2016.7.16
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[プチ連載です]
Legacy8080用オプションボードの製作

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葛Z術少年出版様からLegacy8080用のオプションボード製作の依頼を受けました。
そのボードには電流制限素子(ポリスイッチ)をつけることになりました。
そこで…。
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[第10回]


●トランジスタ電流制限回路(7)

前回は2SA1015を2SA1020に交換してテストをしたところ、上々の結果を得ましたので気を良くしまして、念のためということで、出力をショートしたところ、まさかの事態が発生してしまいました。
なんと制限電流をはるかにオーバーして、400mAほども流れてしまいました。
これじゃ全然電流制限になりません。
一体全体何が起きたというのでしょうか。

ここはひとつ気を落ち着けて、各端子の電圧を確認してみることにしました。
最初に抵抗4.7Ω4本(≒1.2Ω)の両端電圧を測りました。

0.471Vです。
1.2Ωの抵抗に約400mA流れているのですから、そんなものでしょう。
この値はOPアンプLM358の+入力電圧でもあります。

次にLM358の出力電圧を測りました。

0.583Vです…?
ちょっと、おかしいじゃないの?
計算が全然合いません。
本来ならば+入力電圧の3倍の電圧が出ているべきところです。
むむむ。
やっぱり何か異常なことが起きているようです。

念のためにLM358の−入力電圧を測ってみました。

206mV(0.206V)です。
ここは出力電圧を抵抗で分圧した、1/3の電圧になるはずですから、
0.583/3=0.194V
なので、ややずれています。
そんなことよりも、なによりも、本来OPアンプは+入力と−入力の値が同じになるように出力電圧が調整されるはずなので、これではまったくOPアンプの本来の働きをしていないことになります。

なんじゃ、これは?
一体何がおきているんじゃあ?

残念ながら、こういう事態にはテスターでは力不足です。

本日は時間がありませんので、途中ですがここまでといたします。
次回に続きます。

Legacy8080用オプションボードの製作[第10回]
2016.7.16upload

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