CPLD+SIMMを使ってUSBプロトコルの解析を!
VHDLを速習! XC95144XL+16MB・SIMMを使ってUSBプロトコルアナライザを作ってしまいました!
主目的は差し迫った事情からUSBプロトコルの解析をすることだったのですが、その手段として選んだのがコレ!
[第7回]
●カメレオンUSB+ロジアナを改造(2)
前回からの続きです。
タイトルでは「改造」と書きましたが、カメレオンUSB+ロジアナの実体はCPLDとRAMですから、ハード的に手を入れるわけではありません。
VHDLを使ってCPLDをソフト的に書き換えるだけです。
確かに使ってみますと便利であることに間違いはありません。
こちらがカメレオンUSB本体です。
基板に搭載しているのはXilinx社のXC95144XLです。
この基板はいつごろだったかもう忘れてしまいましたがかなり前に購入したものです。
[第2回]でも少し書きましたように、以前に「TTLでCPUを作ろう[第374回]」でご紹介いたしました。
上記記事の日付は2009年10月で、そこでは「1年ほど前に購入した」と書いておりますから、おそらく2008年頃に購入したものでありましょう。
現在はCPLD MAX2を使ったものや、FPGA Spartan3Aを使ったものが売り出されていて、私の所有しているXC95144XLを使ったものは、販売終了しているようです。
今のところ下で紹介しますロジアナ基板とのセットのみ最終ロットとかで販売しているようです。
どうやら旧式のようでありますが、今回の目的にはとりあえず役に立ってくれております。
ま、しかし、そういうことでありますから、当記事がそのまま生の情報として皆様のお役に立つことはちょっと難しいかと思います。
参考資料としてお役立ていただければと思います。
こちらがロジアナ基板です。
データ記録用のメモリ+100MHzクロックとプローブ用端子を配置した基板で、上記のカメレオンUSB基板に接続して使います。
メモリ部分を拡大してみました。
CY7C1347G−250AXCと読めます。
あれ?
今、気が付きました。
この写真は最近カメレオンUSBとセットで追加購入したものですが、以前に購入したロジアナ基板のメモリは確か133MHzでした。
確認してみました。
こちらが以前購入したものです。
やはりCY7C1347G−133AXCになっています。
133MHzでも十分すぎるほど速いのですけれど、250MHzとは恐れ入ってしまいます。
これはスタティックRAMですけれど、62256などとはちょっと異なるタイプのもので、同期SRAM(Synchronous SRAM)という種類のものです。
4Mビット(128K×36)です。
え?
36ビット?
32ビットではなかったのか?
私はてっきり8ビット×4=32ビットだとばかり思っていたのですけれど。
[出典]Cypress Semiconductor Corporation CY7C1347G Datasheet
おお。
なるほど、9ビット×4ですね(下の端子図参照)。
DQPとありますから、パリティビットでしょう。
[出典]Cypress Semiconductor Corporation CY7C1347G Datasheet
本日は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にいたします。
CPLD+SIMMを使ってUSBプロトコルの解析を![第7回]
2014.1.28upload
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