ワンボードマイコンをつくろう!(パソコンの原点はここから始まった)
TK80ソフトコンパチブル!8080、Z80マシン語からBASICまでこれ1台でこなせます
[第149回]
●Windows11に接続(5)スクロールバー
前回はWindows11ではカーソルがコマンドプロンプト画面の上限まで移動しないと書きました。
その代わりにスクロールバーを使うことができます。
マウスをコマンドプロンプトの右端まで持っていくとスクロールバーが太く表示されます。
スクロールバーをマウスでスライドさせることで見えなくなっていた画面を呼び戻すことができます。
しかしコマンドプロンプト画面に表示されているカーソルそのものを移動させることはできません。
スクロールバーで画面表示をスクロールすることはできますがその画面がZB3BASICでスクリーンエディタが使える範囲に再設定されるわけではありません。
あくまで「見る」ことができるだけで行の書き換えなどは全くできません。
上の画面でも前回と同じように1と0の間にカーソルがあってそこから上には移動できません。
ここで行を書き換える操作として[Enter]を押してみるとスクロール前の画面に戻ってしまいます。
スクロールバーでできるのは「見る」ことだけです。
●[PageUp][PageDown]は使えません
ZB3BASICには[PageUp][PageDown]の機能があります。
Windows7などでは[PageUp][PageDown]キーを使うことでスクロールして消えてしまった画面を呼び戻すことができます。
その場合には呼び戻した画面でもスクリーンエディタを使うことができます。
しかしWindows11では[PageUp][PageDown]キーは使うことができません。
[PageUp][PageDown]キーを使うと画面表示が乱れてしまいます。
結論です。
Windows11でもWindows7などと同じようにND80Z3.5(およびND8080など当社のその他のマイコンボード)をUSB接続してコマンドプロンプト画面でBASICなどの操作をすることができます。
しかしWindows11には前回と今回で説明した「クセ」があります。
それを理解した上でND80Z3.5やその他のマイコンボードをUSB接続して使ってください。
ワンボードマイコンをつくろう![第149回]
2025.7.20upload
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