標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第292回]
組立作業の説明の続きです。当分組立作業の説明が続きます。
●[1]RESET及びCLOCK回路(2)
1−2.集合抵抗の取付け
下の表にしたがって集合抵抗を取り付けます。
集合抵抗には5素子(6pin)のものと8素子(9pin)のものがあります。
また抵抗値にも種類がありますから間違えないようによく注意してください。
部品番号 | 部品名 | 表示、形状 |
B5 | 1Kx8 | 9pin,102 |
B39 | 1Kx8 | 9pin,102 |
B40 | 1Kx5 | 6pin,102 |
B41 | 1Kx8 | 9pin,102 |
集合抵抗にも向きがあります。
ICのときと同じように、両端の端子を少し広げておくと、基板を裏返したときに、抜け落ちたりしません。
これもICの場合と同じ注意ですが、端子を広げたり折り曲げたりしたときに、近くを通っているパターンにショートしないように、よく注意してください。
●1−3.抵抗の取付け
下の表にしたがって抵抗をとりつけてください。
抵抗の色コード表示については、T部品表([第286回])のところで説明していますので、適宜参照してください。
部品番号 | 部品名 | 表示、形状 |
R60 | 1K | 茶黒赤金 |
R60-3 | 100K | 茶黒黄金 |
R61 | 10K | 茶黒橙金 |
R62 | 10K | 茶黒橙金 |
R72 | 1K | 茶黒赤金 |
R76 | 1K | 茶黒赤金 |
R86 | 10K | 茶黒橙金 |
R87 | 1M | 茶黒緑金 |
R88 | 100Ω | 茶黒茶金 |
R88-2 | 100K | 茶黒黄金 |
R89 | 2.2K | 赤赤赤金 |
R89-2 | 10K | 茶黒橙金 |
R89-3 | 100K | 茶黒緑金 |
R92 | 10K | 茶黒橙金 |
R93 | 10K | 茶黒橙金 |
R94 | 10K | 茶黒橙金 |
R95 | 10K | 茶黒橙金 |
R96 | 4.7K | 黄紫赤金 |
R97 | 100K | 茶黒黄金 |
R98 | 10K | 茶黒橙金 |
R99 | 10K | 茶黒橙金 |
R99-2 | 2.2K | 赤赤赤金 |
R122 | 10K | 茶黒橙金 |
抵抗のリード線は柔らかいので指で簡単に曲げられます。
リード線が抵抗本体から出ている付け根のところから、気持ちだけ弧をつくる感じで90度に折り曲げると、ちょうど抵抗を取付けるスルー穴にぴったり入る寸法になります(中には取付け穴の間隔が異なっているものもあります。適宜加減しながら取付けてください)。
ICや集合抵抗と同じように、リード線を通したら、できるだけ抵抗が基板から浮き上がらないようにしっかり差し込んだあと、基板裏側で、抵抗が抜けてこないように、リード線を外側に少し折り曲げて固定します。
ハンダ付けをしたあとリード線をニッパーでカットします
抵抗をプリント基板に取付けるときは、なるべく下図の左側のように、リード線が短くなるように取付けてください。
下図の右のように取付けてはいけない、ということはありませんが、特に部品が接近しているようなところでは、リード線同士がショートする危険が出てきます。
また見た目もごちゃごちゃしていて、まるで海草の森のような感じになってしまって、余りよいものではありませんから、できるだけすっきりと仕上げられるようにしてください。
ただ、抵抗もダイオードも、あるいはセラミックコンデンサなども非常にもろい部品ですから、余りきつくリード線を折り曲げたり、強く引っ張りすぎたりすると壊れてしまいますから、無理な力を加えたりすることのないように注意してください。
●1−4.コンデンサの取付け
下の表にしたがってコンデンサを取付けてください。
部品番号 | 部品名 | 表示 |
C6 | 270pセラミック | 271 |
C6-2 | 270pセラミック | 271 |
C7 | 270pセラミック | 271 |
C10 | 270pセラミック | 271 |
C11 | 1000pセラミック | 102 |
C12 | 56pセラミック | 56 |
C13 | 56pセラミック | 56 |
C14 | 22pセラミック | 22 |
C15 | 22pセラミック | 22 |
C16 | 56pセラミック | 56 |
C17 | 100μアルミ電解 | 100μF |
C18 | 2.2μアルミ電解 | 2.2μF |
C19 | 2.2μアルミ電解 | 2.2μF |
C20 | 1000pセラミック | 102 |
C21 | 56pセラミック | 56 |
C22 | 2.2μアルミ電解 | 2.2μF |
セラミックコンデンサには極性はありませんが、電解コンデンサには極性があります。
下の図を参考にして、間違えないように取付けてください。
ハンダ付けの仕方は抵抗の場合と全く同じです。
リード線を基板の取付穴に根元近くまで通したら、基板を裏返しにしても抜け落ちないように、リード線を外側に押し広げたあと、ハンダ付けをします。
最後にニッパーで基板の裏側に残った余分なリード線をカットします。
2009.7.29upload
2009.8.23一部訂正
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