マジョリティにとっては単なる思いこみでも被差別者にとっては現実 投稿者:龍淑 投稿日:11月 9日(木)21時47分16秒 pb0049.kobe-catv.ne.jp

>つまり・・・差別とは何か?ばかりに話が集中して
>差別をなくすにはどう行動すべきか?が全く出てこない。

A「○○の人ってコワイっていうからねえ、ちょっと・・・」
B「私自身はそう思わないんだけど、もしウチの得意先の人からそんな目で見られたら・・・」

この場合、Aも思い込みならBも思いこみ。確かな根拠があろうはずはない。
しかし、結果は「今回は応募者多数につき・・・」。

「不採用」だけは現実。

差別などもともと「思い込み」から始まったもの。
合理的な根拠などない。
しかしそれが通説となり、制度に組み込まれ、被差別者にとって
動かし難く、この上なく重い現実となる。

真の認識は必ず行動に結びつく。
ほんとうにわかってるヤツなら、上記A,Bに(もし彼らが上司だったとしても)
なんか一言言う以上のことはするだろう。


全ての傍観者へ 投稿者:oripakEsaman 投稿日:11月 9日(木)11時07分28秒 ppp07060.nagoya.alles.or.jp


確かに、理論などなんの役にもたたない。

むしろ、「論ずる」という事によって気が紛らわされ、
何もせずに達成感を得ておしまい、という危険がある。

というか、そういった免罪行為のために、
被害者と加害者による「たいとうなぎろん」などという意味不明の茶番が用意されているのだよ。
その発想こそが最悪だ。
人のものを勝手に取るために侵入してきた強盗に、「ろたいとうなぎろん」など可能か?
問題の解決のためには、一体誰が加害者で、誰が被害者かという事がまず先決だ。

何故差別が起こるかという話しより前に、
おまえ自身が、具体的にも構造的にも既に差別者であり、
それは大変深刻であり、逃げようが無い事を自覚する必要がある。
わからんなら簡単にいえば、なんだかんなだほざいたところで、
おまえは人を踏みつけにしていることに気がつけという事だ。

「差別問題」を論ずる鼻持ちなら無い者達よ、口では「和人は差別者」といっている者達よ、
内心、「でも自分は(差別者)違う」という意識、あるんでないか?
得に「和人は差別者であっても殺戮者でない」「和人は差別者だが、私は違う」などというのは、
くだらない言葉の遊びだ。 なにも判ってないではないか。

「なぜ差別がおこるのか」などという事を話している者達よ、そういう話題を客観的に出来てしまえるほど、
差別というものと自分が縁遠いと思いこんでいることに、何故気がつかない?
というか、実際差別する側が、ヘタをしたら被差別側すらも(アンクルトムのようなもの)、
自分とは関係ないとキレイ思いこめてしまうほどに、この差別は深刻で徹底しているのだが。

さらに最悪なのは、「マイノリティだった差別者」などという意味不明の話しを持ち出して、
話しを誤魔化そうと言うヤツ。
それって、一体何よ?
ただ単に自分の立場(殺戮者)を誤魔化すために、自分が殺しているヤツらも悪いんだ、とほざいているだけだろう。
そんな「共犯化」をするセコイ奴より、まだ開き直っているヤ奴等のほうがマシだぜ。
すくなくとも、疲弊した哀れな同胞や、論ずるよりも自分と向き合う勇気と心のあるマジョリティが騙されずにすむ。


論ずる前に、君は差別者か?
それは、どういう意味なのだ?
そもそも人間は、全く自由ではないのだぞ。

我々がマイノリティになせざるおえなかったように、
マジョリティもマジョリティにならざるおえない、自分の意思とは裏腹に。
だが、何故マジョリティだけ、そんな「しがらみ」から自由でいるかのように振舞えるのか?
マイノリティにはマイノリティである事を、あからさまに「強制」するのに、
マジョリティはマジョリティである事から、何故遊離できるのか?
無責任で無自覚で人事な発言を何故繰り返せるのか?

それこそか、差別ってものなのだ。


・・・口だけで、軽く「私もマジョリティですよ」などというだけのヤツは、
よほど差別者なんだがね。

ほら、そこの君。
君はどうランク付けさているのだ?
もし身に染みて判らないのなら、君はとてもいいご身分なんだぜ。
「全くしらないので、ちょっとお聞きしたいんですが」なんてレベルでは、全然ダメだ。
そういう態度自身が既に半分差別だ。

そのものめずらしい「アイヌ」という状況(民族という意味ではない)を作っているのは、
なによりも無自覚なおまえなのだ。

もっと簡単にいえば、悪いのはおまえ。
例え、身に憶えが無くとも。
俺だって、アイヌになった覚えは無い、あんただって和人になった憶えは無いだろう?
(揚げ足とるバカがいるから書くが、ここでのアイヌは不の意味)

その事に、向き合う勇気があるかね?
ないのなら、それはただの自慰行為にすぎない。
それは自身の免罪の為、自身との無関係性の確認の為の、侵略と立場の押し付けでしかないから、
そんな薄気味悪くて無責任なものに、俺は付き合う気は無いがね。


なんと言うか・・・ 投稿者:ストネコ 投稿日:11月 9日(木)01時18分15秒 krym2DS36.fks.mesh.ad.jp

あちこちの掲示板で差別についての討論が繰り広げられてる
けど、肝心なコトが抜けている場合が多いですね。
つまり・・・差別とは何か?ばかりに話が集中して
差別をなくすにはどう行動すべきか?が全く出てこない。

理論なんか所詮は理論にすぎない。
理論は人を理解させることは出来るが納得させることは出来ないものだ。

もちろん俺もどう行動してよいのか、まだ分からない。

http://moon.gaiax.com/home/ritsurinkan


マジョリティの責任 投稿者:オカチャン(和人) 投稿日:11月 9日(木)00時54分18秒 p39-dnb02motoma.hiroshima.ocn.ne.jp

>名古屋の和人さんへ

>「土人が土人を笑う」という表現は、欧米人の視点を
>神のごとくあつかい、またそれにみずからの視線をかさねる
>ような超越的なニヒリズムを感じます。

そう言う風にあげあしとりをせずに、単純に「他民族をバカにするほど日本人(和人)はえらくはないよ、
むしろそうするおまえの方がよっぽどバカでみっともないよ」と言う風に捉えたいものですね。
 
>もちろん最下層におかれたひとびとは、差別をぶつける機会も気力も
>うばわれてますけど

あなたの認識における「最下層におかれたひとびと」とは例えば日本においてはどういう層の人ですか?
「在日韓国、朝鮮人」「アイヌ」「部落民」のことでしょうか?
「気力もうばわれてますけど」・・・そう感じる根拠は?
あなたの生活環境でそう感じる体験があったのですか?

少なくとも私の生活環境では気力の無い人は一人もいませんよ。
結構私がいじめられることもあったりして・・・。

>それから、おもいのたけをぶちまけるのはきらいじゃあり
>ませんが、それはながくなるので、こういった掲示板などは
>不適当だと、禁欲しております。論点をしぼり、かつ誤解を
>うけないような簡潔な表現をまだ修行不足でつかんでおりま
>せんので、あしからず。

誤解を恐れて自分の考えを書かずに、よく他人を批判できますね(それも悪口雑言の限りをつくして)。
よっぽど偉い人なんですねあなたは?

D氏にしろP氏にしろ、このようなマイノリティ(失礼な言い方かもしれませんね)の管理下にある掲示板で堂々と自分の意見を述べられているんだから、内容の良し悪しにかかわらず、よっぽど尊敬に値すると思います。
付け加えておきますが、私はD氏はそれ程ひどい差別者だとは思いません。
認識がもう一歩足らないだけだと思っております(少しこだわりすぎの面も感じますが)。
「正しい理解と説明を」とどなたかが言ってらっしゃいましたが、一人でも多くの人に正しく理解してもらうためには、追い返すのではなく対話の努力が必要なのではありませんか?
それもマジョリティである私達の責任ではありませんか?


うるさい日本の私 投稿者:nama(ひっきー和人) 投稿日:11月 8日(水)18時56分17秒 cs04.cie.aichi-pu.ac.jp

>しかし上の文章+今までの投稿から判断すると、あなたは在日韓国人である私に対し、
>「よその国に来てゴチャゴチャ文句垂れやがって、謝罪してほしいか、
>賠償金が欲しいか。内政干渉したいか、日本人をなめんなよ」
>くらいは言いたそうですねえ。
私は「南京大虐殺を反省しろ」と言われて
その事実関係も確かめずに、ただ罪悪感から
謝罪しようなどと同調してしまう「日本人」を変だと思って
発言したのですが、方向がずれてしまいました。
たしかに「在日韓国人に対しての和人による返答」
として私の意見を見れば、
在日韓国人を「反日的な国家あるいは謀略集団をバックに持って
暗躍する外国人」だと考えている、また、
「日本人に謝罪させて賠償金をふんだくる、経済援助をさせる、
ひいては日本を乗っ取る魂胆」のような嫌疑を
かけているようにしか見えません。
南京大虐殺の真相、という一点のみに目が行って
不愉快な思いをさせてしまって申し訳ありません。

>「ここが変だよ」に登場する中国人(華人と言いたまえ)・韓国人は
>ネイティブなのか、それともザイニチなのか?それくらいは区別してますか?
国名つきの名札を見て
「ああ、この人中国って書いてあるから中国人なんだ」と
判断していましたから、ネイティブかザイニチか、
なんてまったく考えていませんでした。
もちろんネイティブだろう、外国人の立場から
ものを言っているんだろうと思い込んでいました。
(あの番組に出演しているのは日本に住んでいる外国人ということですが)

>ネイティブだったら批判してよいということではなく、その華人なり韓国人がそれぞれ
>どういう立場から「反日感情」をぶちまけてるのか、ということだ。
利益に関する問題でしたら、日本人の立場とは確実に抵触するでしょうね。
立場の理解はまた別の話です。
現状では南京大虐殺を否定せざるを得ません。これは譲れません。
日本への批判的な意見を何もかも不当だと言うつもりもありません。
現に日本はひどい国ですから。

>あなたがアイヌに対して自らを「殺戮者」と認めることが出来るのは、
>アイヌ民族がまだまだ弱小・自民族国家を持たない・「自然とともに
>生きる素朴な民族」幻想などの理由で、「謀略集団」を想像し得ない
>からではないのか?
謀略集団って何ですか。
たとえばアイヌが故児玉教授の蛮行を暴くのは謀略ですか。
今のところ私はそうは思っていませんが。
北方領土をアイヌに返還してアイヌによる自治を認めさせる運動は
謀略ですか。これについても謀略だとは思いません。ただ
アイヌによる自治というのがどういうことか、
これについてあまり詳しくないので、
その内容によっては反対するかもしれません。反対といっても
弾圧や黙殺に協力する、という意味ではありません。念のため。
諸外国が戦争を反省しろと訴える、在日韓国人が権利を求める、
どれもこれも謀略だとは思いません。
ただし南京大虐殺、これは謀略です。言い切ります。
ちなみに私は「戦争がなければ南京で惨事は起こらなかった」と
「南京大虐殺は日本が国を挙げて計画的に行ったものだ」とは
違う意味だと思っています。念のため。

>私の生きてきた日本人社会から考えると、
>感覚的に、「日本人ならそれは十分にありえる」…
>…「南京大虐殺をすぐさま事実と思わせるような日本社会」
>というものが現に存在しているってことも認識して欲しいと思うなあ。
このあたりの「感情」を推し量り損ねました。
結果無神経にも日本社会的な発言をすることに。

>こういう「敵」ってどのような、あるいはどの程度のリアリティを持って
>あなたの内部に形成されてるんでしょうかねえ・・・?
>(まさか「殺戮者」・・・ってほどのもんではないだろうねえ)
ハンギョレ新聞は敵です。
殺戮者ではなく敵です。他意はなかったのですが、
敵と殺戮者を結び付けられてしまったのは不本意です。
しかし「〜くらいのリアリティでしょうか」とは
何とも恥ずかしい限り。在日の立場をまるきり
意識していない、という態度丸出しじゃないか。
いや、丸出しというか実際「在日韓国人(の感情)が
南京大虐殺の真偽にどう関係があるんだ」とばかりに
全然意識していないのですけれども。


自覚はけっこうツライかも 投稿者:龍淑 投稿日:11月 8日(水)00時10分19秒 pc0054.kobe-catv.ne.jp

>全く不勉強で申し訳ありませんが、福祉関係にも差別はあるんでしょうか。
>例えば健康保険、失業保険、母子家庭の援助とか。

う〜ん、私もよく知りません。以前、被爆者手帳の交付について問題になってた
ような気もするし。社会保険等ではあまりないんじゃないかな。
国民年金もたしか現在中年世代以下の人は問題なかったと思います。
私的には、社会保険・失業保険に加入できる立場になれるかとうかに不安を
感じるところです(つまり就職差別ね)。公務員は少し道が開けてきたけど、
民間企業では難しいものがありますねえ。


>名古屋の和人さん
>また「土人が土人を笑う」という表現は、欧米人の視点を
>神のごとくあつかい、またそれにみずからの視線をかさねる
>ような超越的なニヒリズムを感じます。

「正統派文学青年」って感じの文章だなあ。イヤ、けっこう好きだけど
(ワタシは腐った文学オバサン♪)。
ちなみに、ここでは「神のごとくあつかって」るように見えたとしても、欧米人は神では
ないのはいうまでもありません。もしも差別的な欧米人に会ったとしたら、そいつが
ハプスブルク家の末裔であろうと、パリ社交界のスターであろうと、さんざんコキ下ろす
気概だけは持ってます(って、日本語以外の会話は自信ないけど)。

>被差別者が、よりよわい層に対して差別的だと
>いう現象は、残念ながらかなり一般的だからです。もちろん
>最下層におかれたひとびとは、差別をぶつける機会も気力も
>うばわれてますけど。
 
被差別者層だけでなく、マジョリティだって人間皆ミジメでみっともない。
そのくせいつでも差別する側だと思いこんでる。被差別者を救い上げてやる側だと。
ネットだとよくわからないけど、実際会って見れば、私はたちどころにその
人のハッタリ・虚栄の隙間から情けなさ・貧乏臭さ・ミジメさなどを実にありありと
感知してしまう。いじめられっ子だった古傷、どうしてもダサイと言われたくない
坊や、野蛮な上司を恐れるあまり言い返すべきを言わず反対に媚びてしまった過去、
etc.etc...そんなものも透けて見える。もう、いたたまれない気持になる。
そこでどうするか? 真実の姿を告げる?
「あんただってこんなにみっともないじゃないの!」
いや、とんでもない。仕方なく見ないフリをして虚栄に付き合うか、そうでなければ
その人物を避ける。真実を告げることはよっぽど情愛でも感じてない限り、しない。
だって、本当のことを言うとそいつの世界が崩れてしまいそうだもの。

「殺戮者」だの「差別するな」だの、「土人が土人を・・・」これらは実は
オブラートにくるんだ物言いだ。間接的に気付いてもらうための。

ハハハハ、大笑いだ。すべての差別者を、笑おう。