復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります!
[第244回]
●今でもセントロニクスプリンタは健在でした!
前回、「昔と変わらぬセントロニクスの、しかもドットインパクトのプリンタが今でも入手可能ですよ」というメールをY様からいただきました、と書きました。
実はもう何ヶ月も前に、やはりY様から「セントロニクス仕様のプリンタが入手可能」というメールをいただいておりました。
ただそのときは、普通紙プリンタではなくて、おそらく業務用の、レジなどで使う感熱紙タイプのもので、印字幅も80字ではなくて40字でした。
まあ、それでもそこそこ使えますけれど、やっぱりパソコン用プリンタとしてはどうしても見劣りがしてしまいます。
そういうこともあって、今更セントロニクスでもないのではあるまいか、と考えたのです。
ところが、前回少し書きましたように、Y様からメールをいただいて、昔のイメージのままの、普通紙80字/行のドットインパクトプリンタがまだ販売されていることを教えていただきました。
それが、こちら(沖データ社製ドットインパクトプリンタMICROLINE50HU)です。
あ。
6万円台という価格を見ますと、ちょっと高すぎ…、と思ってしまいますが(昔はこれでも安い!と思ったものですが)、これはあくまで定価なので、ちなみに価格.COMなどで検索してみますと、amazon他で3万円台で入手できることがわかります。
おお。
安いじゃないの。
ところがところが。
なんと。
このプリンタだけが唯一の生き残り、
ということでもなかったのでした。
いや、これは、また、二重の驚きでした。
amazonでMICROLINE50HUを検索していましたら。
う?
他にもまだある?
ドットインパクトプリンタが?
え?
エプソン?
うそお?
うそではありませんでした。
なんと、こちら(EPSON社製ドットインパクトプリンタVP−700U)も現役でありました。
こちらも定価は、うむむむ、でありますが、amazon他で3万円台で入手できます。
しかし。
この製品。
末尾に’U’がついておりますことからも推察できますように、USB接続がウリのようです。
それじゃあだめじゃないの。
それがだめじゃないようなのです。
おそらく。
ドットインパクトプリンタが活躍している現場はまだまだ多くあって(かくいう中日電工もその現場のひとつであります)、その現場ではWindows7どころか、いまだにWindows3.1やMSDOSが現役だったりしているのではありますまいか。
どうも、エプソンとしてもそういう現実は無視できないものの、あまり強調はしたくない、できればMSDOSなどは過去の遺物になっていただきたい、と願っている、のかどうか、本当のところはよくわかりませんが、上のリンクにありますVP−700Uの公式サイトをじっくり読んでみても、USBインタフェースとかネットワークプリンタとか今様のことしか書いてありません。
むむ。
詳細な仕様はどこなのだ?
おお、そうだ。
マニュアルは?
VP−700Uのマニュアルはこちらからダウンロードできました。
で。
操作説明書を読んでみましたら、おお、あの36pinのパラレルコネクタがついているじゃありませんか。
おまけになんとご丁寧にRS232Cシリアルインタフェースまでついているようです。
いや。
シリアルはこの際どうでもよろしい。
しかし。
ただパラレルインタフェースがついていたって、まだ安心はできませぬ。
要は、通信の方式です。
むむ。
どこにも、肝心のセントロニクスの文字が無い?
しかし、しかし。
とうとう、みつけましたよ。
VP−700U取扱説明書(詳細編)の最後の「付録」のところ(プリンタの仕様)にそれは書いてありました。
対応するOSの一覧の中に、
MS−DOSとWindows3.1の文字が!
おお。
これは、ほとんど間違いない。
しかし、ではセントロニクスの文字は?
その少し後のページに昔懐かしい制御コードの一覧があって、そして。
パラレルインターフェイスの項にはIEEE1284の文字が…!
おお。
セントロニクスじゃありませんか!
うわあ。
また。
時間がありませんー。
この続きは、次回に。
ワンボードマイコンでCP/Mを![第244回]
2012.11.11upload
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