2013.7.9
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第436回]


●PIPにおかしなところがみつかりました

3日ぶりの更新です。
TURBO PASCAL対策版を大分県のH様にお送りしましたところ、H様からは「TURBO PASCALはOKになりましたが、PIPの動作が変です」というメールが届きました。
PIPコマンドで*を使って
PIP B:=A:*.*
を実行すると16KBを越えるような大きなサイズのファイルが2回以上表示されるとのこと。
試してみますとなるほどその通りです。
最初はTURBO PASCALの対策のためにプログラム変更したことが原因かと思ったのですが、念のために確認してみましたところ、皆様にメール添付でお送りしました「TURBO PASCAL未対策版」でも同じであることがわかりました。
これはなかなかに悩ましい症状で、その対策のためにこの2日間を費やしてしまいました。

その間にH様からは、前回の記事について、「MAC(マクロアセンブラ)とPASCAL/MT+も動いています」というメールをいただきました。
PASCAL/MT+についてはログも添付されていました。

●PASCAL/MT+

H様にはほんとに感嘆するほかはありません。
私の場合、時間がないことも事実ですけれど、しかしそうでなくても、私にはとてもそこまでいろいろな言語を試すことなどできそうにありません。
前回リストアップいたしました沢山のコマンドやアプリケーションの動作確認はほとんどH様のご努力によるものです。
そして今回もまた、PASCAL/MT+についてご確認をいただきました。

下が添付していただきましたログファイルです。


C>MTPLUS HELLO
--------------------------------------------------
PASCAL/MT+ (80)                      Version 5.6.1
Serial No. 3024-0000-003657    All Rights Reserved
Copyright (c) 1982,1983     Digital Research, Inc.
--------------------------------------------------


Source lines:     4
Available memory: 15321
User table space: 11325
(Phase 1)

Remaining memory: 11363
(Phase 2)
HELLO   

Lines :     4
Errors:     0
Code  :    61
Data  :     0
Compilation complete

C>LINKMT HELLO,TRANCEND,BCDREALS,PASLIB/S
--------------------------------------------------
LINK/MT+ (80)                        Version 5.6.1
Serial No. 3024-0000-003657    All Rights Reserved
Copyright (c) 1982          Digital Research, Inc.
--------------------------------------------------
Reading   HELLO   .ERL
Reading   TRANCEND.ERL
Reading   BCDREALS.ERL
Reading   PASLIB  .ERL


0070 (decimal) records written to .COM file

Total data: 0361H bytes
Total code: 2282H bytes
Remaining : 7AE5H bytes
 

C>HELLO
Hello World!

C>

すごいですねえ。
ほんとに感心してしまいます。
ま。しかし、こうしていろいろな言語がZB3DOS(CP/M互換DOS)の上で実行できることを実証していただけることは、本当に有難いことです。

PASCAL/MT+はThe Unofficial CP/M Web site(http://www.cpm.z80.de/)の中のこちらのページ(http://www.cpm.z80.de/binary.html)からダウンロードできます。
H様が使われたV5.6.1は上記ページのLANGUAGESのCP/M−80のところにあるPASCAL MT+ v5.6.1だと思います。

PASCAL/MT+のMANUAL(英文)も上記サイトのMANUALのページにありますが、プレーンテキストとPostscriptなのでちょっと…です。
PDFはこちら(http://bitsavers.trailing-edge.com/pdf/digitalResearch/)からダウンロードできます。
上記サイトの下から2番目のpascal_MT+/です。

●MAC(マクロアセンブラ)

MACについては、私はまったくのはじめてでよくわかりません。
どうやらDigital Research社がCP/M用に用意したマクロアセンブラのようです。

MACはPASCAL/MT+と同様に、The Unofficial CP/M Web site(http://www.cpm.z80.de/)の中のこちらのページ(http://www.cpm.z80.de/binary.html)からダウンロードできます。
H様が使われたものと同じかどうかはわかりませんが、上記ページのLANGUAGESのCP/M−80のところにMAC BINARYがあります。

MACのMANUAL(英文)は上記サイトの中のTim Olmstead Memorial Digital Research CP/M Libraly(http://www.cpm.z80.de/drilib.html)からダウンロードできます。
上記ページのLANGUAGES ASSEMBLEERS,COMPILERS,ETC.CP/M−80のMAC PDFです。


ワンボードマイコンでCP/Mを![第436回]
2013.7.9upload

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