時間がないので、勘違いがあるといけないと、ふと思った数点のみ書きます。

ひとつ。「灰色」について掲げたのも「スプーキー」なんたらも、私が書いたのは、悪までも一般論であって、ある「個人」の過去の書き込みを意識したものでも批判したものではないし、それに首を突っ込むつもりもありません。具体的には「灰色」も「スプーキー」も、エルシカイン氏宛てに書いたわけではありません。（私、知らないし・・・彼のことは。でも、「日本国籍のアイヌ（人）」がいてもおかしくないとの彼の主張には、私は同意するよ。）国籍は非常にArtificial だから。

ふたつ。「安易に観光産業を批判する事によって、アイヌに寄り添っていると勘違いしている方も
多いように思ったからです。」「当事者でもないのに安易に批判するのはどうかなと思います。」

との管理人さんの言葉には、ひょっとしたら、私のハーレム記述が頭のスミにあったかもね。結果だけ言うと、私は激貧時代にハーレムに暮らし、バスの中の観光客からものめずらしく写真を撮られる立場にあった当事者として、言わせていただくと、あれには本当に頭に来たし、多くの国から観光客がやってくる中で、そんなことに莫大なお金を払っているのは、日本人くらいしか見なかった。だからといって、アイヌの方に寄り沿っているつもりはない。同じハーレム住民とは、同意することは少なくなかったけどね。

みっつ。「灰色」の件については、一神教と多神教の違いを意識していたのですが、まぁ、いいや。  おっと、行かなきゃ。

話しが前後しますが、リンダさんのかかれていた事に基本的に賛成です。
こり掲示板上で、もしくは既に消えてしまった掲示板上で何を書いていたかとか、
証拠がどうかとは申しませんが、確かにアイヌ＝アラブ説はElsikain君のオハコでしたね。

オハコも何も、私と刈れとの最初の出会いは、その事をポロヌップも交えて掲示板で
泥沼のやりとりをした事が始まりです。

父はカムイノミの出来る人でしたし、
イスラムだけでなく、さまざまな人種や宗教や地域ののコミュニティを旅した結果、
イスラムの持つ信仰のスタイル、というか心の持ち方には、アイヌのそれと似た部分を
感じなくもありません。  

無論、ムスリムとアイヌの共通性と言っても、
ちゃんとした信仰を持った人にしかそれは感じませんし、
その共通性がアイヌ＝アラブに繋がるとは全ったく思いません。

確かにアイヌの中にはアラブ、というかコーカソイドに似ている人もいます。
ですが元々コーカソイドの発祥地はアラブではありませんし、
似ているといっても純粋なコーカソイド顔と比べると全然違いますし、
どちらかというとアイヌの多いコーカサスフェイスは、インド人のような顔だと思います。

そして、ここがもっとも重要な部分なのですが、
地域によっては｢純血のアイヌ｣と呼称される人だとしても、
必ずしも濃い顔とは言えないとおもいます。

何故なら、あらゆる人種と文化には複数の境界線があり、
何を持って純粋のアイヌと称するかには大いに問題があるからです。

そしてアイヌの場合はそれがもっと端的で、
生活用式がアイヌスタイル(つまり、文化や民族)で
顔が結構大陸の人に似ている(つまり、人種)樺太アイヌという一団もいる訳です。

彼の主張する｢完アイヌ｣という発想は、正にこういった｢異文化の境界｣に位置する同民族
への極め付けの差別といえます。  正に現実に起こっている事の縮図といえましょう。

彼からのこのことに対する明確な回答は未だにない訳ですが、

彼もまた同化政策の被害者であり、｢灰色で曖昧｣で、
なんでも｢水に流す｣日本人としての部分を色濃く持ってしまっている事を理解し、
大目に見てあげて欲しいものです。

私は｢灰色で曖昧｣である事は必ずしも悪い事とは思いません。
私自身、外交戦略として多用しますし、いい事だって沢山あります。
ただ、表面上の手段としてならともかく、
内面の存在もそうなってしまっては、もうおしまいだとおもいます。

私が彼の掲示板でも私の掲示板でもしきりに言っているとおり、
｢夜中に思いつめて書いた暴言を、翌朝になって消してコロっと忘れる｣
というさながら常盤線の泥酔したクソサラリーマンのような行動は、
まさに日本の不健康な部分を現すものであり、恥ずべき部分だと思います。

人間関係は、書き込みのように削除してリセットする事は出来ないので、
そんな事を繰り返している内は、いつまでたっても人間として成長できないと思います。
というか、ウェブ上にはまっている人間が実生活でうまくいかない事は、
そこにも大きな理由があるのではないかと思っている今日このごろです。

そこの所、どうなんでしょうか？
とりあえず、時間がないので、リンダさんとチリポ(正確にはポを小さく)さんへのお返事と
皆様への提案を兼ねさせて頂きました。

ではでは、Let's Charanke!(笑)