2012.11.14
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第246回]


●セントロニクスインターフェイス(2)

前回の記事をお読みになった方からメールをいただきました。
「セントロニクスコネクタは36pinです。25pinDSUBコネクタはRS232C用です。何か大きな誤解をしてませんか?」

いえ。間違ってはいませんですよ。
あれ。
そんなおかしなことを書いていましたっけ?
ああ。
前回はこんなふうに書いておりました。

昔のプリンタは大抵はセントロニクスインターフェイスでした。
ハードとしては、少し前までのパソコンに標準でついていた25pinDSUBのプリンタコネクタがそれでした。


ふむ。
間違ってはおりませんが。
ま。
ちょと舌足らずではありましたですね。
上の文では、「25pinDSUB」はその前にあります「パソコンについていた」で修飾されています。
「パソコンについていた25pinDSUB」です。

じゃあプリンタ側のコネクタはといいますと。
[第244回]でちょっとだけ下のように書いております。
VP−700Uのマニュアルについてのところで、

操作説明書を読んでみましたら、おお、あの36pinのパラレルコネクタがついているじゃありませんか。

ええ。プリンタ側はちゃんと36pinと書いておりますです。
どうやら大きな誤解をされておりますのは読者様の方でありますようで。

あの。
25pinDSUBコネクタはRS232C用にも使われておりますが、パソコンのパラレルポート(プリンタポート)用としてもずっと昔からごく普通に使われておりました。

ですが。ま。
舌足らずであったことも事実でありました。
毎日時間に追われる中で書いておりますものですから、なかなか丁寧に説明をするゆとりがなくて、ついはしょった書き方になってしまいます。
セントロニクスインターフェイスにつきましては、前回では書き終えることができず、今回に続きを書くつもりでいましたので、そこで36pinと25pinのコネクタについても説明をするつもりでおりました。

前回の終わりに書きましたように

説明の途中ですが、また時間がなくなってしまいました。
この続きはまた次回にいたします。


などと書いております以上は、次回に説明の続きをすることを予告しておりますので。
あ、ま、確かにこのところ時間がないものですから、細切れ状態で、つい「我慢が出来ん」という心境になられるのももっともなのでありますが、そこは、も少し気を長くしてお付き合いをいただければと、思います。

さて。
せっかく36pinコネクタと25pinDSUBコネクタについてメールをいただいたことでもありますので、両コネクタについて実物写真を使って説明をさせていただきます。
いずれもほんの少し前までは別に珍しくもなんともなかったものなのでありますが、今や絶滅危惧種であります。
あ。
私のところではまだ元気に生息しております。

こちらがプリンタ側のコネクタです。
36pinアンフェノールコネクタといえばセントロニクスインターフェイスの代名詞でもありました。

この写真のプリンタは中日電工でいまだに宅配便の伝票印刷用に現役で活躍しておりますエプソンのドットインパクトプリンタFBP3000です。
ずいぶん長い間使っています。
いつごろ購入したものか、もう記憶にありません。
Windows95以前、PC9821の時代から使っていたのかも。

そしてこちらが年代物のパソコンの背面の写真です。
Windows98マシンです。
中日電工ではまだ現役で活躍しております。
真ん中に見えるピンクの25pinDSUBコネクタがパラレルポート(プリンタポート)です。


その部分を拡大しました。
うう。
ホコリがいっぱいついています。
たまには掃除をしなければいけませんね。
プリンタの絵がついているのが見えますでしょう。


冒頭のメールのお話ですけれど。
こうやって中日電工の名前で商売をしつつ、記事を書いておりますからには、いい加減なことは書いていないつもりです。
もちろん中にはうっかりしてキー入力ミスなどをしてしまうこともありますが、それでもたいていは翌朝には読み直して、誤字脱字や表現のまずいところなどは訂正しております。
仮にもプロとしてこの道で30年以上もメシを食わせていただいておりますからには、ちゃんとウラを取ってから書くようにしているつもりです。

で。
そのウラのお話なのですが。
手元にこういうものすごい書物があります。

なんと750ページもあります。
1994年に発行された初版本です。
そもそもの今日のPCの原型となったIBMの16ビットパーソナルコンピュータIBM−PCのハードウェアについての解説書です。

セントロニクスインターフェイスの36pinコネクタと25pinDSUBコネクタについて説明をするつもりでおりましたが、同書にあまりにみごとにかつ簡潔に説明されておりますので、その部分だけ写真に撮ってお見せします。


「IBM−PCハードウェアバイブル」(Winn L.Rosch著。神代敏彦訳。アスキー出版局発行)424ページ

本日も時間がなくなってしまいました。
次回もセントロニクスインターフェイスについてもう少し続きを書くことにいたします。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第246回]
2012.11.14upload

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