マイコン独立大作戦
CRTインターフェースボードの製作
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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[第34回]
●BASICが動き出しました
CRTインターフェースとしては久しぶりの更新です。
前回は12月22日でしたから、およそ1ヶ月ぶりです。
この1ヶ月は実に密度の濃い1ヶ月でありました。
ええ、師走もお正月も関係無し!の1ヶ月でした。
このところ記事としましてはKL5C80A12マイコンボードやAM188マイコンボードといった内容で書いておりましたが、その裏では着々と「マイコン独立大作戦」を進行させていたのでありました。
作戦は隠密裏に行なうのが上策であります。
深く静かに潜航せよ、でありますね。
暮れも正月も休み無く潜航じゃなくて開発に専念しました成果をこれから少しずつ整理しながら見ていただくことにいたします。
なにしろその間に作業した内容もてんこ盛りで、なにからどう説明していこうか、ちょっと迷っております。
もっとも迷っていても始まりませんから、ぼちぼち画像などを中心に見ていただくことにいたします。
まずはこの写真から。
独立大作戦としては大きく前進して、確かな橋頭堡を築いた記念すべき1枚です。
奥に見えるのはDELLの19インチ液晶モニタです。
その手前左はND80Z3.5です(紺屋の白袴じゃありませんが、相変わらず試作版をそのまま使っています)。
その右(中央)が何回かの試作を経てやっとここまで来たVGA−CRTインターフェースボードです。
その右側の小さい基板はフルキーボード+SDカードインターフェースボードです。
手前はWindowsパソコン用のキーボードです。
いまどき流行りのUSB接続ではなくて、昔からのPS/2接続タイプです。
まだAmazonで安価に入手できます。
まだプログラムも作成中の段階なので、写真のND80Z3.5はWindowsパソコンとUSB接続したままですが、この写真の状態で、Windowsとは完全に通信が切れています。
完全に独立して一歩を踏み出した状態です。
下はインターフェースボードを上から見た写真です。
この状態でフルキーボードから入力した文字がVGA液晶画面に表示されます。
やっとBASICが動き出しました。
キーボードから簡単なBASICプログラムを入力して、それを実行したところです。
ちょっとしつこいようですが、Windows側から入力していません。
Windowsのキーボードですけれど、上の写真のキーボードインターフェース基板に接続しています。
その基板はVGA/CRTインターフェース基板とともにND80Z3.5のバスコネクタに接続してあります。
キーボードから入力したコマンドやプログラムがWindowsパソコンからは独立して動いています。
まあWindowsパソコンにつなぐというのが変則的で、独立しているのが本来の姿なのですけれど。
画面の色を選択して表示させてみました。
これはブルーです。
なかなかきれいです。
最近はブルーは目に悪いとかで、目を守るためにフィルターをかけたりするのだそうですから、青は選択しないほうがよいかもしれません。
でもきれいです。
画面を拡大してみました。
ちゃんとドットが表示されています。
カメラもウデもバカチョンなので画像が甘いですけれど、実際の画面はもっとくっきりしています。
なかなかにきれいなので楽しくなって、各色を切り換えて表示させてみました。
グリーンです。
初期のパソコン用モニタとしてはグリーンディスプレーが多かったですけれど、緑色の画面も目にはよくないそうです。
うーん。
空の青や草木の緑は目の疲れを取る、なんて聞いていたのですけれどねえ。
あ。
空はいまどきは紫外線が多いから駄目か。
SFではお決まりの終末に近い世の中ですなあ。
こちらはレッドです。
青や緑が駄目つうことになると、赤は目に良いのか?
うーん。
こちらのほうが疲れるような気がしますけれど。
イエローです。
これもなかなかにきれいです。
マゼンタです。
こうやって色々表示させてみるとなんだか楽しくなってきます。
こちらはシアンです。
各色はVGA/CRTインターフェースボードの基板上のディップスイッチで切り換えて表示させます。
プログラムで切り換えるようにはなっていません。
ほかにも沢山写真を撮ったのですが、相変わらず時間がありません。
もうしばらく休み休みの更新になってしまうかもしれません。
気長にお付き合いをお願いいたします。
CRTインターフェースボードの製作[第34回]
2017.1.26upload
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