そうなんだけど、ねぇ。 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 4月 2日(月)03時25分13秒 ppp07018.nagoya.alles.or.jp

DOTTIさんのおっしゃること、よく判ります。
そりゃあ、ユーモアくらい必要だ。


ですが、当のアイヌ自身が、
「アイヌなんてものはもういなくなったんだ」と、アイヌとしての自身の存在を否定したり、

「アイヌとしてうけているいじめ(つまり、ただのアイヌ差別)」は、
いじめであって差別でない、などというアンクル・アイヌ化してほざいたり、

「アイヌだシャモだとは関係ないぜ」などと、たまたま自分の生い立ちに、
選択の自由があったこと、あるいはただのケツマクリを鼻にかけてカッコつけてみたり、

なんてしている間は、ユーモアを持ち出さずとも、その人らの存在自体が、
既に深刻なブラックユーモアなので、いまさらボケる気にもなりません。


私が望んでいることは、
「強くないアイヌ」「立派でないアイヌ」「いい加減なアイヌ」「だらしなくてもアイヌ」
「コギャルなアイヌ」「誇りなど無くてもアイヌなアイヌ」が、
どんどんうじゃうじゃと、アイヌとしてずうずうしく闊歩して、
私のような存在が、同胞のアイヌ(エリートだけ、という意味ではない)にとって、
「なにを古臭い事をやっている、もっと開き直ってアイヌすれ」と笑われるような事態です。
(当然、この場合のアイヌってのは、「アイヌ民族出身」の、という意味ですが)

そんな事態になれば、今の私の存在のほうが、ユーモアなんでしょうよ(笑)。
そうなれば、たとえ、差別は残っていても、「アイヌとして生き残れるアイヌ」は多くなる。
私のような屈折した人間に、本当のことを語らせずとも、よくなる。
DOTTIさんのような和人も、アイヌに触れるのに、苦労が少なくなる。
これは、アイヌに殴られる機会が多くなる、という意味かもしれないが(苦笑)。

いまのように、
自身をアイヌだと自覚したい人々が、むごい差別や存在否定によって、
親から自分がアイヌだという事実すらしらされずにいたり、もし知ったとしても、
最初のきっかけが差別だったりするのでは、最悪です。
そして、それに対抗するには、
ヘタをしたらじいさんの代から奪われてしまっている、伝統とか文化とかを掘り起こして、
誇りを胸に保持して戦わねば、アイヌとして生きていくことすら出来ない、というのも、
ある意味絶望的に差別的です。

多くのアイヌは、みなさんがそうであるのと同じように、強くも恵まれてもいないのですから。

私達の親の世代が、アイヌであることを否定してアイヌの文化を身につけられなかったとしても、
それは、さながら銃撃戦のさなかで、身を隠しているのと同じ事で、
けっして勇気が無いという事ではないし、いまも、場所によっては激しい砲撃にさらされる中で、
なんの武器も無く、やはり立てないアイヌがいたとしても、それは仕方が無い。

「カミングアウトして戦えている、隠れ潜むアイヌ中のエリート」である私にも、
現実的に、アイヌの文化を学ぶチャンスは、やりたくとも殆ど無いわけですし。
昔、親がナイショで教えてくれたもの以外には、命の通ったアイヌプリは、
私の手元に何も届きません。
逆にいえば、手元にカケラほどですが多少はあるので、わざわざ学ばなくても戦えるのですが、
でも、それは随分と寂しいですねぇ。


私と同じような年頃の和人は、伝統とか文化とか、何も気似せずに、
誇りもクソも持たずに、差別にも怯えず、自分が何者か自殺しそうなほど悩むことも無く、
なんとなく、ただの日本人として、生きて行けるんですよね。
そのこと自体が、深刻に差別的です。

そりゃあ、「日本人」という概念自体が結構怪しいので、人によっては不安や不快が
付きまとうでしょうが・・・



まだまだ、道のりは遠いですし、どうしょうもないのですが、
ただ、あなたがここに、なんとかしようという意思を持ってきている。
たとえ、私が何処かで討ち死にしても、その意思が続く限り、希望はありますよ。
諦めなければ、まだ、他にもアイヌは出で来るでしょうよ。
差別を受け入れてしまった哀れなアイヌではなく、
そして、差別は受け入れないが、気難しくてアホな私より賢く、
ずいふんと鋭く逞しいのが、沢山。



唐突ですが。。 投稿者:DOTTI  投稿日: 3月30日(金)06時10分46秒 65.181.104.203.livedoor.com

過去、そして現在も和人の社会(国)に取り込まれ「削除」されようとしている
極めて微妙で複雑な状況に置かれているアイヌ民族問題についての意見としては
軽率極まりないかもしれませんが。。
でも、アイヌ・アイヌ問題を語る時、皆慎重になり過ぎて、その声が
和人社会に届き難い。もっとユーモアやギャグまじりでも良いのではないのか?
笑い飛ばすようなパワーも必要ではないのか?などと考えたりもしている今日この頃です。

Esaman氏なら、そんなことだって出来そうな気がしますが、
そうなるとアイヌ差別を糾弾する人が居なくなるという心配も出てくるし。。
かと言って和人がユーモアまじりでアイヌ問題を語る訳にもいかないでしょうし。。

ただ、言える事は一億以上の和人に対してわずか数万人のアイヌ民族は
あまりにも少なくて(和人の責任である事は言うまでも有りませんが)
心有るアイヌ一人一人のやるべき事が多すぎるのでしょう。

我々和人は一体どうすればよいのか。。何をすべきなのか。。



昔ウチにはベータがあった 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 3月21日(水)03時21分06秒 ppp07023.nagoya.alles.or.jp

たしか、VHSの話は見たことがあるような・・・・
あれは、確かにいい話ですが、他のものに比べると、地味目ですよね。
個人的には、輸送機の話が良かったような気がする。

「北海道開拓」にも、いろんなケースがあって、
中にはアイヌを本当に殺戮したり、強制移住させた場所もあったりして、
中々大変だったちようです。

勿論、アイヌと入植者がうまくやっているという例も、少なめですがありますし、
アイヌがハナから住んでいない土地を開拓した例も、結構あったんだと思います。

アイヌが入植に失敗した和人の子を引き取ったり、
開拓に入った人々が困ったときに助けたり、というのはよくあった話だそうですが、
現在、その「記憶」を受け継いでいる一なり地域なりというのは極めて希少であると思います。

確か、
「先祖が入植の際にアイヌに大変世話になったと聞いている、
何時か、恩返しがしたいと思っていた、○○円寄付するから、役立ててくれ」
と、何処かの役所か何かにどこかの老人が寄付を申し出た例が、何処かにあると聞きましたが、
それは、一般的に北海道の事情からすると、
「極めて例外的な、奇跡的な珍事」ともいえることで、むしろ異様な感じすら覚えます。

その人が「記憶」として受け継いでいたような事例は、
けっして少なくは無かったのだと思いますが、その人のような行動をとったという人の話は、
実は他には、一切聞いたことがありません。

逆にいえば、北海道開拓の過程において、少なからずもアイヌとの関係が出てくるものはむしろ
普通だと思うのですが、そういう話が関わってこない事例を選んでいるか、
たまたま関わっていてもカットされたか、いまの和人に話が伝わるまでの過程の何処かでで、
記憶が消えてしまったか、消されてしまったか、なのではないか、
という勘ぐりもしてしまいます。


次週のプロジェクトX、楽しみですね。



んでもって 投稿者:ストネコ  投稿日: 3月20日(火)23時24分17秒 p25-dn01sukagawa.fukushima.ocn.ne.jp

プロジェクトX、来週のアンコール編(VHS・窓際族が世界基準を作った)で
終わりです・・・
はああ・・・がっかり。



あの回のプロジェクトX 投稿者:ストネコ 投稿日: 3月18日(日)22時34分23秒 p25-dn01sukagawa.fukushima.ocn.ne.jp

いやぁ、始めの5分間を見逃しちゃいましてね・・・
あの手の番組は出だしの内容が重要なんですけど、それを見過ごしたのは痛恨。
でもまあ、砂塵が吹きすさぶ草木のない砂地に植林した人たちの物語ということで
「そこに住んでいたアイヌを追い出した」というような事ではなさそうですね。

必死にツルハシを振る父の後ろ姿を見た息子が重機に乗ってやって来る・・・
ううっ、ぐすん・・・ 結局、目がウルウルになってしまっいました。



補足ありがとう御座います。 投稿者:<font color="#191970"<bDOTTI </b</a</font <font size="2" 投稿日: 3月18日(日)18時55分23秒 123.180.104.203.livedoor.com</font <p <blockquote <tt<font size="3" 私が「東アメリカ」を書いたのは、実は私自身が現在のアイヌ差別や<BR Esaman氏の言動を理解するためにアイヌの置かれている現状や過去を<BR 和人に置き換え想像してみた「仮想東アメリカ」です。<BR 私の乏しい知識のアイヌの歴史や状況を並べてみただけでこんなに悲惨な状況が<BR 容易に想像できます。<BR 思えばこの掲示板に訪れ何度も何度も意見交換をし、それでも最後は「絶縁宣言」を<BR して去っていく人が多過ぎる気がします。これは結局の所「他人事」なのでしょうね。<BR 想像力を少し働かせれば、わかってくれると思うんですが。。<BR <BR 私の「東アメリカ」を読み、<BR アイヌ民族の怒りや痛みを理解してくれる人が増えてくれれば良いなと思い、<BR あえてカキコした次第です。<BR <BR </font</tt<p </blockquote <p <p<hr <p <P <p <p<hr <P <CENTER <P <FORM<INPUT onclick="top.location.href='sampelog1094-1113.html'" type=button value=戻る <INPUT onclick="top.location.href='sampelog1120-1129.html'" type=button value=続き</FORM <FORM<INPUT onclick="top.location.href='http://www65.tcup.com/6519/ainupuyara.html'" type=button value="Sampe puyarへ"</FORM</P</CENTER</BODY</HTML </body</html