[新連載]CPLD入門!
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いつか使うことになるだろうと思ってはいたのですが。
何を今頃になって、というようなものですが。
ようやく本気で、CPLDと四つに取り組みます。
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[第34回]
●PIC16F57のPINレイアウト
PIC16F57のPINレイアウトです。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F5X Data Sheet
使えるI/O端子はRA0〜RA3、RB0〜RB7、RC0〜RC7の20本です。
他機能と兼用できるI/O端子はありません。
28pinにしてはI/O端子が少ないのはそのためだと思います。
しかしやたら兼用端子の多い他のPICに比べるとすっきりしていてかえって使い易いかもしれません。
参考までに下にPIC16F883のPINレイアウトを示します。
同じ28pinのPICなのに電源端子を含めてPINレイアウトが全く異なっています。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F883 Data Sheet
どちらが一般的かといいますと、PICプログラマでの扱いを見る限り、PIC16F883のほうが一般的なPIN配列で、PIC16F57は特殊な扱いのようです。
●PICプログラマ PICkit2
下はずいぶん前に入手したPICプログラマ PICkit2互換のAKI−PIC2です。
28pinのPICは28Pのテストソケットではなくて40Pのテストソケットにセットします。
試しにPIC16F57を40Pテストソケットにセットしてみましたが、書き込みソフトウェアPICkit 2では認識してくれませんでした。
PIC16F57は対象外のようです。
AKI−PIC2はボード上のテストソケットを使わないで書き込みをすることもできるように、書き込みのための信号線を6PINのコネクタで外部に取り出すことができます。
それを利用してみます。
6PINコネクタのPGC、PGD、GND、VDD、VPPをターゲットのPICに配線します。
6PINコネクタを使うときはショートピンをB側にセットします。
これも以前にいろいろなテストのためにジャノメ基板に必要な信号を取り出していましたので、それを利用してPIC16F57書き込み用の28pinソケットを追加しました。
PGC→pin16、PGD→pin17、GND→pin4、VDD→pin2、VPP→pin28に配線します。
そのようにして再度トライしてみましたが、やっぱりPIC16F57は認識してくれませんでした。
PICkit 2のソフトウェアのバージョンが古いせいかと思って最終バージョンをダウンロードしてみましたが、そういうことではないことが後でわかりました。
インターネットでPIC16F57の書き込みについて検索していて、ベースラインという単語が目にとまりました。
Baseline?
ひょっとしたら?
PICkit 2を起動したとき、普通はDevice Familyの中のMidrangeかPIC18F_K_を選びます。
MidrangeではPIC16F57が検出できなかったので困っていたのでしたが、あらためてDevice Familyをクリックしてみたところ、「Baseline」があるじゃありませんか。
そこで「Baseline」をクリックしてみましたら。
おお。
PIC16F57がみつかりました。
無事に書き込みできました。
CPLD入門![第34回]
2019.4.14upload
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