おまけ


1) 魚の体長と体重の関係 2) 魚が毛鉤を離すまでの時間 3) 超穴場!?
4) みの毛とハックルの違い? 5) 雉の剣羽 6) 5月某日都内○○川中流にて
7) カゲロウの居場所 8)ブナ虫とは 9)極小毛鉤を巻いてみる

1) 魚の体長と体重の関係

体長の2乗=F×体重の2/3乗

F:魚種毎の係数
個体差が大きいので、サンプルを多くして
標準偏差も求めると、使える値が得られる。
場所、季節によっても変化する。
タックルの選定に使ってください。

実はこの式、人間の式だったりする。



2) 魚が毛鉤を離すまでの時間

養鱒場での実験

山女 : 0.2秒(最速0.1秒台)
岩魚 : 0.3秒
虹鱒 : くわえたら離さなかった。
本当?


NHK教育テレビ「釣り専科」より


3)超穴場!?

私が学生時代の話です。
3月の下旬、友人の家に遊びに行った時のこと。
彼も釣りをするのですが、彼によると
海岸線から50mほどの用水路で、
雪解けの増水で流されてきた山女と
岩魚が釣れるという話になりました。
しかも、何匹か40cmオーバー(サクラマス?)、
も釣れたとのこと。
早速、二人で釣りに行ったところ(彼の家から徒歩5分)
開始10分ほどで、少しサビた25cmほどの山女が釣れました。
生涯2匹めの山女でした。



4)みの毛とハックルの違い?

1/26、本屋でフライフィッシングの専門誌(FlyFishier No50)を見ました。
タイイングのテクニックが書いてあったので
読んでみたところ、あることに気が付きました。
みの毛の付け方が違う!
てんから(私)では羽根の先端を固定してから巻くのに対して
フライフィッシングは羽根の付け根を最初に固定するんです。
まともに、フライのタイイングを見たことのない
私にとっては驚きでした。
その後、気が付いたんですが
面白い!



5)雉の剣羽

某サイトで、雉の剣羽は
雉のどの部分の羽根かの問い合わせを見ました。
私も気になって雉の養殖業者にメールで問い合わせたところ
「主翼の先端にある羽根」との答え。
風切羽根の成長途中(準備段階)ということでしょうか?



6)5月某日都内○○川中流にて

ひさしぶりに、川に出てカゲロウでも見ておくかと思い、
電車で片道2時間かけて某河川へ。
その川に着いてみると橋がかかっていて
対岸ではキャンプ客が大勢、手前の岸には釣り人が10名ほど。
思ったより人が多いので川は汚れているかと思い、
橋の上から川を覗くと案外透明度はあるし、
橋にはトビケラやカワゲラが見られたのでちょっと安心。
釣り人のいる岸に降りて見ると、草には
カゲロウやカワゲラの成虫の抜け殻がいっぱい。
モンカゲロウやカワゲラ、トビケラの成虫。
そして水の中を覗き込むとトビケラの幼虫が居たり。
5〜15cmくらいの小魚の群れもいくつか見られたのですが、
その小魚の中に何匹か(見た目30匹中5匹ぐらい)
水カビの生えた魚、死体もそれ以上の数。
正直言って、ゾッとしました。
以前、前の職場の先輩に、
もっと上流の管理釣り場(兼養鱒場)に
連れていってもらったことを思い出しました。
そこは池になっており、水の中に薬を撒いたらしい
白い跡がたくさんあったのです。
病気のニジマスも何匹かいたし、死体もありました。
それと同じ状況がその川で起こっていたのです。
川の汚れに感じた以上に
そんな魚を見て平気な釣り人達にも恐怖を感じました。



7)カゲロウの居場所

休日にカゲロウなど水生昆虫の成虫の写真を撮りに行って気が付いたこと。
同じ川に何回も通っているとカゲロウ、トビケラ、カワゲラのいる場所が
大体決まっていることに気が付きました。
カゲロウは水辺から少し離れた薮の中、しかもほとんど葉の裏側
トビケラは水際の低木と草の葉の表と裏を動き回っている。
カワゲラは水際の草の葉にしがみ付いている。
カゲロウは天気が悪いか日が暮れないと活発に活動しない様ですが
トビケラ、カワゲラは天気が良い方が活発なようです。
カワゲラが水際の石で羽化するのに対して
カゲロウの抜け殻のある場所はかなり水面から離れた
しかも人の背丈ほどの位置の低木の葉の裏
小さいカゲロウはその下の草で羽化しているようです。
そして、カゲロウ、カワゲラ、トビケラの順番で鈍い。(逃げない)
この順番は進化の順番とも一致します。
外敵に敏感なほど進化している?



8)ブナ虫とは

私自信は見たことない(見てもわからない)ですが、
イワナの好物と聞いて調べてみました。
ブナ虫とは「ブナアオシャチホコ」と言うシャチホコガ科の蛾の幼虫です。
成虫は灰色の羽根に白と黒の色彩班紋があります。
この模様はブナなどの樹木の幹の模様に溶け込むためだと思います。
幼虫は言うまでもなくブナの葉を食べて成長します。
容姿はアオムシ(モンシロチョウの幼虫)に似ているそうです。
(幼虫に関しては写真も実物も見たことがないので間違っているかもしれません。
もしそうならば訂正します。)



9)極小毛鉤を巻いてみる

バイスを使わずに、どのくらい小さい毛鉤が巻けるか挑戦してみました。
最初はフライフックの#18で。基本パターン、これは比較的簡単でした。
足つきもなんとか、パラシュートは太くなりすぎて駄目。
次は一気に#26で基本パターンに挑戦。
なんとか形になったものの、いまいち不細工。
少し練習すればモノになるとは思いますが
今の糸の太さもあってこのサイズが限界ではないかと思います。





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