標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第293回]

●リード線折り曲げツール

前回の抵抗の説明のところで紹介するつもりだったのですが、ついうっかりして忘れてしまいました。
抵抗やダイオードのリード線を規定の幅できちんと折り曲げるのは面倒ですしなかなかうまい具合にはいかないものです。


これはなんでもないようなプラスチックの製品ですが、リード線を折り曲げるのになかなか便利なツールです。
リードベンダーというちょっとすごい名前がついています。
サンハヤトの製品です。
MYCPU80は抵抗をいっぱい折り曲げなくてはいけないので、これが1本あると助かると思います。

組立説明書の続きです。

●[1]RESET及びCLOCK回路(3)
1−5.ダイオードの取付け


下の表にしたがってダイオードを取付けてください。

部品番号 部品名 形状
D25 1ss133 透明ガラス
D26 N04


ダイオードにも向きがあります。
下の図を良く見て間違えないように取付けてください。
[注意]1SS133はガラス製で壊れやすいので、余り根元で無理にリード線を折り曲げたりしないように注意してください。


ハンダ付けの仕方は抵抗、コンデンサの場合と全く同じです。
リード線を基板の取付穴に根元近くまで通したら、基板を裏返しにしても抜け落ちないように、リード線を外側に押し広げたあと、ハンダ付けをします。

最後にニッパーで基板の裏側に残った余分なリード線をカットします。

●1−6.発光ダイオードの取付け

下の表にしたがってLED(発光ダイオード)を取付けてください。
LEDは実装密度が高くて抵抗など他のパーツと同じ文字サイズで部品番号を表示することができません。
小さい文字で番号のみを表示してあります。
番号のほかに信号名も表示してありますが、略記してあるものも多いので、番号と合わせて取付け位置を確認してください。

Gは緑色、Rは赤色の発光ダイオードです。

部品番号 信号名
272 OPCDFTCH G
281 (MCLK)E R
282 (MCLK)D R
283 (MCLK)C R
284 (MCLK)B R
285 (MCLK)A R
286 RESET R
287 POWER R

発光ダイオードにも向きがあります。
下図を良く見て間違えないように取付けてください。


●1−7.クリスタル(水晶)の取付け

部品番号 部品名
XTAL1 4MHzクリスタル


XTAL1にクリスタル(水晶)を取付けます(下図)。


●1−8. 4Pディップスイッチの取付け

部品番号 部品名
DS3 4PDIPSW


DS3に4Pディップスイッチを取付けます。
ON/OFFの向きの都合で、天地を逆にして取付けます。
図を良く見て間違えないようにしてください。
取付けるときの注意点、要領などは「1−1.ICの取付け」と同じです。



●1−9.リセットスイッチの取付け

部品番号 部品名 摘要
PS3 RESETスイッチ pushsw(大)


PS3にPUSHスイッチ(大)を取付けます。
PUSHスイッチはキースイッチ本体とキートップに分かれています。
先にスイッチ本体をハンダ付けしてから、キートップを取付けます。

PUSHスイッチは3組ありますが、仕入れの関係でキートップの色は特に決まっていません。色が異なるだけで同じキースイッチですから、色にはこだわらないで取付けてください。
PUSHスイッチには天地、左右はありませんが、端子の間隔がタテとヨコとで異なっています。
プリント基板の取付穴に合う向きに取付けてください。

キースイッチ本体をハンダ付けしたあとで、キートップを上からはめ込みます。


●1−10.電源ジャックの取付け

部品番号 部品名
J1 電源ジャック


J1に電源ジャックを取付けます。
電源ジャックは端子もランドパターンも大きいので、なかなか熱が伝わりません。
ハンダがよく溶ける程度になるまで、端子と基板パターンの両方に、ハンダゴテを少し長く当ててから、ハンダをつけるようにします。電源ジャックはICなどの半導体ではありませんから、多少長くハンダゴテを当てても大丈夫です。


2009.7.30upload

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る