2013.3.1
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第332回]


●MIDIで泥沼に

MIDIについてほとんど知識ゼロの状態でありますのに、なんとかなるだろうと購入してしまいました RolandのsoundCamvas SC−88でありますが。
これがとんでもない代物でありました。



おかげでしっかりと丸3日ほども泥沼でもがいてしまいました。
結論から先に申し上げますと。
インターネットで購入しました上記の品(もちろん中古品でありますが)は、全く使い物にならない不良品(破損品?)でありました。

それなりに知識とか経験があるか、あるいはすでに接続できるなんらかのMIDI機器を持っておりましたならば、3日も無駄に時間を空費することなく、これが不良品である、と即座に判断できたことで有りましょう。
ああ。しかし。
悲しい哉。
私にMIDIの知識はありませぬ。ええ、全く。
他に接続するMIDI機器も持ってはおりませぬ。

私の場合、どういうわけか、こういう不当ないじめにあってしまいます。
ええ。
わかっているのですよ。
ここには魔物が棲んでおるのです。
そいつがとにかく邪魔をしてくれるのであります。

実は、この一件が片付きましたあとのことになりますが。
Y様に、MIDI音源を入手して動作テストを行ないました、というご報告をいたしましたところ、Y様からMIDIキーボードなるものを送っていただきました。



「最近はこの手の製品がなかなか無くて探していたところ、ちょうど手ごろなものがみつかりました。
MIDI音源があるということでしたら、これを接続することで、MIDI回路のテストが簡単にできます。
入手できたら1台送りますので、作業に役立ててください」

おお。
こういうものがあれば。
3日も浪費して悩むこともなかったのでありますが。
それはしかし、もちろんY様のせいではありません。
私が勝手にMIDI音源を手に入れて、それで動作テストを試みているなどということは、後で私がご報告を差し上げるまで、Y様はご存知なかったわけですから。

お送りいただいて、さっそく件(くだん)のSC−88に接続して動作テストをしましたところ、やっぱり壊れていることが確認できました。
しかし、それはあとになりましてからのお話です。
この時点(2013年1月20日ころ)では、まだY様には何のご報告もせずひとりでもがいておりましたゆえ、もちろんMIDIキーボードなどという便利なものも手元にはありませんから、一体何が悪いのか、さっぱりわからず苦闘しておりました。
[第298回]にちらりとそのときのことを書いております。

ええ。
正月早々から、もう大変だったのですよお。
初めて作った回路の動作テストをしようとしましたところ、期待に反して全く動作してくれません。
ところが、作った回路が悪いのではなくて、接続した相手の機器が壊れていたというわけでありますから、これじゃあシャレにもなりませぬ。
ほんとにトホホでありますね。

今あらためてMIDIキーボードを接続して試してみますと、もう全くうんともすんとも鳴りませんが、まだこのときにはうんとかすんとかは鳴っておりました。
ただ鳴り方が尋常ではありませんでした(余計に始末が悪い)。

ああ。
私のほうも無知でありましたゆえ、もうめっちゃくちゃをやっておりましたです。
インターネットから手ごろなサイズのMIDIファイル(.MID)をダウンロードさせていただきまして、それをそのままSC−88に送出するなどということを平気でやっておりました。
それじゃあまともに鳴るわけがない、のでありますが、なにしろ無知でありましたから。

それはともかく、MIDIファイルがなくてはお話にもなりません。
演奏することが目的ではなくて、ちゃんと動作するかどうかを確認することが目的ですから、できればなるべく小さなサイズでシンプルなものがありがたいというわけで、あちこち訪ね歩きますうちに、とあるサイトでクラシックの小品をみつけました。
バッハの小品のようでありました。
演奏時間は1分少々。サイズは3KB。
おお、これこれ。
こーいうものがほしかった。
ちょうど手ごろではありませぬか。

次回に続きます。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第332回]
2013.3.1upload

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