VODKAさん、ようこそいらっしゃいました。 時々覗いてやってください。 突然本題に移りますが、 私は個人的に蝦夷(エミシ)=アイヌではないと思います。 これには二つの意味があって、仮に大和朝廷と戦ったエミシがアイヌと近しい 関係の民族だとしても、アイヌが現在の形の文化スタイルを成立させた時代や土地柄は、 エミシという集団が活躍した時代とも土地柄とも違う訳で、違うものだと思うからです。 (純粋に生物学的に、津軽海峡にある「ブラキストン線」を境に南北とでは、分布する生命群に 違いがあります、文化とはその地域の自然と密着している部分もありますので、住む場所の 生物群が違えば、自ずと違う性質をもった文化に発展します) またもう一つとしては、なにかと北海道のアイヌを基準に一緒くたにされがちな、 「アイヌ間の違い」について、そろそろ注目するべきだと思っているからです。 アイヌには、非常に大雑把に分けて樺太アイヌ・千島アイヌ・日高アイヌ・十勝アイヌ といった集団が存在し、千島はどうか知りませんが、樺太アイヌの文化と、 北海道のアイヌの文化は、言語や儀式に共通のものが多いとはいえ、 北海道アイヌにはみられない色濃いシャーマニズムや、 儀式に使う偶像・仮面・太鼓・トンコリなどの北海道にはない各種の祭器から、 その根底でかなり性格の異なった、極めてシベリア的要素の強いものであった事は事実です。 (しかも樺太アイヌは、血統としてもいわゆる「アイヌ顔」ではありません、でもアイヌなんですが) このような事から、東北や青森にいたであろうアイヌ的民族集団を、 簡単に北海道のアイヌと一緒くたにしてしまう事には、私にはえらく懐疑的です。 なにも北海道のアイヌが全てのアイヌの本家ではないのですから。 その方が話しは簡単なんですけどね。 そんな感じです。
いらんからぷてぇぇぇぇ。 VODKAです。 NorthDreamから流れてきました。 蝦夷地岩手県で生まれ、蝦夷地北海道で教育をうけた本物の蝦夷(えみし)です。 どもども。 幼少の頃、婆さまから蝦夷(エミシ)の歴史と蝦夷(アイヌ)をごちゃごちゃに 吹き込まれて以来、国内の民族問題(エミシは民族なんだろうか???)に関心を もっています。 10年前ウタリ協会の野村義一会長さんに講義を受けたさい、野村会長のお爺さんが 南部藩士だったそうで、大学在学中は時々お世話になりました。 (岩手県っつっても僕の地域は伊達藩なんだけど、黙ってました。笑) 時々顔を出します。 よろしく〜