち上がれよと 闇の中の敵に向かい 魂をゆるがす
僕の行く道は 君とは違うから 別れようと口に出せば 頬に一撃
仕方なかったよ 人と人とは 何もかも手をつなぎ 生きては行けない
つらい程の 君の強さが うとましく 感じられたんだ
もっと素直に なれた筈だけど too many
too many 友は去りゆく
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大切なものを 何処かに置き忘れ 気が付くと僕は今 何をしてるんだろう
夜空を見上げると 多くの夢が 星になり 風になり 踊ってみえる
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ネ! いい詞でしょう。 3つのテーマを切なく味わえる。
好きなフレーズのオンパレードでしょ!
しかも間奏なんか一切無く、次から次へと歌い切るって感じ。
5分48秒の中で、聴く人それぞれの体験によって
膨大なストーリーが胸をよぎらせてくれる素晴らしい曲。
37才の頃に昔を想いながら書かれた歌詞だと思うけど、当時の僕はまだ「若い人」そのものの学生時代で
それこそ「怖さ知らず」で「立ち向かう」って気質で「恋人」だっていたし本当に「友に頬に一撃」された時代。
当時この曲を聴きながら、きっと「現在」を懐かしむ事があるんだろうな、、と未来の僕を想っていた。
夜空を見上げるのがくせになったのもこの歌のせいだ。
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あれから26年経って、今こそコンサートで聴きたい。
・・・てゆうか‘みんなで’聴きたい。
今までの年月を、人生を、走馬燈のように感じることができるのではないか。
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まっ、この曲がセットリストに入っている可能性は99%以上無いと思うけど。
瀬尾さんもあまり知らない曲なんじゃないかなぁ。
瀬尾さーんっ!! ちょっとこの曲聴いてから、アレンジしちゃって、内緒でバンドで練習して
いきなり「では次、いきまっひょいっ」のフレーズでリハやっちゃってよんっ!
おねがあーい!
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あ〜あ
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なーんか「若い人」の話題書いてたら当時のこと想い出して
おせんちになってきちゃったなぁ。。。
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あんなことや
こんなことまで
むふふや
もひょひょも
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ふぅ…
星出てるかな…
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戻る(あの頃へは戻らないよ)