社会科の宿題がきっかけ・・・ 投稿者:えり 投稿日: 7月24日(火)08時55分54秒 SOKca-0115p123.ppp.odn.ad.jp

私は今17歳の高校生です。
夏休みの宿題の中に、修学旅行の事前学習レポートというのがありました。
修学旅行は北海道で、北海道についてならそんな内容でもいいということなんですけど、
私はアイヌ民族について調べてみることにしました。
「アイヌ民族」という単語は一版常識として知っていたけれど、実際HPを見たりして調べてみると、なかなか興味深いものでした。
と言っても、私はまだアイヌの人たちが置かれている状況について、かなり勉強不足です。
しっかり勉強して、立派なレポート書きたいと思います。


びっくりしたなぁ・・・ 投稿者:ストネコ 投稿日: 7月18日(水)00時36分33秒 p06-dn01sukagawa.fukushima.ocn.ne.jp

いや何が驚いたかって、ここに来ている人たちの年齢ですわ。
私は今年、四十路突入で多分年齢だけなら長老であろうと思っていたんですけど
まさかDOTTIさんまでもが先達でいらっしゃったとは・・・(汗)
しかし、趣味のHPならともかく社会問題掲示板において管理者氏より遥かに
年上が集まるというのも、ここくらいでしょう。
これは、すなわちEsamanさんの人生経験年数がその半分程度でありながら
我々和人には想像困難な圧迫を受けており、すなわちアイヌが置かれた現実が
いかに過酷なものであるかという証明だと思います。
ここや他において、彼に対する誹謗中傷を見受けることが時々ありますが
いいかげん気付けよ、と言いたい。
が、しかし・・・

ルーサンさんのように実体験した方に比べたら、私は単なる理想論者なのかも・・・

http://www3.ocn.ne.jp/~stoneco/ritsurinkan_index.htm


感謝 投稿者:ルーサン 投稿日: 7月17日(火)11時37分25秒 NWTcc-07p240.ppp.odn.ad.jp

北海道道央出身50代半ばの主婦です。
子供の頃、私の友達にもアイヌの人はいました。
彼女のお婆ちゃんは口のまわりに刺青をしていましから
彼女も学校では、目立ったいじめはなかったにしろ・・
差別されていたのは事実です。今考えると先生も心の中での
差別はあったと思います。
私の気持ちに差別意識が出たのは中学になってからです
彼女と遊んでいると他の友達が、私達を避けているのがわかりました。
そのことが私にはさみしくて、他の友達の仲間に入りたいという気持が
彼女を遠ざけたいと思うようになったのです。
彼女は登校の時は必ず家に迎えにきてくれましたが、私が避けていると
わかったのでしょう・・来なくなって何日か経った時に父が、私に
理由を聞きました・・理由をいうと父が言いました。
「今、こうしておまえ達がこの家で暮らせるのは、アイヌの人達のお陰だぞ
爺ちゃんが開拓してる時、助けてくれなかったら・・おまえ達はいなかった
我が家にとってOOさんたちは恩人であって犠牲者でもあるんだ!!
OOさんの歴史を知らない人達の仲間に入るな・・感謝しなければ罰があたる」
それから・・いろいろありましたが・・今、その言葉をしみじみ感じます。
彼女とはおかげさまで今も、親戚のようにお付き合いさせてもらっています。
いろんなアイヌの勉強もさせてもらいました・・この掲示板を見て
話してみたいと・・書かせてもらいました。


アイヌは・・・に含まれる複雑な話。 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 7月11日(水)11時57分32秒 ppp01061.nagoya.alles.or.jp

実はここしばらく、風小僧さんの書かれた投稿の中の以下の文について、ずっと考えていました。

>私の生きてきた50年、過去に1,2回は東京でアイヌの人だという方に出会いました。
>ただどちらも黙って酒を呑んでいるだけで話の輪に入りませんし、怒ったような
>顔つきをしておりまして、店の人が小声で「アイヌだから」と教えてくれました。
>私は、「だからなんなの?」という思いで、その意味をよく理解できませんでしたが、
>今回、ここでブラウズしていると、やたら「差別」とか「迫害」とかの言葉が出てきます。

・・・・
DOTTIさんや風小僧さんは、ひょっとしたら、
アイヌについてこんな話しを聞いた事があるかもしれないですね。

「アイヌはおとなしいものだ」
「アイヌは無口で事の輪に入りたがらない」
「アイヌは仲間同士で固まっていて、出て来たがらない、だから差別されるんだ」

DOTTIさんや風小僧さんから見れば、半分も生きていない私の年代の経験でも、
相手にもよりますが、こういうイメージは暗に存在するときがあります。

で、結論をいいますと、
「アイヌの民族としての特徴」であるとか、「アイヌ人としての特徴」としては、
そんなことは絶対にありません。

・・・・ですが、アイヌの中には、和人ばかりいる場所では、
風小僧さんのおっしゃられたような感じになってしまう方や、
上の噂のような状態に「追いこまれて」いる人は、けっして少なくないと思います。



簡単な話し、アイヌであるというだけで、理不尽な事を沢山されたり、
色々と損な目に会うことが多かったりするとですね(差別のことですよ、未だに少なくありません)、
アイヌって事を隠したり、無口にもなりますよ。
・・・アイヌだ和人だという事を話さなければ、大変いいヤツでも、
知った途端に対応が変になる(差別されたり、ギクシャクしたり)人は少なくないわけですから・・・

それについて、「だからなんなの」とあなたが個人的に思っていても、
アイヌからすると、やはり「そんなことを過去にしでかした和人という奴らの一人」でしかないわけでして、
(得に個人的な面識がない段階では、という意味ですよ)なかなか大変です。
これについて「それはアイヌの和人に対する差別と偏見だ」という人がいるかもしれませんが、
そもそも本来的に悪いのは、そういう思いをアイヌにさせた和人でありまして、アイヌの責任ではありません。

まあ、差別をかました和人がいたとして、それはあなたの事ではないのは当然ですが、
だからといって「個人的なことだから関係ないじゃん」とチャラに出来る問題でもないのです。
何故かと言うと、アイヌの多くは「アイヌであるだけ」で、「和人から」色々と変な目に会うのですから、
既に個人レベルでは割りきれません。
そして、あなたが差別をしていない、これからしない、という保証も、実はないんですよね。
何故かと言うと、人格的に意地が悪いから差別をするかといったら、余り関係が無いからです。
DOTTIさんが「アイヌ勘定」の話しを聞いたご老人というのは、平然と自覚も無くアイヌ差別をしているともいえますが、
かなりの確立で、ただの気の良いご老人だったのではないか、とも思います。
だから、より大変なんですよ。 むしろ悪気のある奴のほうが、「対処は」しやすい。


次に、こういう話しをしていると出てくる事のある、
「御互い偏見持ち合ってりゃ御互い様じゃねぇか」という発想も、
アイヌばかりが損をする「構造」が現にあることからすれば、ぜんぜん「御互い様」でもなんでもなく、
実はただの手ひどい差別であります。

なんだか長くなりそうなので、この部分に付いては下で書きます。

http://www.alles.or.jp/~tariq/


そこで問題なのは偏見自体ではなく、少数者のほうが多数者より偏見からの暴力に弱いと言う事。 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 7月11日(水)11時56分46秒 ppp01061.nagoya.alles.or.jp


さて、そもそも、民族なり人種なりの「絶対的特徴」なんてものは、ありえません。
多くの場合「○○であると、○○からこう扱われやすい」から、そうなるのであります。
目に表れる多くの物事には、多くの本質的な特徴などというものは少なく、
他からの影響を受けて成り立っています。
観察者の視点自体が、既に相手に影響しているんだという視点を持って欲しいです。

つまりこの場合、アイヌと和人の間には、色々と複雑な経緯があり、
それが「和人の目に見えるアイヌ(たとえばアイヌは無口など)」に影響している事を考慮せず、
その原因を「アイヌだからね」と短絡的に説明をしてしまえる無茶な人と、
それで納得してしまえる程度のオツムしかない人々が、もう大変差別的である、といえるわけですね。

差別的である、というのが違和感があるとすれば、人を殴っておいて、どうしていたがっているのと聞く、
何も考えてないただのバカ、といってもいいと思います。

そういう無茶な「実は和人の悪影響を、ただのアイヌ内の出来事として循環させられる」事によって、
「アイヌだっていじめられる、それはアイヌだからで、アイヌってのはただ悪いものなんだ、あああ」
と自己嫌悪に陥って、出て来れなくなる人は、少なく無いように思います。
これはよく考えずとも根拠の無いバカな話しですが、どんな無茶も何十回も押しつけられれば、
いつかその人の一部になってしまいます。 和人の人はまず、そんな話しは聞かないでしょうが。


思うんですが、差別的な状況の多くは悪意というよりは、
ただの無知と無神経、簡単にいえば「やる奴が何も考えていないから」に起こっているのではないか、と思います。
そして、時と場合によっては、あふれんばかりの善意を伴なう差別もあるほどです。

まずもって、実際無口で怒っているように見える人に対する説明が「アイヌだからね」というものの、
何処がまともな話しなのでしょうか? そもそも、そんなもの理由になりませんよね?
この時点で、取り返しのつかないほどバカな訳ですよ。

で、仮にですよ、その背景あるものを理解(和人からの差別の事ですよ)して、そう言っているとすれば、
まぁ、これはただの確信犯、あらたな差別と偏見の生成に荷担しているだけの差別行為な訳です。
何故かと言うと、そこまで判っているとすれば、「アイヌだから」の一言では終わらせられないですよね。
簡単には説明できない事情を知っていても、それをうまく説明する言葉が無いとしてもですよ、
「アイヌだから」という言葉に秘められた理不尽さ、非人間的な暴力性を知ったら、少なくともそうは言えんでしょう。


でも実際のところは、そんな暴力的な断定(アイヌは○○だよねぇ、など、別にアイヌに限らないけど)は、
よく考えたら我々は、日常多くしていますよね、
そういう意味では、和人だろうがアイヌだろうが等しくどうしようもなくバカであります。
そして、確かに、バカであることはむしろよくあることで、中々直るものでもないような気がします。

でも、だからといって「少数者で有るが故に、多数者の無邪気なバカさ加減に忍従する」事が多いのは、
大変な苦痛、というかただの人権蹂躙たとと思います。

http://www.alles.or.jp/~tariq/


アイヌだとか和人だとか区別すること自体が悪い? 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 7月11日(水)11時55分50秒 ppp01061.nagoya.alles.or.jp

さらに、この手の話しをしていると、これまたよく言われる事ですが、
「アイヌだの和人だのという区別自体が問題ではないのか」
「そんな区別の話しをせずに、等しく仲良くしよう」
という発想を持たれる方も、結構多いのではないか、と思います。

ですが「アイヌであること」は、別に個人の趣味でも、ただのこだわりの範疇の物事でもないので、
誰かが「区別」ているのではなく、事実、違いがあるものと思います。
違いを違いとして認めない、という視点は、一歩間違えればただの強制同化であり、頂けないですね。
だから、違いってのは大切で、いいことだと思います。

ですが実際には、当人が自主的に行う「違い」の認識とは随分違う、
おしつけられる「区分け」のようなものが暗に存在し(差別とかイメージの事っすよ)、
それによって「アイヌ自身がアイヌであると自然に思うこと」に(殆どの場合悪い)影響が
出てしまっているという事を、まずその影響を意識・無意識に関わらず与えている人々に、
「(なんでもかんでも)同じである」と思っている人々に、十分知っていただくことが大切だと思っています。

何故かと言うと「自分がアイヌである」と名乗ること自体が、
既に巨大なハードルになっていて、その段階に、
「やっとこさ辿りついて(和人の)目の前に現れた人々(例えば私)」と、
「分け隔てなく共に仲良く」しても、実は、たいした進歩でもなんでも無いわけなんですよね。

問題は、もっと根深いのですよ。
「アイヌと名乗っているアイヌ」は、(多くのアイヌの状況からすると結果として)既にエリートな訳ですから。
それは、なんだか幸せらしいオトタケ君と仲良くなったって、色々と困るこ事の多い人々(つまり障害者)
について理解したわけでもなんでも無いのと、実は同じであります。

言ってしまえば(和人の目に見えない)いろんな苦労をして、やっとで出てきた人々に対し、
(といっても、それは人によりますね)
その労もねぎらわずに、ただ「珍しい視点」与えてもらっているだけではないのか?
下手をしたら、「自分はより意識が高い」という確認のためだけに、
相手を消費している可能性すらあるのではないか、と思うわけです。
(アリバイ・あるいは安全弁)

アイヌ関連のイベントに来る人には、善意でがんばっている人も多いでしょうから、
この言葉は辛辣でしょうが、本音です。



あと「区別しない」というのが、「人間として平等」って意味だとすれば、
口に出すまでも無い大前提話なんですがね。
わざわざ口に出して平等化を唱えなければならないというのは、なんだか無意識の差別意識が出てそうで、嫌ですね。

そして、幾ら平等といっても、「奪われた経緯」がある「民族的な共同体や意識を取り戻す作業」についての資金は、
出て当然(つまり、色々とヤラれたんだから出るのが平等)のことと思います。
具体的には、アイヌが、アイヌ語とか、アイヌの文化なりとか、信仰については勿論のこと、
アイヌ同士で集まることとかに、土地だろうがなんだろうが、いろいろなものを出すべし、という事ですが。

そして、そのカネを誰が出すのかっていったら、政府なんですけどね。
それは税金から出るといったら、皆さんも人事じゃないですよね。
いまの中途半端なアイヌ文化振興のゼニは、みんな皆さんの税金でッせ。
どうせ出すなら、もっとアイヌが勝手に自立化できる基金をまとめてポーンとやって、
セコイ同化政策(アイヌと和人に等しく文化資金をばら撒く)なんてしないほうが、
御互いいいと思うのですが、どうなんでしょうね。


まぁ、そこまで話しを突っ込むと「誰が受け取るのか」という話しになってしまうので、面倒なんですがね。
そして、もしどんな形でアレ出ることになっても、俺にはまず来ないけども、
どんな形でアレ、自分はアイヌだと言い出すアイヌが増えれば、俺はそれでいいんだけどね

http://www.alles.or.jp/~tariq/


低能なアイヌより、感謝をこめて。 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 6月20日(水)16時16分29秒 ppp01021.nagoya.alles.or.jp

了解。
本音としては、そりゃ色々と言い事もあるが、ささいな事だから何も言わん。
一連の書き込みの、おまえの真の意図は、善意からの忠告であったと思う。

他の人間が、せこく卑怯にも、根も葉もない噂からの憶測と断定、
それを元にした中傷などの陰口しか言わぬ中で(実は、内容は大体知ってるけどね)、
わざわざ俺相手に直接言いに来た、おまえの勇気を認め、感謝する。
どっちにしろ、邪心があって出来ることでじゃないわね。

本当は、文句なり疑惑なりがあるなら、相手に直接ぶつかるのは至極当たり前のことだけど、
アイヌの周りには、それをしない人間ばかりだという事は、よくしっているよ。
とんでもない噂を流している人間が、会ってもしらん顔。
なかには仲のいい振りする奴だっている・・・良くあることだが。
でも、おまえがそうじゃないのはわかった。
色々と、まだ話したいこともあるが、いつか機会もあるだろう。


出来れば、「他のアイヌに迷惑」の、詳細が知りたいものだけどね。

何処かの掲示板でも、「俺のせいで他のアイヌに被害が」と、
言うようなことを言っていた奴が居たが、一体、どんな内容なんだろうね?
「俺が被害を増やしている」という事にしたい奴は、多いみたいだが、それこそが被害だなァ(苦笑)。

・・・・・

でも俺はね、血など誇らんよ。
誇りなんて無くても、気合を入れなくても、勉強しなくても、礼儀正しくしなくても、
和人の影(この場合は、活動家周辺の、という意味だけど)に怯えなくても、
アイヌの子どもが自然とアイヌになれる世の中が、来て欲しいなと思うよ。

・・・・どうすればいいか、実はまだかんないんだけどさ。
でも、鮒田の忠告を受けて、慎重に、でも嘘吐きにはならないように、諦めずに動くつもりだ。

またな。

http://www.alles.or.jp/~tariq/


無能な返答だが、 投稿者:鮒田 投稿日: 6月20日(水)15時37分24秒 210.189.84.1

下記の返答、読ませてもらった。
お前がそこまで言うのなら、俺もこれ以上水に油を注さぬこととする。
お前の親父は、お前がどう思うと、お前の親父だ。つまり、しっかりとその血を受け継いでいる
ということとなる。親父一個人を誇りに思えとはいわん、その自らが受け継いだものを誇って欲しい。
アイヌの血は、アイヌにしかあらず。その気迫も当人しかあらず。
その血は決して汚れてなどいない。誇れるだけ誇るがよい。

ただ、お前があちらこちらでアイヌを語るなら、それを観た人間からすれば「それ」が大と兼ねる
こととなる。つまり、他のウタリにも少なからずとも影響が及ぶことも理解して欲しい次第だ。
こんな汚い世の中だ、慎重に語るべく真実である。


そういえば、内容がなんかへんじゃないか? 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 6月20日(水)15時20分11秒 ppp01053.nagoya.alles.or.jp

俺の「アイヌとしてのまっとうなデビュー」は、この前の旭川だと思っているよ。
そりゃ、それ以前にもアイヌだったわけだし、色々とやっていたけど、
はじめて、シャモの邪魔も好奇の目も無く(会場にいたけどさ)はじめて、
まともにウタリとして扱われた。 ・・・と思っている。
だからといって、(放置せざるおえなかった)他のアイヌの団体を否定はしない。
色々と噂の発生源や、軋轢があるからね。(おまえの苦悩も、その軋轢が元かい?)

あと、「アイヌ関連の活動」でいうならば、俺がネットというものを知る遥か以前から、
今よりも随分とへなちょこな事だが、していたよ。
正直、恥ずかしい過去なので、話してないだけだけど。
ま、あまりにも小さすぎて、ストーカーが血なまこになって探しても、
耳にも入らないだろうけどさ。

俺がいろいろと話しをしている「学者関連のネタ」は、自前のも多分にあるんだけどねぇ、
現実の研究者とも、その絡みでの話しもしているし(当然ウェブ外でだよ)、
実際、おまえから「提供」してもらったネタは、あまり話しには使ってない。
というか、自分で確かめた(味わった)上で、その範囲で使う事にしている。
・・・この意味は判るな? 色々と話しをしてくれたことに、感謝はしているが。

あと、いま何処かの掲示板でしている「研究者などの話し」の大部分は、
北海道で直接アイヌから聞いた話や、自前の経験談だぜよ。
君のしている話しと似ているから、「ありゃもともと俺のネタ」と言いたいのか?
やめなよ、そういうの。

俺は、フィールドワークしている研究者になるつもりは毛頭ないんだけど、
でも、聞いた話は、隠すわけにも行かんさ。

あと、俺の諸々の活動がウェブが全てと思っているのかもしれないが、残念だが、
いまは現実の社会での活動がメインになっているんだ、詳しく話しをしていなくて悪いんだが、
それについては、御互い様だろ?
だから、ウェブ上のことだけで話をせんでくれ。
そりゃ、おまえと知り合えたのもウェブがきっかけだが、でも、それだけだわな。


なお、今後どんな話しをするにせよ、俺の事にしろ、おまえの事にしろ、
御互い、プライバシーに関わるものの漏洩は、つつしもうぜ。
それを期待して、おまえを追い詰めた奴がいるんじゃないかと思うがね、どうだ?
まぁ、自分の名前くらいまでは、自己責任の上だったらいいだろうけどさ。

この場では、誰に対しても「名乗りの強制」「経歴紹介の強制」はさせんよ。
俺がいつも「名乗れ」っていっているのは、被害の無い部分の事だしな。

俺は、確かに口は悪いけどさ、そいうのは守るよ。
「煽り」相手でも、出来れば対等に話しをしたいからね。

http://www.alles.or.jp/~tariq/


アイヌの事以前に、友へ。 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 6月20日(水)14時49分23秒 ppp01027.nagoya.alles.or.jp

俺はアイヌだけどね。

興信所など使うまでも無く、アイヌだけどね。 もう、当の昔に確認済みだ。
昔は、本当は開けたくなかった自分も、強がってた割に何処かにいたんだけどさ。
この前、北海道とかに呼ばれて行って、
いろんな先輩アイヌ(某オリパク先生とか、カウボーイハット先生とか)に励まされたら、
いなくなってしまったよ。 俺は、シアワセ者だ。
他のアイヌに申し訳ないほどにな。 だから、絶対に止めん。
俺のような人間が、他にも沢山てると思うからな。

だけど、それ以前に、俺をアイヌとして認めたがら無い人(アイヌでもシャモでも)が、
いろいろといるのは知っているよ。

ま、和人の血が混ざっているのは事実だし、色々と「アイヌのこと」で苦労の長い人々からみたら、
「何生意気いってるんだ」といわれても、まぁしゃあない。 事実、若造だしな。

そして実際、俺の親は、本当に立派な活動をしてきた人達から見たら、
「アイヌであることから逃げていた」ように取られても、しかたのない人間だよ。
というか、そういう陰口、言われるよね(おまえも言われんか?)。

でもね、それがアイヌ同士の内輪の話で終わっているだけなら、
アイヌ同士の争いを、和人に利用されないためだったら、俺はいくらでもサンドバックになるぜ。
おう、直接会って、面と向かってでも、散々言ってくれ。 殴ったっていいぜ。

俺は、そんなに親を尊敬はしてないけどさ、でもね、あの親の子どもだってのは知ってるよ。
軋轢が合っても、名乗れなくっても、否定してても、隠しててもさ、コンプレックスがあってもさ、
アイヌの子が、アイヌであると気が付いた時点で、
誰にも否定できずにアイヌであることは、周知の事実だろう。
(実は気が付いていなくても、アイヌなんだけどさ)
でも、いま成立しているアイヌの団体や個人が、俺を受け入れられる勝手言ったら、別問題だ。
俺は、所詮は他人の見ず知らずのガキだからね。 身元が怪しい? 当たり前じゃないか。


でもね、そんな文句、シャモには一切いわせんぜ。
言ってる奴が居るとしたら、そいつが全ての元凶だ。
おまえのことだ、気が付いているだろう? 何かされたのか?


一つ聞きたい。
「色々と聞かされて」って、一体誰にだ?
人それぞれだから、おまえには、俺は迷惑を掛けたくないと思っていたので、
(だって友人だろ、俺はそう思っているぜ)書きこむなといわれてから、何もしてないぞ。
本当は、言いたい事は色々とあるけども、飲みこんどいた。
いつか、話せるときが必ず来るからな。

俺は、この前北海道に行って来て、いろんな先輩の話しを聞いてから、
一つだけ決めたことがあるんだ。

アイヌ同士の争いのタネは、巻かれても蒔かない事に(俺が勝手に、だけど)決めた。
たとえ袋叩きになっても、アイヌが相手だったら、和人の影のある場所では、
俺は、一切戦わない事にしたんだ。 殴られることにしたんだよ。 簡単に殺せる相手でもね。
そりゃ、まだ若いのでシャクに触るから、牽制くらいはするけど。

アイヌ同士の対立は、和人に利用される。 徹底的にだ。 何が起こっているか知っているよな?
タダでさえ支配的な力を持っている和人に、利用されてどうするよ?
そのネタになるくらいなら、俺が殺されたほうがいい。

ここでは、いろんな奴が聞き耳立てているから(そのやっかいさは、俺より随分味わった後だろう?)、
色々とあとでおまえや俺がいじめられるのもなんだからな、なんだったら、直接話そうや。
いまはまだ、電話繋がってるぜ(苦笑)。
なんでも聞くぞ。

くれぐれも、「夷を持って夷を征す」をしたい、セコイシャモの尖兵にはなるなよ。


http://www.alles.or.jp/~tariq/


無能なアイヌより、心をこめて 投稿者:鮒田 投稿日: 6月20日(水)10時55分37秒 210.189.84.1

お前の噂/足跡などを色々と聞かされて、不愉快でならない。
そんなものを聞かされ、観せられ、俺は個人的に我慢の限界に達した。

そんなお前に関する噂を幾人の人間から聞き、無論直接お前に聞き辛いことを、
この俺がしゃしゃり出て聞かせてもらいたい。
そもそもお前のデビューはWEBだろうに、活動の主な拠点もWEBであり、
WEBでそれを明らかにするのも、又ものの道理ってもんじゃなかろうか?

お前が今後アイヌの活動をして行く上で、身元が明らかでないと困るであろう。
財団などからの助成金、何かしらの基金が目当かどうかは知らんが、この問題に携る上でそりゃ受けたいんだろう?

本題に戻ると、お前の発言は当のアイヌであるなら、多少は許されるであろう。そもそも学者関連ネタを提供したのは、この俺だし。確かに、そのお前の観点での主張は当然であるべきだ。しかし、
アイヌでもない(である)のにも関わらず、アイヌ以上の立場でのものの言い草は当の当のアイヌ
からしても不愉快でならない。いつから全員の声を代表する立場に立ったのだ?つまり、お前が
好んでいる独裁的な発言のことでもある。

このWEBサイトを立ち上げた当初のお前にはっきりと伝えたが、ウタリであるか実際のことは明らかではないなら、
興信所でも使って、親の身元をいくらでも確認できる手法はあるはずだと伝えたはずだ。それすらせずに、
偉そうにアイヌ大先生気取りで発言しているから、非常に不思議に感じさせられた、同時に
不愉快な気持ちにもさせられた。

最後に、お前との関わりを拒絶したが、ここつまりOripakEsamanの領域内のみにて発言させてもらう。

ここを見ている方々に何事かと思われるであろうから紹介をも兼ねる。
俺は白糠アイヌの血を受け継ぐ半シャモである。文句があるなら、メールしてもらって結構。


oripakEsaman さんへ 投稿者:風小僧 投稿日: 6月16日(土)23時37分12秒 p3166-ip07higasisibu.tokyo.ocn.ne.jp

御丁寧なレスありがとうございます。
 実はあれから、100番目までの過去ログを読ませて頂きました。
 
  確かに言葉使いは乱暴ですが、ホンネの話として勉強させていただきました。
 私の疑問の答えになっている部分も多く、また新たな疑問も出ました。
  とりあえず、御紹介のサイトを見ます。    


リンクなどなど 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 6月16日(土)16時31分08秒 ppp07020.nagoya.alles.or.jp

なおアイヌについてですが、
当方のリンク集をご利用頂ければ、もっと詳しいことがわかると思います。
また、世界最大の北海道のアイヌの福祉団体、ウタリ協会もHPを作っているので、
そこでも貴重な資料が見れると思います。

差別などについては・・・
社団法人北海道ウタリ協会 http://www.ainu-assn.or.jp/index.html
大阪人権博物館(リバティ おおさか) http://www.liberty.or.jp/
現代法学研究会のホームページ 差別問題のパートhttp://page.freett.com/GPK/siryou/sabetsu/index.html
塚本雅浩さんのHP(二風谷ダムについて) http://www.tukamoto.org/

文化や歴史などについては・・・
アイヌ民族博物館 http://www.ainu-museum.or.jp/index.html
フリィの部屋 http://www.na.rim.or.jp/~hakusan/
イルカの博物館のレプンカムイのページ(シャチに関する神話)
http://www2.starcat.ne.jp/~delphyne/repunkamui.htm

などが、判りやすいと思います。
本来的には、当方のページでこういった情報を提供すべきなのでしょうが、
手が回らず、申し訳ありません。
あと、実際のアイヌ語が聞けてしまう、0からはじめるアイヌ語入門も、お忘れなく。


ついでに・・・最近俺が出没している場所。
2ちゃんねるのスレッド「アイヌについておしえて」
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=min&key=950886252

http://www.alles.or.jp/~tariq/


アイヌについて、ごく簡単な説明です 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 6月16日(土)16時29分41秒 ppp07020.nagoya.alles.or.jp


風小僧さん、
大変ご丁寧な書き込み、ありがとうございます。
遥々「あの」2ちゃんねるからお越しとは・・・
確か2ちゃんねるを見てここに来て、書き込みをした人ははじめてだったように思います。
覗きに来ている人は多いでしょうが。
匿名の世界からの、名乗ってのお書込みに敬意を表します。

私は、ここの管理人をしているアイヌではありますが、
風小僧さんの半分くらいの歳の若造であります。 よろしくお願いいたします。


さて、早速ですが、色々と頂いたご質問について、全て難しい話しではありますが、
とりあえず、簡単に答えてみたいと思います。

まずアイヌとは、北海道を中心に周辺に広く住んでいた民族で、日本人とは異なる言葉や文化を持った民族です。
かつてはカラフトを越えてシベリアの方まで交易域を拡大したり、元寇てを追い払ったほどの民族ですが、
明治期に本格化した殖民政策によって、風邪小僧さんのおっしゃるとおり、西部開拓におけるインディアン同様、
伝統的な共同体は壊滅的打撃を受け、また同化政策や激しい差別によって、アイヌの多くがアイヌであることから離れようとしたり、
身元を隠すように全国に散って行ったりして、アイヌは和人社会の「何処かいるけども見えない存在」として存在してきました。
アイヌはかなり多くのものを失いましたが、いまだに滅びてはおりません。
いろいろなアイヌの団体や個人の地道な活動が、アイヌがアイヌであることを保ってきました。

ただ「アイヌ」といった場合、1人間としてのアイヌも差しますし、
民族集団としてのアイヌも差しますし、文化や風習を指すこともあると思います。
もともとは、人間、あめるいはいい人間を意味する言葉だったらしく、そういう意味からすれば、
もともとは全ての人間がアイヌであったのかもしませんが、現在は民族名として通用しています。

ここで、よく誤解される「民族」について簡単に説明します。
民族というのは、人種ではありません。
人種・宗教・文化・言語・あるいは縁故などの色々な要素を総合して考えた結果、
自分は「何々である」という帰属意識をもっている人々の事です。

ぶちゃけた話し、アイヌと和人を10人づつ並べたら、顔や体つきはちょっと(だ、だいぶかな?)は違います。
ですが、和人の中にもアイヌに見える人は稀にいますし、逆もまたしかりです。
また、養子としてアイヌに育てられた和人も、自信がアイヌであるという意識をもっていたら、
立派なアイヌである、と私は思います。 何故かと言うと、それが大変自然なことだからです。
またこの話しから「血の濃い薄い」が、帰属意識に対して絶対的な意味を持たない、という事もご理解頂けると思います。


アイヌは黄色人種か否か、についは、「黄色人種」がいかなるものを差すのかわからないので、なんとも言えません。
(黄色・白色などという分け方はガクモン的にも胡散臭いものと思います、モンゴロイド・コーカソイドというのが無難でしょう)
アイヌには、確かにどう見てもインド人に見える人もいれば、全然そうでない人もおり、色白も色黒も両方いますし、
結果としては、全体的にちょいと濃いめという事がいえる程度ですので、「何人種か」と聞かれても、アイヌはアイヌだぁね、としか答えようがありません。
また蒙古班についても、出る地域と出ない地域があると聞いたことがあります。
学者には「人類学の謎(笑)」といわれていた時期があるほどの存在らしいので、詮索はこれくらいにしておきましょう。


アイヌなりいろんなマイノリティなりが差別を受ける理由についていえば、正直なところ、私にもわかりません。
多分、している人にもからないんだと思います。
でも、差別が存在して、差別される側が、その差別を受け入れて行って、
どんどん落ち込んで行く、という構造があるのは確かなことだと思います。

そして「本当に差別意識以前に存在も確かに知らない人」がですね、
「差別の循環構造」のようなものに自動的に組み込まれてしまって、
とんでもない差別を、悪気もした覚えもないのにしてしまう、という構図が、やはりあると思います。
なんとかしたいとは常々思っていますが、正直な所、いい考えが思いつきません。


なお、私はここの「管理人」ではありますが、
「退去命令」などは一切出しません、誰が何を書いてもOKです(削除も、過去に同じ物の重複投稿のみ)。
ただし、私も、好き勝手に書きますので、そこはご容赦と覚悟を願います。
つまり、出てけといっても追い出したりししません。

いうなれば、誰でも入れる空き地に勝手に住みついている、何の権限も無い、
口の悪い野良カワウソのようなものだと思って頂いて結構です(笑)。

http://www.alles.or.jp/~tariq/


レスありがとうございます 投稿者:風小僧 投稿日: 6月16日(土)13時28分15秒 p0235-ip06higasisibu.tokyo.ocn.ne.jp

 まだとてもここの過去ログを読んではおりませんが、とりあえず御礼を。

  為政者は支配する大多数の階層の人間の下に、生活の環境が酷であればあるほど、
其れ以下の階層を置くことによって自分たちに対する直接の反抗と、また自分たち
自身への贖罪を求めて来た様に思います。
  現在のアメリカでは、黒人等の有色人種に対する偏見と差別が厳然として
 存在しているように聞きます(アメリカの友人から)し、同じ見たところ白人でも
  彼は南部のケイジャン(?)と呼ばれる、フランス、スペイン、インデアンの混血の
 下層階級の出身で随分と辛い目に会ったそうです。
  同じアメリカ人なのに、実家の葬式に行った時に親戚の話す英語がさっぱり理解でき
なかったという体験を話してくれました。
  その彼ですら、黒人に対する偏見はひどいものでした。
   いまでも耳に残っているのは、アメリカで最悪の取り合わせと言うのは
 「黒人とユダヤ人と黄色人種」の3人組 だと言う言葉です。 

 私の理解の仕方が違うのかもしれませんが、アイヌの人たちの関連を見ていると
  アメリカインディアン、マヤとスペイン、あるいはユダヤの人達の歴史に似て
 いるようにも思えます。

  とにかくここでもっと勉強をさせてください。
 「差別」が良いことでないのは、勿論ですが厳然として差別もたくさん存在します。
  私も知らず知らずに回りの人を傷付けているのでしょう。
   身の回りではフィリピンや在日の人達と接する機会が多いのですが、
  良く言われる「何人だから ずるい」とか「あいつら 何人だから・・・」という
   ことは思いません。みなそれぞれの「人間であり」、あくまでも「その人」
 によります。 
  基礎知識として無礼覚悟でお聞き致しますが、現在でも「普通の人」として
 アイヌの人たちが生活することは難しいのでしょうか?
  職場や学校であいかわらずハッキリと「差別」されているものなのでしょうか。
   これからの日本を背負う 若い世代の人達の間でもいまだにそうなのでしょうか。
    きっと過去ログに答えが書いてありますね。

  いつも一緒に騒ぎながら酒を呑んでいる仲間が、ある地方の出身だとわかると
   「じゃぁ、今度帰ったときに珍しい食い物仕入てこいや!」という
   段階ではないのでしょうねェ。
    私達は普段居酒屋でそういう付き合いをしておりますので、もしアイヌの人が
  私達の仲間になり、最初は行き違いからお互いに気まずくなるかもしれませんが、
   結局は新しい友人になると思います。
   私達の居酒屋常連グループでは、皆 それぞれの地方の出身を誇りにしており
  ます。たまに からかいで 悪意の無い冗談も出ますが、気心が知れておりますので
   お互いに笑って済んでしまいます。

  私は個人的には、「俺はアイヌだ」「うわぁ〜カッコイイ」というべき
   世の中だと思うのですが。どうも現実は悲惨な様ですね。 

  これは初めて私が「アイヌ」という問題(?)に触れた現在の心境です。
 お怒りになる当事者の方も多いと思います。
  
  退去命令が出ない限り、私は思ったことを書かせていただきますので、
 運動をされている方達は、私を「一つの実験モデル:東京都在住 50歳 男」として
 長い目で観察してください。
  
  そして、何事も私で分かることはお返事いたしますので、互いに「失礼」覚悟で
 ホンネでお話が出きれば幸いです。

   さっそく過去ログを拝見します。          拝


風小僧さん、初めまして。 投稿者:DOTTI 投稿日: 6月16日(土)05時55分39秒 126.183.104.203.livedoor.com

私(51歳)と同年代の方が見えられて、ちょっと嬉しいです。
このサイトに通うようになって一年近くが経ちますが、差別問題というものは
実に難しく、未だに十分理解したと言える状態では有りませんが。
風小僧さんの知りたい事は、この掲示板(過去ログ含む)やリンクを辿って見ると
よく分かると思います。

そうして「差別した事が無い」「差別するつもりも無い」という人は、現実に起こっている
差別に鈍感である。との場合も多いようですね。(私にも言える)

私は北海道出身で、「アイヌ勘定」などを実際にやっていた和人から直接話を聞いた
事が有る最後の世代かと思います。(当時、私が10歳前後、話してくれた人は70〜80歳)
思えば、それらアイヌを搾取してきた和人が「その事」を話す際、まったく悪びれた様子じゃなく
明るく楽しくニコニコ笑顔でした。
この事をよく考えて見れば、
明治の初め北海道に入植(侵略)していった和人にとって
アイヌ民族は「人間では無かった。」
和人の役に立つ者は「家畜のように」。。また、役に立たない者は「邪魔な獣のように」
扱われたのだろうと私は思ってます。

その後、暫く過ぎてようやく人間扱いされるようになった。但し和人の下に位置する者として。
そうして蔑視や軽視、民族差別が発生した。
それは現在も根強く残っているし、
また、それとは分からず「差別的な状況が現在進行中」のものも有るのではないか。
差別問題のような分かり難い、難しい問題について理解しようとするならば、
目を凝らして、更に多少の想像力を働かせ注意深く「読み取る」ことが必要かと思います。

。。私は理不尽な差別は有ってはイケナイと思ってます。
綺麗事かもしれませんが「差別の無い社会」が一日も早く来るよう願っています。。

ではでは。m(__)m


あの〜? 投稿者:風小僧 投稿日: 6月15日(金)13時57分05秒 p3204-ip07higasisibu.tokyo.ocn.ne.jp

 今 話題の「2ちゃんねる」というものを覗きに来たら、「神話・民族」関連があって
ここに辿りつきました。
 私は生まれも育ちも東京ですので観光旅行で北海道には3回くらい行ったことがあります。
  白老、旭川には行きました。
 
 私の生きてきた50年、過去に1,2回は東京でアイヌの人だという方に出会いました。
  ただどちらも黙って酒を呑んでいるだけで話の輪に入りませんし、怒ったような
 顔つきをしておりまして、店の人が小声で「アイヌだから」と教えてくれました。
  私は、「だからなんなの?」という思いで、その意味をよく理解できませんでしたが、
 今回、ここでブラウズしていると、やたら「差別」とか「迫害」とかの言葉が出てきます。

  もちろん、「差別」や「迫害」は悪いことに決まっておりますが、言葉だけの問題であれば
 ハンセン病の患者さんや、「部落の問題」も、その他沢山のものが存在致します。

  そこで、とりあえず私が知りたいことは、
 アイヌとは「民族」であるのか「文化の形態」であるのか、その他のものなのか
  ということと、もともとはどこから来た人達であるのかということです。
   もちろん、日本で人類が発祥したのではないことくらいは分かりますので、
  多分アフリカあたりで発祥した人類が、(現在はアジア説もあるように聞きましたが)
   どこかで所謂「黄色人種」として、アメリカ大陸に渡る過程で枝分かれしたものなのか、
  それとも全く違うルートで来たものなのか、そもそもアイヌ人は「黄色人種」なのか
 などの基礎情報を知りたいのです。

  私個人の感情なのですが、たとえばテレビをたま〜に見ていると外国のことをやっています。
 それが何処の国であっても(一部アフリカは除きますが)、私達の身の回りの知合いに
 よく似ている人達が多くてびっくりさせられるものです。肌の色は違ったりしますが、
  骨格というか顔つきは本当によく似ております。
   私にはそういう認識しかありませんので、特にアイヌの人だからと「差別」「迫害」
 を受ける理由が、恥ずかしながらわかりません。
  そう言うものが存在するのは、あくまでも人為的な政策によってもたらされたものでしょう。

  まず、基礎となる情報を頂いてから、このサイトをじっくりと拝見致します。
 私自身が、「アイヌに対する差別」等に直接に接した経験が無いものですから、
  申し訳ありませんが、このサイトの「アイヌ」対「和人」と区分して、上手く言えませんが
 なんというか「敵対」的な記述が多いので驚きました。

  私の無知をお笑い頂いても構わないのですが、東京で50年漫然と過ごしてきた限りでは
 これが本心ですし、私の回りの人も「特にアイヌ」だから差別意識を持つと言う人達は
  少ない様に思います。
   あったとしても、その他の地方出身者に対するものと変わらないように思います。
  私自身、友人とは呼べないかもしれませんが、商売柄 色々の国の人と会いますので
   言葉さえ通じれば特に問題はありません。ただ宗教の話はしませんけれど。  

 たとえば、北海道ではその「蔑視」や「差別」がそれほど物凄いものなのでしょうか?
   それよりも、私の周りでは沖縄の問題の方が話題になるように思いますが・・・

  もう一つ、私の先祖が何処から来て、一体全体 私は「何人」だかわかりませんが、
 とりあえず、沖縄の人に言わせると「ヤマトンチュー」であるし、ここのサイトでは
  どうやら「和人」であることは分かりました。(苦笑)

   失礼がありましたら、心からお詫び致します。
    ここのBBSの一番上に書いてある言葉を読んで、勇気を持って書いてみます。
       私の知りたい情報の在処を教えてください。   


痛快千万! 投稿者:ストネコ 投稿日: 6月 7日(木)00時49分24秒 p24-dn01sukagawa.fukushima.ocn.ne.jp

石原都知事ったら、とうとう言いました。
「東京も電力自給を考えなきゃいかん」
「東京に原発を作ってもいい」

う〜ん、単なるバカだと思っていたけど、部分的には
マトモなとこあるじゃ〜ん。
そう、電力くらい自給出来なきゃ話になりません。
自給どころか原発フル稼働で大量の電力を首都圏に
供給している「電力大国」福島県の民としては
当然のこと。
東京をはじめとする首都圏民の暮らしは原発によって
成り立っていると言っても過言ではありません。
その原発を自前で作ろうという都知事の発言は
そういう意味では実に当たり前のこと、でしょ?

え?原発なんてヤダ?
何言ってるんですか。石原都知事は貴方がたが
直接選んだんですよ。それにほら、こうやって
貴方が今使っている電気は、原発から送られている
んですよ。
ご飯を炊く電気もメイドイン福島原発じゃなくって?

わ〜、ははははは!!!
ど〜する、ど〜なる、東京都民?
放射能という名の「見えない恐怖」を味わうがいい!

追伸
福島県では環境アセスメントの一環として全国最大規模の
風力発電所設置の計画を進めています。

http://www3.ocn.ne.jp/~stoneco/


NNNドキュメント『アイヌブランドをつくりたい〜デザイナー貝澤珠美の2年』  投稿者:oripakEsaman 投稿日: 6月 6日(水)01時18分37秒 ppp05048.nagoya.alles.or.jp


この前の6月3日の深夜にやっていた、
NNNドキュメント『アイヌブランドをつくりたい〜デザイナー貝澤珠美の2年』
を、ビデオを貰って見ました。

この『アイヌブランド』などのスタイルの『新世代のアイヌ文化の展開法』については、
私も思考錯誤した経験があるので、色々と感想を書いてみたいと思います。

まずは番組のあらすじから。
主役の貝沢珠美さんは、かのニ風谷ダム裁判の原告の一人の活動家、貝沢耕一さんの娘さんですね。 たしか、あのダムが出来た後、TVで貝沢家が取材される
ことが何度かあったと思いますが、そのとき、息子さんと共によく出ていたのを覚えています。

この珠美さんは、よくマスコミなどに露出している割には、
『アイヌと知らされて、よいことばかりだった』という活動家の二世ではなく、
被差別経験・アイヌという事がタブーであった経験のある、
アイヌという言葉にあまりいい印象をもたない時期があった人、つまり
「よくいるアイヌ」と同じ原体験の持ち主らしいと言う事がわかりました。

わりと美人だと思うのですが、「(自分の養子をきにしていて)シサムのようになりたかった」
などと思い、アイヌと言う事に否定的だった彼女が「アイヌ」であることについて考えなおしたのは、
やはり二風谷ダム裁判が契機だったようです(さすがに、そりゃあたりまえだわな)。

そのような、アイヌに対する負のイメージを持たざるおえない敬謙をしながら、
しかし、それに飲まれる事なく、かといって俺のようにヒネる事ともなく(苦笑)、
あのように「アイヌ」であることを全面に押し出して活動を展開できるとは、
これは中々の奴だなァと、改めて感心しました。

ウタリ協会主催の「若いアイヌの語る会」という主旨で開かれているペウレ・アイヌの集いで、
「アイヌブランドを作っていきたい」という発言を多くのアイヌの前でしている姿は、
中々のものでした。
実際、解放運動は進んでいる、とはいっても微々たる物、まして、名前を出して前面に出で活動できるアイヌは、
彼女のような年代(私も含む)では、まだ皆無に近いのが現状です。

何故かと言えば被差別経験のあるアイヌは名乗ることをいやがり、
被差別経験のない「心の負い目」のないアイヌのおおくは、
「アイヌの運動」よりも、自分のしたいことのほうが優先です(アイヌったって普通の若者だもんね)。


そんな中、
「アイヌの伝統的なデザインなどを、古い伝統の容そのままではなく、
新しいものの中にもどんどん取り入れていくことによって、アイヌの差別とかの解消につながるのでは」
という彼女の発想の方向性自体は、大変すばらしいものがあると言えます。
発想の方向自体は、ですが。


まぁ、そんなわけで、
「アイヌの伝統模様を現代風のデザインの中にも応用していく」
という彼女の活動についての話が続きます。
まぁ仕事の成果は、アイヌの活動への思い以前に、ただの駆け出しのデザイナーですから、
当然デザインの仕事だけでは食っていけず、ぼちぼちと行った感じです。

そんな中、大きな仕事が舞い込みます。
さるホテルの「ゆかた」を、彼女にデザインしてほしいとのことでした。
そのホテルの担当者との交渉場面、ホテル側の意見は現実的です。

「民族問題ではなく、エスニックなものを」
ホテル側がイメージとして考えているものは、バリ島のホテルのゆかたのようなもの、との事です。

彼女は、デザイン案いくつかを提案し、ホテルの担当者を二風谷に呼んで、
自らのバックボーンを解説したりします。
私も、デザインの仕事は多少手がけますが、担当者を自らのバックボーンの地へと招待するとは、
この規模の仕事にしては、なかなか珍しいことではないか、と思いますね。

彼女が提案したデザインの素案のなかには、極めてアイヌの着物近いものから、
アイヌの模様のイメージを大胆にあしらったものなど色々ですが、
結果ホテル側が採用したものは、私が見た範囲では、一番アイヌの模様らしくないもの、
という印象を受けました。

そのデザインのゆかたは採用され、ホテルのなにかのレセプションの際に披露されたようです。
そこでのホテルの関係者らの印象の中で、
「アイヌのものに詳しい方はわかるのかもしれませんが、アイヌのものだとはわかれませんね」
「アイヌのものとは関係無く、いいデザインだと思います」という言葉が印象的でした。
そのホテルのゆかたの半分くらい(?)は、彼女のデザインしてものが使われているらしいです。

いまでは、みやげもの屋の包装紙の仕事なども来ているようで、がんばっているようです。

http://www.alles.or.jp/~tariq/


アイヌブランドは、誰の為? 投稿者:oripakEsaman 投稿日: 6月 6日(水)01時17分49秒 ppp05048.nagoya.alles.or.jp

まぁ、話しのあらすじは大体これで掴めると思います。
もとが30分程度のものなので、それぞれの内容は、そんなに詳しく突っ込まれていたわけではありません。

さて、私の感想ですが・・・・

簡単にいうと、やっばりそういう展開になるかぁ、でした。

彼女の活動はたしかに凄いものでして、『アイヌブランド』というアイヌ文化の新展開もいいことだと思うのですが、
それが、彼女の言う所の「アイヌへの差別を解消に貢献すること」につながっているかは、どうかなぁ、と思います。

当然、差別の解消なんてものは、具体的に手っ取り早い方法があるわけでもなく、
どんなに素晴らしい活動を展開しようが、厳しい罰則を定めようが、かます奴はかますので、
どうにもならない部分があるのは確かですから、
どんな活動なら効果があるのか、といわても、判りませんが・・・

「アイヌのものといわれてもピンとこないね」というデザインのもの、
極端にいってしまえば、そこまで「アイヌ臭さが薄められたもの」しかう受け入れられないのだとすれば、
それは果たして、受け入れられているのはアイヌ文化なのか、
それともアイヌかなにかわからなくなったから、受け入れ可能になっているのか、と悩んでしまいます。

実をいうと、ホテル側の「民族問題ではなくエスニックなものを」というのも、
そもそもエスニックってなんだ、という突っ込み以前に、
確かに消費者のニーズとしては理解できますが、
「アイヌアイヌしているデザインだと民族問題が発生する」という意味だとすれば、それって・・・
と思ってしまいます。

まぁ、客商売ですから、これ自体はしゃあないんですがね。


で、結論。


やはり、「相手の土俵」にあがってしまうと、相手の色に染まらざるおえなくなるんだなぁ。

例えば、本当にゾンビまがいだったゲゲゲの鬼太郎が、TVに出ると、ずいぶん健全なヒーローになったように、
例えば、本当にコワイ悪魔だったデビルマンが、TVに出ると、身勝手なだけのただのいい奴になったように、

「アイヌブランド」も、「多くの人に売れ入れられるように」と敷居を低く、消費者のニーズに答えていくと、
必然的に「アイヌの心」とか「差別解放」とかの要素は消えて行ってしまって、「エスニックな感じ」だけ残るのではないか?
そして、アイヌはただのエスニック提供者として消費される。
無論彼女は、そんなにやわな人間でないのは判るけども。


私は、彼女のような試みを否定するつもりはない。
むしろ、ガンガン促進してもいいと思っている。

でも、その「活動」は、何かを変えるためのものではなく、
むしろ、自身を支えるために「機能」しているものである、ということは、
忘れないでいてほしいと思う。

なぜかというと、「アイヌブランド」は、アイヌガ生きぬくためにの武器にはなるかもしれないが、
差別そのものの解消には、あまり期待が出来ないからだ。
さらにいえば、「エスニックな感じ」の商品を生産するだけならば、和人にも出来てしまう活動だからだ。
というか、そういう和人は、既にたくさんいる。
彼ら(和人デザイナー)と、彼女(貝沢珠美のような人)は何が違うのか?

その「違い」を忘れないことこそが大切である。

http://www.alles.or.jp/~tariq/