復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります!
[第23回]
●ND80ZVの改造作業
今回はND80ZVの改造作業について説明をします。
(1)基板表側IC22の9番pin近くのラインをカットします(下の写真)。
IC22(74HC175)の13番pinをGNDに落としているラインです。
カッターナイフなどで、他のラインを傷つけないように注意しながらカットしてください。
(2)基板裏側IC22の1番pinと16番pinの間のラインをカットします(下の写真)。
IC22(74HC175)の1番pinを+5Vにつないでいるラインです。
カッターナイフなどで、他のラインを傷つけないように注意しながらカットしてください。
(3)IC22(74HC175)の13番pinと、その隣IC14(74HC244)の14番pinをビニール被覆線でつなぎます(上の写真)。
これはデータバスのD3を74HC175に接続するラインです。
(4)IC22(74HC175)の1番pinと、IC9(Z80A)の26番pinをビニール被覆線でつなぎます(下の写真)。
これはreset信号を74HC175のRES端子につなぐラインです。
(5)ND80ZVと増設メモリ基板との間の信号を接続するための接続ピンをND80ZVのフリーエリアに取り付けます。
ROMソケットを通じて接続する以外の接続信号線は4本ですから、4本の接続ピンを立てればよいのですけれど、たまたま14ピンのものをたくさん在庫していて余っていますから、これを利用します。
写真の上側のソケットは増設メモリ基板から引き出した線に取り付けます。
写真の下側のピンを、短い側をフリースペースの穴に挿して裏からハンダ付けします(下の写真)。
(6)ND80ZVのフリーエリアに取り付けた接続ピンに4本の信号線をビニール被覆線をつかって接続します(下の写真)。
接続ピンは空いているピンのどれを使ってもよいのですが、間違えてもいけませんから、写真の通りに接続することをお勧めします。
写真のように基板裏から見て、左の端子から順に、それぞれ下の各IC端子からの線をつなぎます(下の図も参考にしてください)。
@IC22(74HC175)のpin14
AIC22(74HC175)のpin15
BIC10(27C256)のpin22
CIC9(Z80A)のpin22
以上でND80ZVの改造は完了です。
次回は増設メモリボードの製作について説明をいたします。
ワンボードマイコンでCP/Mを![第23回]
2012.2.2upload
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