2012.11.9
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第243回]


●ファンクションコール05(プリンタ出力)(その2)

前回、「CP/M互換DOSではファンクションコール05(プリンタ出力)については、いろいろ考えた結果、対応しないということに落ち着きました」と書きました。
その時点では最終的な判断でそうしました、というつもりでしたので、この件(ファンクションコール05)については、それで終わり、ということのはずだったのですが。

そうしましたら、CP/M互換DOS開発の火付け人でありますところのY様からメールをいただきました。
「なんとかファンクションコール05の実現に努力してください」

実はY様の提唱でスタートすることになったCP/M互換DOSなのですが、そもそもの流れからしますと、ND80ZV(およびND80Z3.5)にCP/M互換DOSを搭載するという試みは着地点ではなくて、通過点といいますか、副次的なものなのです。
早いものでもうじき一年になろうとしております今回の企画の着地点は、Y様が企画立案された「CP/M互換システムが走る、レガシィな8ビットミニコンを完成させる」ということにありました。

その企画につきましては、当連載の[第1回]からお読みいただきますと、だいたいご理解いただけるのではないかと思います。
当連載も、回を重ねるごとに当初の企画から見事に軌道を外れて、ひたすらND80ZV(およびND80Z3.5)のためのCP/M互換DOSであるかのごとき様相を呈しておりますが、実はその裏では当初からの企画でありましたところの「レガシィな8ビットミニコン」の実現に向けての作業が進んでいるのでありました。

あ。
そこにテーマを振りますと、ファンクションコール05がどこかに飛んでいってしまいます。
なので、現在進行中の「レガシィな8ビットのミニコンシステム」につきましては、近いうちに稿を改めまして皆様にご紹介さしあげることにいたしまして、今回のところはお話をファンクションコール05に戻すことにいたします。

それで。
Y様からの要請ですが、それにつきましては、勿論「レガシィな8ビットミニコン」ではちゃんとファンクションコール05に対応して、かってのデファクトスタンダードでありますセントロニクスインターフェースも搭載する設計になっております。
私としては、Y様からご発注いただいた「8ビットミニコンシステム」と現在こうやって連載を続けておりますND80ZV(ND80Z3.5)の上で走るCP/M互換DOSシステムとは、別物ではありませんが全く同じものでもない、という認識をもって考えているつもりなのですが、Y様としてはちょっと心配になられたのでありましょう。
そこで、念のために「ファンクションコール05は省略しないでほしい」というメールをお書きになったのだと思います。

ええ。
大丈夫です。
Y様のシステムではちゃんとファンクションコール05も実装いたします。
しかし。
ND80ZV(ND80Z3.5)については。
前回あのように書きました、そのこころは。
Windows全盛のいまどき、そんなプリンタなど、それこそ年代物でよほどの物好きでなければ使わないでしょうし、だいいち中古くらいしか入手できませんでしょう。
というところにありました。

ところが、Y様のメールには。
なんと。
そういうレガシィなプリンタが、まだ現役で、普通の販売店から入手できますよ。
と書いてありました。

え?
昔と変わらぬあのセントロニクスの、しかもドットインパクトのプリンタが。
それほどめちゃ高いというほどの価格でもなくて入手可能なのだそうです。
信じられませんでしたねえ。
それが、あのamazonでも扱っている、というのですから。


ごめんなさい。
毎度のことなのですけれど、本日は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にいたします。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第243回]
2012.11.9upload

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