宇野ひろしの議会見聞録 
2003
VOL..11

幸いにも任期中は、会計に関する不祥事もなく、住民監査請求が1件、あった程度ですが、一昨年は、横領(使い込み)などの事件がありました。外部監査制度も導入されてはおりますが、横領などの発見は極めて困難な状態です。これを未然に防ぐには、やはり上司と部下、課内でのお互いのコミュニケーションが極めて重要になりますし、もちろん監査委員も抑止力という面では存在が必要になります。そのような情勢下、これからは、会計監査から行政監査への色彩を強めていくのではないでしょうか。だからこそ、余計に市政全般にかかわる「知識」も勿論ですがそれ以上に「知性」が必要だと思う次第です。

平成14年9月定例会での一般質問
1.市町村合併と水について (1)水不足解消のための中予圏内の広域合併について (2)工業用水、農   業用水から生活用水への転用は本当にできないのか
2.法定外目的税について 松山市における調査・研究は、いかなるものか
3.教育について ガーディアン・エンジェルスの青少年健全育成プログラムを取り入れることについて
4.e―まちづくり戦略ビジョンとIT特区について (1)e―まちづくり戦略ビジョンについて @ブロードバン  ド通信網の整備は具体的にどのように整備するのか Aインキュベータ施設整備促進補助制度とは B  インキュベータ施設入居者促進補助制度とは Cモデル事業の特性と掲げた理由について D事業費  用とその効果等について (2)「ITビジネスプラン地区」構想、特区指定への進め方について
5.ゴミのポイ捨て条例について 罰則を盛り込んだポイ捨てを禁止する環境美化条例の制定について
平成15年3月定例会での一般質問
1.法定外目的税について 大型店舗が元日に営業を行うと売り上げの10%くらいを徴収する法定外目的  税の創設について
2.雇用対策について かつての失対事業のような市単独の雇用対策事業の展開について
3.地球温暖化対策について (1)17年度の数値目標―4%を具体的にどのような方法で達成するのか    (2)数値を達成できない場合、CO2排出権取引などを利用する考えはないのか?
4.水について (1)松山市を節水日本一にする考えはないか (2)新規水源の可能な限りの低コストとは、   どのくらいを考えているのか (3)新規水源の必要推量をいつになったら示せるのか (4)道前道後平野  水利事業から水の転用について (5)下水処理水日量6万トンを道前道後平野水利事業とのバーターに  利用できないか (6)下水処理水は工業用水に使用可能なのか (7)面河ダムの発電用水の余水を転用  できないか (8)公営企業局の浄水場を民間委託して水の安全は守れるのか

1月29日からの3日間、建築工事3カ所土木工事1カ所の定期工事監査が行われました。写真は、この5月から稼動している松山市急患センターを契約事務、施工状況、安全管理及び工事管理が適正に行われているかどうか現地調査を実施しているところであります。昨年の5月に監査委員に就任して以来、日頃の政治活動に加えて毎月の定例監査、8月の施設監査、9月の全国研修、10月の西日本都市研修、11月の決算特別委員会、1月の行政視察、5月の四国都市協議会、6月の四国県都協議会など調査及び研修・・・多忙なスケジュールであっという間の一年と1ヶ月でありました。
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