マイコン独立大作戦
CRTインターフェースボードの製作
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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[第3回]
●回路設計では想定外の…
前回写真を見ていただきました通り、とりあえずの回路設計を終えて、試作回路もできたのですが、ここに至る過程はなかなかに大変なものでありました。
当初はここまでのことになってしまうとは全く想定外でした。
以前ならCRTインターフェース回路といえば日立のHD46505を使うのが定番でした。
HD46505はなかなかによくできたLSIでこのICのほかにはRAMとキャラクタージェネレータROMさえあればよい、というくらい楽に設計ができてしまったものでした。
そんな便利なHD46505もいつのころか製造中止になってしまったらしく簡単には入手できません。
ま。
8080ファミリーLSIだって入手できたのですから、根気良くさがせばみつかるかもしれませんが、しかし今回はやめておくことにしました。
だって、LSIとRAMとROMとほか数点のICだけで、はい終わり、っていうんじゃ面白くないじゃありませんか。
こういう場合、世間様ではCPLDを使うとかあるいはPICを使ってみるとか考えるようでありますが、あ、それはそれで興味深いところでもありますけれど。
しかし。
ここはやっぱりオールロジックICでいきましょうよお。
なに。
CRTインターフェースといったって、結局はカウンタの集合体のようなもの。
どれほどのことがありましょうや。
と、軽い気持ちで取り掛かったのでありましたが。
途中であれこれ追加したい機能が出てきてしまったことも関係したのですけれど、ちょっと軽く考えすぎていたようであります。
こんなことになってしまいました。
中央にあるのが最初に作った試作品ですが、ご覧の通りジャノ目基板を2枚も追加するハメになってしまいました。
なんだか被覆線がいっぱい見えていて、ただならぬ様子であります。
裏はこんなすごいことになっておりますです。
当初の設計にアナがありまして、まことにお恥ずかしい次第です。
こんな状態ですけれど、恥ずかしながらちゃんと機能しているのであります。
ND80Z3.5に接続してテスト中の写真です。
前回お見せした写真はこのようにして簡単なプログラムを実行して画面表示を行なったものです。
CRTインターフェースボードの製作[第3回]
2016.8.25upload
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